ラ ッ キ ー ☆ マ ン

ラ ッ キ ー ☆ マ ン

勧誘




「お姉ちゃん、本当にごめんね」


「良いから、だから一人にして…」


私はあの子の誘いにのり、

いつも適当にしてる体育をして、

あの子のようにやっていたら部活勧誘を…ハァ…

帰宅部の私。勧誘するのならできれば文系が嬉しいのですが…

まぁ、断りますがね…

本を読む気力もなくなってしまい、新井君に悪い事をしてしまいましたね…

帰ったら読むとしましょうかね…


「寺本さん大丈夫ですか?」


「あ、新井君…」


「あ、大丈夫ですよ…本読む気力がわかないだけです…」


「重傷じゃないですか…」


「まぁ、家に帰ってから読みます…
 あ、新井君、この本 本当に面白いですね♪また新井君のオススメ教えて下さいね」


「ええ、僕のオススメでよければ…」


「…あ、新井君、さっき手塚先生が読んでたよ^^」


「本当ですか?では行って来ます…また教えますね」


「うん、ありがとう」


「じゃあ、新井君またね♪」


新井君はあの子の言葉を最後に教室を出ていきました。

あの子は彼が出ていってからも彼の出ていった扉を見つめていました。

あの子は本当に好きなんですね…


「花乃は新井君の事s「キャーーーーー!!!!」で、どんな本を借りたんですか?」


「………へ?」


「…新井君のオススメで、どんな本を借りたんですか?」


「え!!ああ!!!うん!!!私がよく読むSF的なヤツ!!!!」


「…好きなんですね…反応からして。」


「う"っ!!!」


「…別に誰彼話さないのですから言って下されば…」


「恥ずかしいもん!!」


…純粋なのですね…

姉にも恥ずかしくて言えないとは…


「お姉ちゃん!!お願いがあるの!!手伝ってくれない?!」


…ん?

嫌ですよ…私昔から貴方に恨みを持ってるんですから…


「嫌です…」


「ガーン!!でも明日も言うからね!!」


「どうぞ、ご勝手に…」


一番面倒臭い勧誘にあってしまったようです。

家でも明日もダルくなりそうですね…


これは本当に嫌な勧誘に目をつけられてしまいました…。









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