☆有閑倶楽部弟1章☆

有閑倶楽部



第一章  出会い?

さてさて、お話の舞台は春の園遊会、魅録、聖四郎、紀子は、世界でも指よりの有名人。彼もこの会に出席するために集まっていたのでした。

魅録、紀子はすでに園遊会の会場に到着しており、いつものように世界の王族、貴族、社長の御曹司、玲嬢から、羨望のまなざしを受けていた。しかし、とうの本人達はそんな事にもきづかずにいつものオシャベリを楽しんでいるのである。
魅録いよいよ明後日からパリコレだね遅れないように飛行機に乗らないと
そうだね


前回もオシャベリが過ぎて乗り遅れそうになったし
今回も成功するといいわね



するといいわね? 


するに決まってるじゃん!
俺のヘアーメークと紀子のお母さんのデザインの服で

そうよね、私達がやるんだもん



この二人が話し始めると、周りには彼らの友人達が輪を作り、その外側には、彼らを人目見ようと人の和が広がっている。


これでは誰のための園遊会なのか分からない・・・
そんな状態になるのだ

でも、魅録どうしてそんなウキウキしているの?
それはね、菊のご紋の入ったお猪口がもらえるからさ
あははは、それが目的なの?お土産が?


あきれた(笑)

へー、可愛い女の子でも探しにきたかと思ったわ
それはないね。


あと、もう一つ目的があるのさ。
なんなの?
今は秘密、でも、今回あいつ来ると思うよっきっと!
ふぅ~ん


その人紹介してくれるでしょぅ?
別にかまわないけど・・・


他方、その頃もう一人の主人公である聖四郎は、秘書のキャサリンと一緒に園遊会の会場へといそいでいた。
会長、園遊会にヘリで載りつけるのはどうかと・・・
構わない。私は忙しい身なんだ、あいつらのように社交界で踊っていれば事がすむ人間じゃないそれと、明日からの休暇、きちんとスケジュール明けてくれてあるんだろうな、新学期が始まる前ぐらい休みたい
それはもちろんですわ会長それとこの書類にお目をお通しください!



なんだね?
今回の園遊会に出席なされるかたがたのリストです



聖四郎は、キャサリンからリストを受け取ると目を通し始めた。
それにしても、見栄えのしない、出席者だな。こんなことで時間を使うとは時間の無駄というものではないか キャサリン
会長、そうでもありませんわ。マンハッタン銀行のジョン会長


EU財政委員長のムッシュ、カルボネ、IBRDの敷島投資担当参事官が出席されます。アーバジャン王国で起きた内戦の後始末についてお話ができるかと思います

それも、そうだな。。。
どうかしましたか?
いや
そろそろ到着いたします。ご用意を

聖四郎を乗せたへりは、園遊会の会場上空についていた。ヘリの爆音は園遊会の会場にとどろいていた。
魅録、なんだろう、ヘリが飛んでいる


あんな低空で
出席者じゃないの?
まさか



そのとき、魅録と紀子の耳にある言葉が聞こえてきたのであった。



お、ブラックアイスアイの登場だな
あの、ファーストメトロの高林?
ああ、今日の園遊会の出席らしいぞ
やっぱり、高林きたのか
魅録は笑顔でボソッと独り言を言った。



ヘリは,そのまま、低空飛行を続け、この園遊会の出席者が使用する駐車場へ着陸をした。着陸と同時に、ドアがスライドして開き眩いばかりの金髪をもつ女性が降りてきた。その後に続き、黒のロングコートを羽織った20代の男性が降りてきたのである。彼らが降りてきたのを見計らい。係員らしき人たちがかけよってきた。
「高林様、お待ちしておりました。しかし、ヘリでこられるとは聞いておりません。予定外の事をされると困ります」
係員は、少し憮然とした態度で聖四郎にいった。



仕方がないんだ。本部での会議が長引いたのから。新幹線と、電車を使っていたら到底間に合わなかった。予定というものは変わるものなだよ
しかし、園遊会です。各界の著名人が列席されます警備上の問題もありますし


次回からは、予定どおりにお越し願いたいのですが

聖四郎は、係員を見据えていった
次回からは、気をつけるよ、


だけど、世界は24時間動いている。僕も、忙しい身だ突然と予定が変わんだよ。それは、ご承知願いたいそれと、君の世界経済がなんたるかをもうすこし勉強したらどうかなっ

聖四郎はそういって、会場へと足を向けた。
キャサリン、だから俺は嫌なのだ



会長、お気をおしずめください。そのような怖い顔をなされては」
わかってる



会場の一歩中に入ると、各界の著名人たちが談笑をしていた。


そして、この会の主催者である天皇がくるのをまっているのだ。
聖四郎が中に入るとすぐ、背中から声がかかった。
ミスターセイシロウ。いつものようにお忙しいようだね」
ミスタージョン、時は金なりといいますからね



