検定問題(前編)


(とりあえず50問です。時間は60分)

問1 フランキンセンスに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.原料植物はカンラン科で、樹脂から水蒸気蒸留法により抽出される。
B.別名「オリバナム」や「没薬」ともよばれる。
C.しみやたるみを改善するなど肌への効果が高い。
D.新約聖書のイエス・キリスト誕生物語の中でミルラとともにささげられた香りとして有名

問2 ラベンダーに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.花と葉から水蒸気蒸留法により抽出される。
B.主な成分は酢酸ベンジル、リナロールなどで、酢酸ベンジルには鎮静作用がある。
C.学名は「Lavandula angustifolia」である。
D.原産はヨーロッパのアルプス地方の高原地帯である。

問3 グレープフルーツに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.代表的な成分はリモネンで、ホルモンのバランスを調整する作用がある。
B.使いすぎると肌に刺激が出る場合がある。
C.学名は「Citrus paradisi」で、果皮より圧搾法により抽出される。
D.使用には光毒性に注意する必要がある。

問4 ローズオットーに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.この精油は花から水蒸気蒸留法により抽出され、低温で固まる。
B.原料植物はバラ科で、学名は「Rosa domascena」である。
C.刺激が強いので敏感肌の人は注意しなければならない。
D.神経のストレスや緊張を和らげたり、スキンケア作用がある。

問5 ゼラニウムに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.学名は「Pelargonium graveolens」、「Pelargonium odoratissimum」である。
B.ホルモン分泌調整作用に優れ、生理不順や更年期障害に利用される。
C.ゼラニウム成分のゲラニオールには鎮痛作用がある。
D.原料植物はフトモモ科で、葉から水蒸気蒸留法により抽出される。

問6 ネロリに関する記述のうち、正しくないものはどれか?
A.原料植物はミカン科で、学名は「Citrus sinensis」である。
B.チュニジアのカルタゴは、良質のネロリを産出することで有名である。
C.スキンケアに優れ、老化した肌や妊娠線予防に用いられる。
D.花から水蒸気蒸留法により抽出され、抽出の時に得られる芳香蒸留水をオレンジフラワーウォーターという。

問7 スイートマージョラムに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.料理にも使われ、血液の循環を良くする作用がある。
B.主に葉から水蒸気蒸留法により抽出される。
C.原料植物はシソ科で、甘いフローラルな香りが特徴である。
D.ギリシャの愛の女神アフロディテから香りを与えられたと言い伝えられている。

問8 ジュニパーに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.抽出部位は果実で、圧搾法により抽出される。
B.ヒノキ科の針葉樹である。
C.ジュニパーベリーは、お酒の「ジン」の香りをつけるために使われる。
D.頭脳明晰作用があり、集中力を増したり、発汗・利尿により浮腫(むくみ)をとり解毒する作用がある。

問9 サンダルウッドに関する記述のうち、正しくないものはどれか?
A.作用としては、リラックス作用、強壮、抗炎症作用などがある。
B.抽出部位は心材で、水蒸気蒸留法により抽出される。
C.甘いエキゾチックな深みのある香りで、古代から宗教儀式や瞑想などに用いられていた。
D.ヒノキ科の植物で、代表的な成分はサンタロール、サンタレンである。

問10 カモミール・ローマンに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.多年草の植物で花から水蒸気蒸留法により抽出される。
B.月経周期を整えたり、通経作用がある。
C.甘いリンゴのような香りが特徴である。
D.カモミール・ローマンに含まれるアンゲリカ酸エステルには殺菌作用がある。

問11 イランイランに関する記述のうち正しくないものはどれか?
A.イランイランという名には「花の中の花」という意味がある。
B.学名は「Ylang Ylang」で、花から水蒸気蒸留法により抽出される。
C.鎮静作用や女性性を高める官能的な高揚感がある。
D.主な成分はリナロール、酢酸ベンジルなどである。

問12 ユーカリに関する記述のうち誤っているのはどれか?
A.原料植物はフトモモ科で学名をEucalyptus globulusという
B.水蒸気蒸留法により葉から抽出される
C.抗ウイルス作用、殺菌作用が強く、消炎・鎮痛作用も優れている。
D.代表的な成分はリナロールである。

