あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

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星はあなたに何を語る?


星はあなたに何を語る

ブログをスタートしてから一年に一話ずつ、或る日記シリーズを書いています。
『星空と少年』シリーズです。
このフリーページでは過去に書いた「星空と少年」シリーズをまとめています。






『星を見上げて』 2008-09-27日記






ある夜のこと

地球の何処かに住む一人の少年が

夜空を眺めていました



果てしなくどこまでも広がる宇宙

星が見渡す限りに散りばめられていました



その美しい光景を眺めていた少年は

星って綺麗だな、と呟きました



そして、ふと少年は考えました

星という字は、『日』の下に『生』って書くんだ・・・



日の下で生を受けているから星なのかなあ・・

でも

日の下で生きているのは

犬や猫、キリンやライオン、全ての動物

そして人間だよ

星じゃないよね



星って字は

『日』の上に『生』と書くのが正しいと思うよ

だって星ってさ、いつも頭の上にあるんだもの・・・

少年は心の中で呟きました






時を同じくして

地球から100万光年離れた惑星で

宇宙人の子供が空を見上げていました



その宇宙人の子供は

目に映る星を眺めながら呟きました

「あそこに見える青い星・・・

いつも自分の頭の上で輝いている

とっても綺麗だなあ」






地球人の子供と

宇宙人の子供

二人は同じように頭上を眺めていました



でも実は

彼らは遥か遠い彼方の場所から

お互いを見つめ合っていたのです









(以上、2005年5月の過去日記『星を見上げて』より)













『星空と少年』




「願いって、どうすれば叶うの?」

夜空に広がる星雲を見つめながら、少年は呟きました。



今日は沢山の出来事があったんだ。

楽しくて面白おかしいことや、頑張ったのに誰からも褒めてもらえなかったこと、

色々なことが起こったけど、

明日は今日よりも楽しいことが いっぱいあるかなあ・・・・・。




夜空に広がる星雲の下、少年の御爺さんがたずねました。

「この綺麗な星たちを見ながら、君は何を願うんだい?」

二人は夜空を眺めながら、宇宙の遠くで瞬きする星を一緒に見つめていました。



明日も友達がいっぱい出来るように。

楽しくて面白おかしいことが沢山起こって、

そして、頑張ったことが皆から褒めてもらえるってことだよ。




御爺さんは少年に言いました。

「君に大切なことを教えてあげよう」


星屑が散りばめられた青い夜空の下、少年は御爺さんの話す言葉の先に耳を傾けました。


「明日、沢山面白いことが起きて欲しいのなら、今日を精一杯の笑顔で過ごすことだ。

そして、

明日、沢山の友達と巡り合いたいのなら、今日出会った友達の笑顔を思い出すことだよ。

今日、誰からも褒めてもらえなかったのなら、何が良くなかったのか胸に手を当てながら考えてみなさい。

君が、この夜空に浮かぶ星たちのように、

本当に ひたむきならば、

明日は必ず、素晴らしいことが沢山待ってくれているはずさ。

君の目に映る、いっぱいの綺麗な星たちだって、

君が毎日キラキラ笑顔で輝いてくれることを望んでくれているんだよ。

星が、いつだって輝いているのは、

君の大切な願いを叶えてあげたいからなんだ」


二人は夜空を眺めながら、宇宙の遠くで瞬きする星を一緒に見つめていました。



願いって、必ず叶うんだね!

この沢山の星たちも、

僕が大切に願うことを、遠い場所から待ってくれているんだね。






夜空に広がる星雲を見つめながら、少年と御爺さんは微笑みました。

果てしなく広がる夜空の星屑たちも、

そんな二人を祝福してくれているかのように 遠くからキラキラ美しい光を奏でてくれました。




星空










(以上、2006年8月11日の過去日記『星空と少年』より)











