新潟  柏崎・刈羽観光案内

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かたがり松


 昔、茨目の地に、白山神社、十二神社、諏訪神社が建立されていた。
 今から九十余年前、明治政府の官令により三社が白山神社に合祀され、祭り事が行われている。
 国道沿いの諏訪神社は、いつの頃か老松を御神体とするようになり、老松神社とも呼ばれていたそうだ。
 大きな一本松、直径約一米、南側へ垂れ下がった堂々とした風格のある老松、かつては、旅行く人、町に出かける人、田仕事をして休む人、子供達が遊んだ場所、誰もがこの松の下に腰を下ろして心の安らぎを感じたものだ。
 また、米山を背景に見る老松の雄姿は、今でも脳裏に鮮やかに残っている。
 今から二十余年前、昭和五十一年の秋、長い年月風雪に耐えてきた「かたがり松」は、語りつくせぬ思い出を残し、時の流れとともに静かに姿を消していった。
 あの周辺は、すっかり開発され、車の行き交う騒音の中で、昔のおもかげをしのぶことはできない。


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