問13 ローズマリーに関する記述のうち誤っているのはどれか?
A.水蒸気蒸留法により主に花から抽出される。
B.「マリア様のバラ」と呼ばれている。
C.ローズマリーはシソ科の植物である
D.頭脳明晰作用や刺激作用がある。

問14 クラリセージに関する記述のうち誤っているのはどれか?
A.クラリセージは水蒸気蒸留法により抽出される
B.クラリセージはシソ科の植物である
C.クラリセージのゲラニオールにはホルモン調節作用がある
D.クラリセージの精油は主に花と葉から抽出される

問15 ベルガモットに関する記述のうち誤っているのはどれか。
A.成分にあるベルガプテンが光毒性をしめす。
B.果皮から圧搾法により抽出する。
C.学名はCitrus bergamiaである。
D.ホルモン分泌調整作用がある。

問16 ペパーミントに関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.抽出部位は葉で、水蒸気蒸留法により抽出される。
B.シソ科の植物で、学名は「Menta piperita」である。
C.清涼感のある香りで、頭をすっきりさせ気分をリフレッシュする。
D.主な成分はシトラール、リモネンである。


問17 ティートリーに関する記述のうち誤っているのはどれか?
A.水蒸気蒸留法により木部から抽出される。
B.原料植物はフトモモ科でオーストラリア原産の常緑樹である。
C.皮膚の敏感なところでは刺激が強いこともあり、注意が必要である。
D.強い殺菌力があり、古くから傷薬としても使われていた。

問18 次のうち正しくないものを選びなさい。
A.レモンの原料植物はミカン科である。
B.カモミール・ローマンの原料植物はシソ科である。
C.レモングラスの原料植物はイネ科である。
D.ペパーミントの原料植物はシソ科である。

問19 次のうち正しくないものを選びなさい。
A.イランイランの原料植物はカンラン科である。
B.ティートリーの原料植物はフトモモ科である。
C.ラベンダーの原料植物はシソ科である。
D.スイートマージョラムの原料植物はシソ科である。

問20 次の精油のうち、スクラレオールを含むのはどれか?
A.ゼラニウム
B.ネロリ
C.クラリセージ
D.ローズオットー

問21 ラベンダー精油に含まれない成分はどれか?

A.シトラール
B.ラバンジュロール
C.リナロール
D.酢酸リナリル

問22 次のうちオレンジスイートの学名はどれか?
A. Cymbopogon citratas
B. Citrus paradisi
C. Citrus sinensis
D. Citrus aurantium

問23 次の精油のうち去痰作用がないものはどれか?
A. ユーカリ
B. ペパーミント
C. ゼラニウム
D. ローズマリー

問24 光毒性のない精油はどれか?
A.ベルガモット
B.レモン
C.グレープフルーツ
D.スイートオレンジ

問25 次の記述はA~Dのどの精油についてのものか?
「原料となるシソ科植物の葉から水蒸気蒸留法で抽出する。料理のハーブの一種としても知られており、鎮痛、加温、血圧降下などの作用がある。温かみのある薬草の香りがする。」

A スイートマージョラム
B クラリセージ
C ラベンダー
D ローズマリー

問26 次の記述はA~Dのどの精油についてのものか?
「シソ科の植物の花と葉から抽出され、強い鎮痛作用があるので生理痛や筋肉痛の軽減に効果がある。また、ホルモンバランスの調節作用も持っている。ただし、集中力を減退させるおそれがあるので高濃度での使用は避けた方がよい。」
A ゼラニウム
B クラリセージ
C カモミール・ローマン
D ローズマリー

問27 次の記述はA~Dのどの精油についてのものか? 
「原料となるミカン科植物より圧搾法により抽出する。成分にリモネン、シトラールなどを含み気分をリフレッシュさせる作用が強い。また、消毒殺菌などの作用にもすぐれているので室内の浄化にも利用できる。ただし、光毒性には注意が必要である。」

A レモン
B ベルガモット
C ネロリ
D スイート・オレンジ

問28 次の記述はA~Dのどの精油についてのものか? 
「果皮から圧搾法で抽出される柑橘系の精油で、心身の疲労を回復させる作用や抗菌作用がある。ベルガプテンという成分を含むため光毒性には注意が必要。学名はCitrus bergamiaである。」

