青空のように

青空のように

8月18日(木)


ここから、83番・「一宮寺」に向かって歩く。
住宅地の庭先や路地をグルグル迷路のように歩くので、方向感覚を失う。

路地

途中、またしても御接待。わざわざ車を止めて追いかけてきてくれた。リポビタンD。おばちゃんです。ありがとうございました。

83番から84番・「屋島寺」までは、都市部を抜けてゆく。
街中を歩くと、どうしてこんなに疲れるんだろう。

84番「屋島寺」はきつかった。昨日のしっぺ返しだ。
モーレツな暑さの中、あまり日陰もない急坂を一気に登ってゆく。

屋島
中央に見える都市部から、ここまで一気に上がってくるが・・・、まだここは登り口なのでした。このあとが、ツライ。

汗が噴出し、頭がボーッとなる。
倒れるかもしれない・・・と本気で思った。

狸
屋島の狸。有名らしいです。陽射しの強さが、わかっていただけるか・・・。
影の短さにご注目。

犬
屋島寺境内で、すっかりだらけるワンちゃん。
観光客らしい男性が寄っていくと、いきなりワンワンと吠え、僕の隣へやってきた(^。^)愛いヤツじゃ。四国を歩いて一番変わったのは、僕と犬の関係かもね。
水筒の水をあげる。
「ヒャー、冷たくておいしいねえ」と言った(ような気がする)。


85番・「八栗寺」。あー、ここも登りだあ。横にはケーブルカーまで走っていやがる。
カメラを持ち出す気にもならない。

「八栗寺」は岩肌に張り付いたお寺で、なかなかシブイ。
鳴いているセミも、クマ蝉ではなく、蜩である。
だ~れもいないので、大声で般若心経を唱える。
僕のお経と、セミの声とが岩肌に反響する。キマッタ!(笑)。

八栗寺

しかしまあ、ここまで団体さんにはまったく会わない。初めてのことです。

下りはダラダラ車道を下るだけで、特には面白くない。
86番・「志度寺」までは、海沿いの道。

休憩所1

「志度寺」目前の宿、「栄荘」に夕方到着。
客は僕ひとり。
水不足の中、僕ひとりのため風呂沸かしてもらって、なんか悪いような気になる。
ここの女将さんには、たいへん良くして頂いた。
夕食は豪華で、鯛のカシラの酒蒸しが絶品でした。
さあ、明日はいよいよ結願です。

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