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2010.09.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私と一緒に働いている人の義母が癌になり
そろそろ危ないらしいということで
彼女たちは先週カリフォルニアへと旅立った
そして、今日の月曜日久々に仕事場に顔を出したんだけど...
結局義母の死に際には間に合わなくて
葬式を終わらせて帰ってきたんだけど
そりゃもう...大変だったらしい
その義母には彼女の旦那のほかに
4人の子供たちがいるらしいんだけど
その義母を火葬するのか、土葬にするのか
どこへ埋葬するのか、
この兄弟たちが揉めにもめて
結局義母を火葬してその灰を5等分して
カリフォルニアから持ち帰ってきたのはいいんだけど
その途中で、人間の死骸を州を挟んで移動させるには
許可書が必要らしく
その許可書も時間がなくて取れないまま
車につけて運んできたらしく
そして、ここまで持ち帰ってきたのはいいんだけど
これをこれからどうしようか..というのも彼女の頭痛の種らしい
日本では人が死んだら、お通夜をして火葬して
お墓へ入れるというのが普通なんだけど
アメリカでは宗教的なこととかいろいろあって
それが一般的のこととは限らないから
一概にどうしようととは言えないんだよね
日本では昔から縁起が悪いといって
死の話をすることはタブ-となっているけれど
日ごろから江原啓之教の私は
彼のいろいろな本を読んで
(父が亡くなった後にいろいろ読み始めた...)
それは大きな間違いだって言うことに気ずかされた
お葬式というのは本来は
死んだ人を神の世界に送る儀式なんだけど
そのやり方は、残された人がどうのこうのという話ではなく
本来、自分が死んだらどうやってあの世へ送ってもらいたいかを
きちんと周りの人に残しておいて
その時がきたら自分の希望に沿って
送ってもらうのが本筋だよね
たとえば、どういうところでどういうお葬式をしてほしいのか
誰に来てほしいのか
どういう音楽をかけてほしいのか
自分を思い出すためにどういうことをしてほしいのか...
アメリカの歴代大統領は大統領になった時点で
自分が死んだときのための細かい詳細を
自分で計画するらしい
何年か前にレーガン元大統領が死んだときのセレモニーも
彼がすべて生前に計画していたものらしい
そしてそれだけでなく
自分が逝った後のこともいろいろ考えて
その準備をしてあげるのが残された人たちへの愛情だと
私は思っている
数年前にアメリカの報道番組のスペシャルで
”Ready to Die”という特集をやっていて
その内容は、末期癌の女性が
自分はこの先ながくないというのがわかっていて
そのための準備をしているというもの
彼女にはまだ小学生の女の子がいるんだけど
そのことその人のご主人のために
大きなファイルキャビネットの中に
銀行口座の詳細、遺言の詳細
ローンなどの金融関係の書類
そして、自分の親戚、友達のリスト
家の中のどこに何があるか
そして自分の得意な料理のレシピとか
彼女は自分の子供にあてた手紙
たとえば、思春期になったらとうするかとか
男の子に対するアドバイスとか
デートに関するアドヴァイスとか
その上化粧の仕方なんかもビデオにとって
残していた...
これって...すごいって思った...
たいていの人は自分の残りの人生が
少ししかないってわかったら
きっと自暴自棄になって
自分の好きなことをする人が大半だと思うけれど
彼女のように、自分がいなくなっても
旦那と子供がきちんと暮らしていけるように準備してあげることが
彼女にとっての本当の家族に対する愛なんだろうな..って思った
うちでも父が4年前に父が死んで
彼も自分がそんなにはやく逝くなんて思ってなかったから
何の準備もしていなかったらしい
 父が死んでからの手続き...
いまだに、母といろいろな探し物をすることがある
今年の夏も、テレビがいきなり故障して
テレビの電波を受信するブースターを探すのに
家の平面図が必要だったんだけど
何せ父がどこへしまったのか
私らには見当もつかないから
結構探すのに苦労した..
結句まだ見つかっていないけど...
そんなこともあって私と母と弟の間では
そういう話をするのが最近はタブーではなくなっている
母はことあるごとに
私に何かあったらここに何がある..とか
家の境界線は、ここだから覚えておいて..とか
ここの鍵はここにある...とか
私たちに教えてくれている
そして今年の夏には母にずっと
聞かなくちゃいけないと思っていたんだけど
延命措置のことについて話してきた
母に、もし何かあって母が人口呼吸器などを使う羽目になって
意識がなくなった場合どうしてほしいのか...
こんなことを聞くのは気が重いけど
きちんと母の意志を聞いておいて
いざそうなったら彼女の意思に沿うようにしてあげようと思って
母も、父のことがあったので
気軽に私はこうしたいって
彼女の希望を伝えてくれたらた
子供として親の死ぬときのことを考えるのは
気が重いけれど
避けては通れないことだし
残される私たちの意思ではなく
母の意志を尊重してあげたかったから
私と旦那も2年ぐらい前に弁護士のところで
私たちの遺言状と
そして延命措置の有無について
きちんと書面にして残してきた
そうしなくては残された人たちが
苦労することになるから
うちの旦那も日ごろから彼の両親に
そのことについていろいろ話しているらしいけど
彼らは、まだ大丈夫だと思っているらしく
旦那の話を聞いてくれないらしい
彼らはカンザスだかどこだかと
オクラホマのどこかに土地を持っているらしいんだけど
私らにはそれがどこだかも全然わからない
 いま彼らに何かあったら
弟君は全然当てにならないから
うちの旦那が、全部そういう後処理をする羽目になると思う
今から頭が痛いんですけど...
今回はちょっと暗い話題になってしまいましたが
これは、きちんと家族で話し合わなくてはいけない話題だと思うし
逝くほうはいいけれど残されは人たちのことを思うと
やっぱり、自分の周りの人たちを大切だと思うなら
きちんと話し合って書面にでもしておくべきだよね
ほら...飛ぶ鳥跡を濁さず..って言うからね






