☆綴れ織☆

ここではない、どこかへ




「どんな願いならば叶えられないというのか?
 世の中でさえ信じてた頃
夢は無限にある その全てを疑いもせず
 満たされていた 許されていた」

「ひとつひとつ 仕組みを知れば子供のままでは生きていけないと」

「ここではない、どこかへと胸をこがすよ」



高校生の頃の自分を思い出す。
あの頃の自分は悩んでいたけど、最後には納得のいく答えをだせていたんだと思う。


 高校1年生10月まで、放送部に所属。
将来、放送関係の職につきたいからという理由で入部。
本当は、放送部に入部する前には軽音部にもひかれていたが、仲間がいない状態でバンドを組む事の難しさを感じ入部を諦めた。
しかし、実際の放送部はアナウンスに力を入れ、私が求めていることと違った活動。
制作がしたいのに発声練習ばかりに力をいれる毎日。
アナウンサーコンクールにも全員参加したり、どうも方向が違っていたようだ。
せめて文化祭までは様子をみて続けるということで親と約束した。
そして、文化祭のあとに私は退部した。
この部活を否定するつもりはないし、ただ自分のやりたいことと違っていただけである。


このときにやりたかった、私がやり残したこと。
剣道の2段を取っていないことを思い出した。
今度は迷わずに剣道部に入部。
道場にも通って熱心に練習をした。
そして、剣道部に所属して2段を取得!
その他にも剣道部に入って、私の中で心にくぎりをつけることができた。


 剣道部に所属した頃、私は今でも信頼している友人達に出逢うことができた。
同じクラスの友人とGLAYファン同士ということで仲良くなり、一気に友人の輪が広がった。
その友人は軽音部に所属していて、他の同じバンドの仲間とも知り合えた。
共通の好きな音楽の話題で楽しんだり、部室でたむろって好きな楽器をいじったり。
心のどこかにあった、「バンドを組みたい!」って気持ちが湧き上がってきた。
いつの間にか、自分の居場所が自然とできていたような気がして。
このメンバーとなら、一緒に高校生活最後の思い出を作っていけると思って。
剣道部をやめて、軽音部に入部する決意をした。


 こうして、私は剣道部を退部した。
高校2年生の秋。
今でも覚えているのは9月のよく晴れた日で青空だったこと。
剣道部には私と同じ学年の人が1人しかいなくて、お互いに必要だった。
あっさりと部活をやめたように感じるが、すごく悩んだ自分がいた。
剣道部の友達の裏切ったような気がして。
青空を見上げた瞬間に涙がこみあげて泣きながら家路についた。


 まわりの人たちに心配や迷惑をかけていたんだなーと。
反省する気持ちもあるけれど。
自分で選んだ道は正しかったんだと思う。
やりたいことをやった達成感☆
多くの友人にも出会うことができた☆
高校生活には悔いはない!
純粋な気持ちで目標に向かって頑張って、出来ないことはないって信じてた。
願って、信じて、頑張れば。
きっとその夢は叶う。


 今の自分は弱すぎる。
あの頃の自分みたく、まっすぐに進んでみたい。
大人になるって自分の世界がものすごく広がるんだと思う。
楽しいことだけじゃなく、どんなことにも目をそむけない自分でありたい。


(2005年9月10日)


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