A レモン
B グレープフルーツ
C ネロリ
D ベルガモット

問29 次の精油の抽出部位のうち誤っているのはどれか?
A.ネロリは花から抽出される。
B.ゼラニウムは葉から抽出される。
C.サンダルウッドは木部から抽出される。
D.フランキンセンスは花から抽出される。

問30 次の精油の抽出部位のうち誤っているのはどれか?
A.ジュニパーは葉から抽出される。
B.クラリセージは葉から抽出される。
C.テイートリーは葉から抽出される。
D.ラベンダーは葉から抽出される。

問31 精油の活用例として正しくないものを選びなさい。
A 目が疲れたのでラベンダーで温湿布した。
B 不眠にはローズマリーの芳香浴がよい。
C 検定試験の勉強をするので、ベルガモットを部屋に香らせた。
D 月経痛がひどいときには、クラリセージやゼラニウムの精油を使用する。

問32 精油の活用例として誤ったものを選びなさい。
A ベッドに入る前にラベンダーの精油で作ったバスソルトを湯船に入れ全身浴した。
B せきを和らげたかったので、スイートマージョラムのブレンドオイルを胸に塗布した。
C 鼻づまりにはペパーミントの吸入がよい。
D 筋肉痛にはローズマリーやラベンダーのブレンドオイルがよい。

問33 精油の活用例として正しいものを選びなさい。
A 咳がひどかったのでゼラニウムのブレンドオイルを胸に塗布した。
B 痰がからむので、ジュニパーで蒸気吸入した。
C 便秘にはラベンダーの精油で腹部マッサージがよい。
D 慢性腰痛に、レモングラスやジュニパーのブレンドオイルで温湿布した。

問34 精油のもつマイナスの作用について間違った記述を選びなさい。
A.精油を使用することでかぶれや湿疹を起こすことがある。
B.「感作」とは紫外線により皮膚に炎症を起こすことである。
C.柑橘系の精油を使用するときには光毒性に注意する。
D.光毒性の原因になる物質はベルガプテンである。

問35 次のうち誤った記述はどれか? 
A スイートアーモンドオイルはあらゆる肌質に合う。
B オリーブ油は酸化しにくいのが特徴である
C マカダミアナッツオイルは皮膚の構成に近い脂肪酸を含むのでスキンケア用としてよく使われる。
D ホホバ油は肌によく浸透するが、酸化しやすいので保存がきかない。

問36 次の基材としての記述のうち正しいものはどれか?
A カオリンは保湿効果がある。
B 塩には吸着・収れん効果がある。
C グリセリンは、発汗作用がある。
D ハチミツには肌の炎症を抑える効果がある。。

問37 次の基材としての記述のうち誤っているのはどれか?
A ミネラルウォーターでも軟水は基材に適さない。
B エタノールのかわりに、ウォッカを使っても良い。
C 塩は海塩や岩塩など天然塩を使用する。
D 無水エタノールは、アルコール濃度99%以上である。

問38 次の抽出方法のうち、誤っているのはどれか?
A.水蒸気蒸留法で抽出すると、芳香蒸留水がとれる場合がある。
B.溶剤抽出法では、溶剤に石油エーテルなどを使用し、取り出した芳香成分をアブソリュートという。
C.圧搾法で抽出すると、低温で抽出されるので成分の変化が少なく長持ちする。
D.油脂吸着法は、豚や牛の脂に繊細な花の香りなどを吸着させる方法だが、手間がかかりすぎるため現在は行われていない。

問39 水蒸気蒸留法に関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.精油を生成する過程で、芳香蒸留水が採れる場合がある。
B.水蒸気によって芳香成分を蒸発させた後、冷却して液体に戻す。
C.最も多く使われている抽出方法である。
D.装置が比較的安価で、あらゆる植物に適した方法である。

問40 圧搾法に関する記述のうち、誤っているのはどれか?
A.主として果皮に利用される。
B.低温で行えるのが利点のひとつである。
C.圧搾法で採取した香りの成分は、アブソリュートと呼んで精油と区別されることもある。
D.古くは手で圧搾しスポンジに吸わせていたが、現在ではローラーや遠心分離器などを使用する。

