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てんかん患者の中で免許を取得・更新できる人はキッパリ分かれたと思います。
やっと『てんかんひとくくり』の法律が変えられた…
しかし、いまだ世間一般のてんかんを見る目はひとくくりが多い。
いまだ充分な啓蒙(なんて立派なものじゃなくても)が行き届いていない中で、
法的に運転免許取得・更新できるてんかん患者が出てきた。
まだ法律的に乗ることを許可されないてんかん患者が免許を取ろうと思ったら、
乗ってしまう人も乗らない人もやる事は一つ、『てんかんの自己申告をしない事』
ルーち達も一度、偽って更新しました。
社会の安全は欺かないという理屈で警察を欺く事を許してもらおうと思ったわけです。
倫理を法律より優先して守るのならそれでも構わないのでは…と。
しかし、改正法をも無視して運転し、事故を起こすてんかん患者がいる中で
今、免許取得・更新だけで、運転しなければいい…
それを言えば、それこそ改正法を空文化しかねないのではないでしょうか?
改正法に違反した免許で事故を起こしたてんかん患者が
自己申告を偽って免許取得・更新し、なおかつ、その点では裁かれず、
運転をして事故を起こしたという事でのみ裁かれる事になったら…
『運転してはいけない者』が『運転許可』を得られる…これが堂々とまかり通っていたら
多分、世間一般に、ものすごい不公正を感じさせる種にならないでしょうか?
例えば免許取得・更新時、視力検査は簡単にできて、眼鏡をかけても見えなければ
合った眼鏡でもう一度ですよね。
でも脳波はそう簡単にとれないから検査しない…
脳波検査が視力検査並みに簡単だったら、てんかん申告・診断書は当然の義務になります。
言わなければ人には分からないから、簡単に通ってしまう。
簡単に調べられない事を悪用している…そう言われても仕方がなくなります。
てんかん患者の一部が法的に運転できるようになって7年経っていません。
その間、社会にてんかんの理解が進んだかと言えば否です。
李下に冠を正さず…
スモモ畑がしょっちゅう泥棒に遭っていて、知らない人がその下で冠を正すのを見たら
畑の主から泥棒と思われる公算、大です。
一緒にいる人まで冠を正さないのに仲間と思われて罵倒されるでしょう。
でも、畑の主と知り合い信頼を置かれるようになれば、冠を正しても泥棒とは思われなくなる…
今のてんかん患者の立場では、疑われるような事を慎む…
それが、車に乗れるようになった仲間へのはなむけであり、
自分の未来に対しても、てんかんの子供達に対しても、社会に信用を積む事になると思います。
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