聖四郎もまた、この招待者の中で談笑をはじめた。聖四郎の周りには、政財界の大物たちが4,5人集まっていた。ヘリの中でキャサリンからレクチャーを受けた人物たちで、ある国の復興計画について話していた。その話も終わると、大物たちはまた別の出席者のほうへ歩いていった。そして、脇にいた秘書のキャサリンも一礼をして聖四郎のもとをさった。天皇陛下のお出ましだからである。聖四郎も天皇と謁見する列に並んだ。

園遊会のメインイベントである天皇陛下との謁見それ自体は全体で30分程度で終わった。そのあと、出席者での歓談が始まっていた。そして、あちらこちらで人の輪ができ笑い声が聞こえてる。
魅録、さっきからなにきょろきょろしてるの?
えっちょっと人探しをね
人探し?



そう、今日ここに出席しているはずの人間
誰?」
ブラックアイスアイ
ブラックアイスアイ?なにその変な名前?そんな人聞いたこないよ


それに出席者の一覧にもそんな人はいないじゃない!また、間違えて名前覚えたんじゃないの?
魅録にはよくあることだし

紀子は、いぶかしげな顔をしながら魅録の顔を覗き込んだ。
それにしても、魅録がきょろきょろするおかげで、その視線の先では、彼を見てボーとする人間が増え、皿が落ちる、グラスが落ちる、失神する人がいる、テーブルにぶつかる人がいるので、騒然となっていた。



あははは、紀子、それはね、彼のあだ名だよブラックアイスアイ冷徹なる黒いひとみを持つ男。聞いたことがあるだろう?



そういえば、そのあだなどっかで聞いたことあるわ。思い出した。このまえ、ワシントンで、マンハッタン銀行会長令嬢の誕生日パーティーで聞いたわ。結局誰だかわからずじまいだったけど
うん!



今日紹介するよええっと、何処に、あっいたいたあんなところに
聖四郎は会場の隅の木下でソフトドリンクを飲みながら秘書のキャサリンが迎えにくるのを待ちながら。会場を見回していた。その時であった会場の中心あたりからこちらに向かって手を振っている男の姿が見えたしかし自分のことではないと思いさほど気に止めていなかった。聖四郎はまた出入り口の付近を見ながらキャサリンが来るのを待っていた



紀子行くよ


今日こそは声掛けないと。いろいろ話したい事がある!!
ええいいけど。。。


そー言うと魅録は人をかき分けるようにして会場の隅のほうに歩き出した

すいません。高林聖四郎さんじゃないですか
聖四郎は、いきなり背中から声を掛けられびくっとした。そして、声をする方向を振りかえると、さっき自分のほうを向いて手を振って、見るからにモデルをしている男がいた。その後ろには。美しい女性が立っていた。
あ、はい、確かに高林ですが
やっぱりそうだ。その目間違えないと思った
高林は顔を曇らせた



はあ、あの・・・
そういいかけたとたん、耳元でささやく声が聞こえた。
ちょっと失礼
そういって、その声がするほうに耳を傾けた。紛れもなくキャサリンの声である
会長この方は松竹梅魅録様です、世界的なトップヘアデザイナーであり、モデルをやっております。。。



その後ろにいるのが、泊鹿紀子様、世界でも屈指のコンピュータソフト会社 CPFインダストリーの社長であり、やはりトップモデルです。両名様とも、明後日から行われるパリコレに参加なされる予定です」

二人とも毎年毎年長者番付の順位を争ってでおります!
でもとうのご本人様達はそんなことは全然興味がおわりにならないらしくて我々がさわいでいるだけでございます!
去年の1番が魅録様 二番が清四郎さま三番が紀子様でございます
多分お名前だけは知っておられると


あ~ぁその二人かっ!
聖四郎は作り笑いをし、声を掛けた人物に向きなおした。
何か私にごようですか
聖四郎は心の中で、少し不快に思いながらも、顔色を変えずに答えた
いえ、これといって、ようではないのですが。前回も、その前も、お見掛けしても声をおかけしようと思っても、周りの皆さんが多くて・・・声がかけられませんでしたから



それは失礼いたしました。ミスターミロク。明後日からパリコレに出場なさるとか、よろしいのでか?園遊会に出席していて?
ええ、大丈夫です。今日夜の便でたてばよいのですから。あ、そうだ、この後3,4日スケジュールはあいていますか?それと、ミスターはつけないで下さい。なんか、背中がむずがゆくなるからミロクで結構です
そうですか。私は2週間ほど休暇を取っていますが、それがなにか?