問41 次のうち正しいのはどれか?
A.精油2滴は約0.1mlである。
B.キャリアオイル30mlに精油3滴で濃度1%になる。
C.アロマテラピー協会ではトリートメントの際の希釈濃度は最大2%としている。
D.パッチテストは前腕部の内側に適量塗り、12時間放置する。

問42 次の文の( )に当てはまる数字の組み合わせで正しいものを選べ。
1.30mlのキャリアオイルに精油( )滴で1%の濃度になる。
2.入浴用に希釈するときには、キャリアオイル( )mlに精油5滴以下を加える。
3.部分浴は洗面器やバケツなどのお湯に精油( )滴以下を入れる。
4.吸入するときは洗面器などにはったお湯に( )滴以下をたらす。

A.6 10 3 5
B.6 20 3 3
C.5  5 5 6
D.3 10 5 5

問43 次の( )内に入る語句の組み合わせで正しいものを選びなさい。
「日本アロマテラピー協会では、( )用に作るブレンドオイルの精油の希釈濃度を1%以下としている。プロによるトリートメントなどでは精油により( )になることもあるが、( )では1%以下を目安にする。この希釈濃度は( )で使用する場合も同じである。」

A. 入浴 高濃度 ホームケア 芳香浴
B. トリートメント 高濃度 手作り化粧品 入浴など
C. トリートメント 高濃度 ホームケア スキンケア品作成
D. 入浴 低濃度 手作り化粧品 入浴など

問44 次のうち次のうち正しいのはどれか?
A.頭をハッキリさせたいときは熱めのお湯にさっと入るのがよい。
B.手足浴などの部分浴では全身的な効果は得られない。
C.半身浴は腰から下だけをお湯に入れる方法である。
D.入浴に精油を入れる場合は、10滴以下にする。

問45 次の( )内に入る語句の組み合わせで正しいものを選びなさい。
トリートメント用に希釈するオイルのことを(1)またはキャリアオイルといい、いろいろな種類があるがすべて(2)である。作った(3)はできるだけ1回で使い切るのが基本だが、余った場合は(4)に入れて保存する。

A. ベースオイル 食用油 ブレンドオイル プラスチック容器
B. ブレンドオイル 鉱物油 ベースオイル 遮光瓶
C. ベースオイル 植物油 ブレンドオイル 遮光瓶
D. ブレンドオイル 植物油 ブレンドオイル プラスチック容器

問46 次のうち正しい組み合わせを1つ選びなさい。
1.精油は揮発性であり、水にも溶けやすい。
2.精油は植物中に含まれているときよりも濃縮されているので、取り扱いはしっかりとした知識が必要だ。
3.精油とオリーブ油のような植物油は基本的に同じ油である。
4.油に溶けやすい精油の性質を脂溶性又は親油性という。

A.1と2
B.1と4
C.2と3
D.2と4

問47 精油の取り扱いについて正しくないものを選びなさい。
A.原液を直接肌につけたり、点眼してはいけない。
B.引火の危険性があるので火気のそばでの使用には注意する。
C.3才未満の乳幼児には芳香浴以外の方法は行わない。
D.妊婦に対して、精油は使ってはいけない。

問48 温湿布法について誤ったものを選びなさい。
A.温かい湿布が完全に冷めるまで行う。
B.精油を1~3滴加えて行う。
C.慢性のトラブルに効果的である。
D.異常を感じたら中止する。

問49 次の( )内に入る語句の組み合わせで正しいものを選びなさい。
植物が精油を分泌するのは、(1)や種子を運ぶため、鳥や昆虫を引き寄せる(2)、逆に害虫やカビ、細菌等を防ぐ(3)などで、ほかの植物の種子の(4)を抑えたり、汗のように日射から果実を守る目的があると考えられている。

A. 花粉 誘引効果 忌避効果 飛散
B. 受精 誘引効果 忌避効果 発芽
C. 受精 忌避効果 誘引効果 発芽
D. 花粉 忌避効果 誘引効果 発芽

問50 次のうち正しい記述はどれか
A.肌を引き締める作用(収れん作用)をモイスチャー作用という。
B.保湿作用をエモリエント作用という。
C.皮膚を柔らかくする作用をアストリンゼント作用という。
D.筋肉の緊張を緩める作用を鎮けい作用という。

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