『星はあなたに何を語る』





それは或る透き通った夜のこと。

一人の少年が窓辺から夜空を眺めていました。

夜空には無数の星屑が散りばめられていて、少年は暫くその綺麗な星空を見つめていました。



すると、沢山の星の中の一つが少年に話しかけました。


「君は生まれて何年たつんだい?」


少年は星に向かって「 7年だよ 」と答えました。

そして今度は少年が星にたずねました。


「あなたは生まれて何年になるの?」


星は少年に「 もう、かれこれ 7億年くらいかな 」と答えました。

少年は少し嬉しくなりました。歳が似ていると思ったからです。

少年は星に言いました。


「7年と7億年って似ているね」


星は少年に言いました。


「ちょっと違うけど、同じようなものさ。君とわたしは歳が似ているし考え方も似ている。友達になろう」


星の言葉を聞いて少年は、また嬉しくなりました。

友達が一人ふえたからです。


「よろしく、星さん」 

少年は挨拶しました。


「こちらこそ、よろしく」

星も少年に挨拶しました。






次の夜、少年は友達になった星に質問しました。


「どうして昨日の夜と同じ場所で同じように光っているの?」


星は少年に答えました。


「いつも同じ場所で光っているわけじゃないんだ。少しずつ移動している。君が気がつかないくらいの距離をね」


少年は少し考え込んでから、また星に質問しました。


「じゃあ明日は別なところへ行ってしまうの?」


星は「少しずつね。君が気がつかないくらい少しずつ」と少年に答えました。






次の日になって少年は一日中、星の言ったことを考えました。

星は少しずつ、どこへ移動しているんだろう。

どうして、少しずつなんだろう。

星も自分みたいに、あちこち色んな友達のところへ走ったりすれば良いのに。






その夜、少年は昼間に自分が考えたことを星に話しました。

星は少年に教えました。


「わたしが少しずつしか動かないのは、星を眺めながら砂漠を旅をしている人のためさ」


静かに耳を傾ける少年に向かって、星は話を続けました。


「わたしが毎日違う場所に忙しそうに飛び回っていたら旅人だって道に迷うだろう?私には責任があるんだ」


難しい話だね、と少年は星に言いました。

難しい話さ、と星は少年に言いました。


「生まれて7億年もたつからね、何か一つくらい責任を持たないといけないのさ。生きているのだから」


星は話を続けました。


「君が通っている学校の先生が授業中に走り回ったり眠ってしまったりお菓子を食べ始めたら大変だと思わないかい?」


学校の先生が授業中に走り回ったり眠ってしまったりお菓子を食べ始めたら大変だね、と少年は星に答えました。

学校の先生は授業中に走り回ったり眠ってしまったりお菓子を食べてはいけないんだよ、と星は少年に言いました。


「だから、わたしも君の通っている学校の先生みたいに、砂漠の上を歩く旅人に道しるべとなって方向を教えているんだ。静かに少しずつ移動しながらね」


今夜も砂漠で誰かが、あなたを見ているの?と少年は星にたずねました。

今夜も砂漠で誰かが、わたしを見ている、と星は少年に言いました。






次の朝、少年は学校に行くと先生に質問しました。

「先生は授業中に眠ってはいけないんだね?それが先生の責任なんだね」

先生は少年に答えました。

「その通り、それが私の責任だ。君も授業中に眠ってはいけないよ」






長い夏休みが始まり、少年は家族と一緒に別な町へ旅行に出かけました。

そして長い夏休みが終わり、少年は家族と一緒に家に帰ってきました。

夜になって少年は夜空を見上げました。

友達の星は、もうそこにはいませんでした。

「少しずつ何処かへ行ってしまったんだね、もう逢えないのかな・・・・・」

少年は寂しくなって、そう呟きました。

すると何処かから声が聞こえました。

「来年になれば、また逢えるよ」

遠くで輝いていた別の星が、少年に話しかけてきたのです。

少年は また一人、友達が出来たと喜びました。



星空



いつしか少年は大人になり、旅人になりました。

そして砂漠で夜空を眺めている時、

子供の頃に友達だった星と再会しました。

少年は30歳を過ぎていましたが、星は7億歳のままでした。

「また逢えたね」

大人になった少年は星に言いました。

「いつでも逢えるさ」

星は、大人になった少年に微笑みかけました。






(以上、2007年5月の過去日記『星はあなたに何を語る』より)















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