よかった。お近付きといっては何ですが、私のショーをご覧になりませんか?ご招待しますよっ



ご招待を断る理由も有りませんし、お言葉に甘えたいと思います。それと、私が、あなたのような有名人を無視した、償いといっては何ですがこの後、お食事でもいかがですか?



え、食事に招待してくれるのですか?うれしいなー。ね、紀子
ええ。本当に、それに、世界で指よりの大富豪がお食事に招いてくれるなんて
大富豪なんて…そんな、キャサリン、この後の予定をキャンセルしてくれないか?



はい、


ほとんどはキャンセルできますが、18:00からの資金戦略会議だけははずせません
そうか、そんな会議が有ったな今日、わかった、キャサリン、君は先に帰っていてくれていい
わかりました・・・ でもしかし・・・



大丈夫だ
魅録は、子供のようにはしゃいでいた。そして、満面の笑みを浮かべながら聖四郎を見て



行こう行こう!!どこに連れてってくれるの?
すごく楽しみ~ぃ
魅録、そんなにはしゃいで・・・みんな見てるじゃない。すこしおちついたら?
だってうれしいジャン!!級友との再会なのだもん。よろこんで何が悪いのさっ



ええ、級友?



まさか、あのリストの名前・・・」
え、忘れちゃったの?ほら、幼稚園時代よく遊んだジャン。あっちこっち冒険いったりしたりしてさ。いつも、俺はのほほんとしていて、助けてもらっていたけど、変わってないよなー あのころから冷静だったもん
おっおぉぉ思い出した!!


あの幼稚園児のくせに妙にフェロモン出してて自分では全然きずいてなかったやつ!!思いだしたぞっ!

失礼な!!おまえだって幼稚園児のくせに妙に澄ましていたじゃない
な、なにを!!


うん?

紀子さんっていいましたっけ?池に何かありましたか?
あははは紀子!またいい男がいたんでしょう!
えっそんなことは!魅録~ぅ初めて会った人の前でそんな事言わないで
え、本当のことじゃない(笑)



紀子さん、気を付けたほうがいい、あの男あまり、いいうわさを持っていなですよ」
え、そんなー あんなにいい男なのに?本当なの、聖四郎さん」
ええ、私の記憶が正しければ、彼は裏で、女子大生を捕まえて単位売春をやっているらしい」それとさんはつけなくていいですよっ清四郎で!


じゃーぁ清四郎!本当なの?幻滅、なによ、顔がいいからってふざけたことして、そう思わない、聖四郎、魅録。だいたい、顔のいい男ってそれだけで付け上がるのよね。あーむかついてきた一発殴ってきてやろうかしら
よーっし、俺も殴りに行こうかな~ぁ!!
魅録と、紀子は元気よく腕を回し始めた



。それをみて聖四郎はあわてて、二人の腕をつかんだ
ちょっとまちなさい。こんなところで。それこそこちらの分がわるくなる。ああいう小物の手合いはほっとくのが一番ですよ。馬鹿を相手にすると移るって言いますから



でも、聖四郎!! 俺はああいう男が許せない!!
私も。聖四郎



たじたじになりながらも聖四郎はどうやって、彼らの暴走を止めようかと考えた。そして、池のほうを見ると、紀子が遠目に観察していた男がこちらを見つけたらしく、こちらにむかって歩き出してきた。
あんまりさわいでいるから、こっちにきたじゃないか、厄介な男だ。早くここを立ち去ろう。それにしても、君たち相当人気有るみたいだね。この取り囲み・・・
うん~そうかしらねー ぜんぜん気がつかなかったけど・・・ね、魅録

うん、じゃあ、僕の車で移動してディナーしに行こう!!


魅録は今とても幸せな気分だった。なぜなら、あれだけほしかった菊の御紋お猪口をお土産にもらえたし、話し掛けられなかった級友にもやっとのことで話し掛けられたのだから。その上、思いもかけずその級友から食事に誘われたのだ。自然に足が軽くなり鼻歌を歌い始めたのだった!



こっちこっち、紀子、聖四郎!!車きたよ」
何とか、聖四郎と紀子は人垣をこえて車の脇までついた
そ、それにしても、なんて人垣だ!かき分けるだけで疲れる・・・
そーぉ?いつものことだと思うけど? そうじゃない?魅録?
まあねー、さあさあ乗った乗った!」



そういうと、運転手が白のロールスロイスリムジンのドアを開けた。
魅録、また、車かえたの? この前の車と違うじゃない?
うん、乗りたかったから変えたんだーぁ昨日だけど


キャッシュで?うん!そーだけどなんで?
この車、いくらするかわかっているの?
聖四郎が言うと
しらないよっ!