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最終更新日  2010.09.21 09:49:19
コメント(6) | コメントを書く


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そうかぁ~~  
maru さん
いつも、やろうやろうと思って先送りになってるなぁ~。
読みながら納得。
でも、ほんとやっておくといいよね。
(2010.09.21 20:16:04)

ほんとね  
miffy5769  さん
私も、きちんと(法的に)遺言を作成しなくちゃ。
私はDONORなので、それだけは子供たちに言ってありますが。

宗教的と言うより、性格の問題なのか、
うちの夫やその親族は、「死」について実に無頓着です。
夫は、つい最近まで「自分が受け取れないから」と、
生命保険に加入したがらなかった「無責任男」ですし。(笑) (2010.09.22 00:43:34)

Re:Get ready for......(09/21)  
たちまゆ  さん
前に日本に住んでいた頃、似たような番組観た事があります。末期のガンだったお母さんがまだ小さな娘のために思春期に迎える初潮への知識や心得、料理のレシピ、人間関係で行き詰まった時に考えられるアドバイスなどなど、全てノートにぎっしり書かれていて、なるほどなぁ~~と感心しました。

火葬、土葬のこと、実はすごく私にとっては今とってもタイムリーな話題で最近友人とこの話をよくしてます。
例えば火葬にした場合、その灰の一部分をアメリカから日本へ持ち運ぶ事って出来るのかしら?!いろいろ規制が難しそうね・・・。

(2010.09.22 06:51:55)

Re:そうかぁ~~(09/21)  
Luke’s Mom  さん
maruさん
>いつも、やろうやろうと思って先送りになってるなぁ~。
>読みながら納得。
>でも、ほんとやっておくといいよね。

ほんとうに自分で背中を押さなくちゃなかなかできないよね...
でもしておいたほうが絶対いいと思う。
アメリカでは夫婦であったとしても、日本のように自動的に相手の持ち物が自分の物になるわけではないので、いまTrustがなくてどちらかに何かあると、州に取られてしまって、弁護士を使って州から取り返さなくてはなくなるので、時間もお金もかかるよ...
(2010.09.23 05:19:04)

Re:ほんとね(09/21)  
Luke’s Mom  さん
miffy5769さん
>私も、きちんと(法的に)遺言を作成しなくちゃ。
>私はDONORなので、それだけは子供たちに言ってありますが。

私は旦那と子供たちに死んだら、燃やして日本へ帰してくれって言ってます。みんなそれでOKです。私の希望だから...

>宗教的と言うより、性格の問題のか、
>うちの夫やその親族は、「死」について実に無頓着です。
>夫は、つい最近まで「自分が受け取れないから」と、
>生命保険に加入したがらなかった「無責任男」ですし。(笑)

それって....ちょっと無責任ですね....残された人たちがどれだけ困るかわかってない...というか...お葬式などにも結構なお金がかかるんですよね。きっと、何もしないでくれってことなのでしょうか?? (2010.09.23 05:22:00)

Re[1]:Get ready for......(09/21)  
Luke’s Mom  さん
たちまゆさん
>前に日本に住んでいた頃、似たような番組観た事があります。末期のガンだったお母さんがまだ小さな娘のために思春期に迎える初潮への知識や心得、料理のレシピ、人間関係で行き詰まった時に考えられるアドバイスなどなど、全てノートにぎっしり書かれていて、なるほどなぁ~~と感心しました。

これって絶対私たち同じ番組を見ていると思う。まさにそれ...
多分、60MINUTESか、20/20か、Datelineだと思う...
わ~!たちまゆさんも見た??まさにそれよ~
きっとだいぶ前だと思う。7-8年前かもしれない....最近じゃないんだけどやけに頭の記憶の中に残ってたんですよね

>火葬、土葬のこと、実はすごく私にとっては今とってもタイムリーな話題で最近友人とこの話をよくしてます。
>例えば火葬にした場合、その灰の一部分をアメリカから日本へ持ち運ぶ事って出来るのかしら?!いろいろ規制が難しそうね・・・。

私は、灰にして貰って日本へ帰ります。アメリカって、お墓も個人だから、今私が死んでコロラドへ埋葬されても、家族がニューヨークなんかに引越ししたら、誰も来てくれないよね。それでもって旦那はニューヨークに埋葬されたりしたら、ぜんぜん意味がない...から、私は日本へ帰ります。行くところももう決まってます....ちゃんと旦那や、子供たちや、おかあさんと弟にも言ってあります。 (2010.09.23 05:27:25)

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