青空のように

青空のように

8月18日


岡山は雨が降っていて、四国も大雨らしい。
途中、瀬戸大橋を渡ったが、どしゃぶりで何ひとつ見えず。

徳島に着く頃雨がやんだ。
乗り換えて、坂東まで行く。列車のドアを自分で開けるのに驚く。
途中の駅はほとんど無人駅だった。
坂東も無人駅で、降りたのは僕ひとり。きっと、遍路に出発する人たちがドドドと群れをなしているにちがいない!と想像してたので拍子抜けした。

誰もいない田舎道をぬけ、ブラブラ歩く。曇った空のせいか、ユーウツな気分がぬけない。
予約してある民宿は、一番札所「霊山寺」のすぐそば。客は僕ひとりだった。
荷物を置いて「霊山寺」へ行く。
「霊山寺」はさすがに一番札所だけあって人も多かった。とりあえず売店で、用意してなかった金剛杖と菅笠をかってお参りする。
般若心経を見事に唱えている団体さんに圧倒されてあせる。
納経もどうしていいのかわからず、とまどうばかり。僕の後ろに並んでいた人は、結願しお礼参りに来たとのこと。自分だけが何も知らない素人(?)のような気がして落ち込む。こんなことで、この先やっていけるのかねえ。

霊山寺
1番・霊山寺。観光客でいっぱい。

夜になって風がでてくる。台風の影響らしい。
緊張と風の音でほとんど眠れず。前途多難です。



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