で、どこにご飯連れてってくれるの
そうだね。石庭庵でどうかな。ゆっくりと食事ができる
紀子も目を輝かせながら聖四郎のほうを向いた。
え、あの石庭庵? 私、1度か2度しか行ったこと無い
紀子は、そういった瞬間おもいだした。あの料亭完全予約制だから、普通にいっても、食べられないと思ったけれど・・・それに、その予約も2ヶ月先まで満杯なのに、飛び込みで大丈夫?
うんうんたしか完全予約制今から行って大丈夫なの? 聖四郎
大丈夫さ



ロールスロイスリムジンは石庭庵の車寄せに入ってきた。車が到着とともに仲居によってドアが開かれた。
初めに魅録がおりた。続けさまに、紀子そして、聖四郎が降りようとしていた



石庭庵の女将が声をかけた
いらっしゃいませ。ご予約は
予約はしてません
申し訳ございません


ご予約が無いと、どのような方もお受けすることはできませんので

え、だめですかー そんなー
やっぱり、あきらめましょうよ。魅録
あきらめることはないさ、
最後から降りてきた聖四郎はそう声をかけた。
女将、元気だったかい。すまないけど、大事な友人だ席を一つ設けてください、料理はそちらに任せるから
これは、これは、高林様。もうしわけございません。高林様がいらっしゃるとは知らずにとんだ失礼をいたしましたたすぐに席を設けさせていただきます。


お部屋の準備ができるまでこちらでしばらくお待ちください。
ありがとう、いつも無理を言ってすまないね
いいえ、こちらこそごひいきにしていただいて
仲居に案内され、石庭庵の玄関にあるソファーに座った
すごいなー 聖四郎、この店常連なのか?
ああ、まあね。
お待たせしました。高林様、奥の離れをご用意いたしました



そんな会話をしながら、石庭庵の離れに3人はつき、席に座った。座ったと同時に前菜が運ばれてきて、目にも鮮やかな、そして、舌を楽します懐石料理が運ばれてきた。3人は聖四郎と魅録が幼稚園小学校と9年間同じクラスにいたこと。魅録の失敗談、聖四郎の失敗談、魅録と、紀子との出会いなどが話題となった。
それにしても、魅録と、聖四郎いいコンビねっ!



なにそれ?紀子
どう言う意味ですか?
うふふ、なんでもな~ぃ


もーぉ紀子言えよなーぁ(笑)
いやだなーぁこう言う時聖四郎いつも澄ましているんだからさっ!


べつに、俺は、これが普通ですよっ
障子が開き女将が入って来た。



高林様、秘書のキャサリンさまからごご伝言です
わかりました」
ねえ、魅録思うんだけど、彼カッコイイじゃない!明日のショーに


出てもらえば?
そうだねっでもどーだろうあいつそうゆーの嫌うからなー
そう?結構いいと思うけどなー、それに彼もそういうところに出るべきだとおもうわよ。いつもいつも、書類と、画面のにらめっこなんて、もったいないわ



ふふふふふ
なに考えているの魅録?
聖四郎モデル化計画!!
わーそれ、面白そうじゃない
そのとき、聖四郎は外から戻ってきた。
すまない、本部に帰らなければいけない。明日、パリで会おうどこにいけばいいかな?



え、一緒に行かないの?
つまんないわー」
そんなことを言われても君たちだって飛行機の時間があるだろう
大丈夫だよっ!自分の飛行機で行く事に決めた!聖四郎



「はぁ。。。。」
「女将車を」
そして,3人は聖四郎が経営するファーストメトロ銀行東京支社に向かった。



聖四郎、ここが本部なのか?ずいぶん小さいな
ちがう、ここは東京支社だ魅録、ここからヘリで、新潟のファーストメトロプラザに飛ぶのさ
会長、ヘリの用意ができました。
わーヘリで出勤なんて、さすがね、聖四郎
彼らは、ジェットヘリで、ファーストメトロ銀行の統合本社であるファーストメトロプラザに飛んだ。
へー、ここが本部かさすが、世界で屈指の大銀行だね、250階建て地下10階建ての建物なんて、さすが
「何を言ってるんだよ。君たちだって、世界屈指のトップモデル、そして、大富豪じゃないか



えっそうなの紀子?
そうみたいよ。TVではそういっているわ




ほら、ワールドタイムスだ、ここに世界の大富豪ランキングがのってる、今年は魅録が1位で、俺が2位、そして紀子が3位だ。まあ、そこにある、マルチビジョンでなんか見てくれ、あと、ドリンクは向こうのミニバーにある。俺は、会議にいってくる。会議が終わった後パリに飛ぶ
「了解、聖四郎♪やっぱりもつべき物は友達だ



「失礼します。会長、国際資金戦略会議がはじまります」
こうして、魅録、聖四郎、紀子の三人は会議が終わった後に、魅録の個人所有の超音速ジョット旅客機イーグルフォースにのって、パリへ向かった。









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