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2005.03.24
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【この映画について】
この映画は1950年代の後半から’60年代の半ばにかけて活躍したエンターテイナーのの生涯を描いた作品だ。ボビーを演じるのは監督、制作も手がけるケヴィン・スペイシーだ。ケヴィンの妻サンドラ・ディー役にはケイト・ボスワース、「母」ポリー役にはブレンダ・ブレッシン、「姉」ニーナ役にはキャロライン・アーロンが演じる。
素晴らしいのは、ボビー役のケヴィン・スペイシーは全ての歌で吹き替え無しで歌っている点だ。昨年末に観たコール・ポーターの生涯を描いた映画では、一流のj歌手達が歌っていたのとは正反対だ。
【ストーリー(ネタバレなし)】
ウォルデン・ロバート・カソットことボビー・ダーリンは、ニューヨークのブロンクスで育った。だが幼少時代のボビーはリュウマチ熱に冒されて、医師からは15歳までしか生きられないとの絶望的な宣告を受けた。そんな幼い頃のボビーは、母の音楽好きの影響もあって音楽にのめりこんでいった。そしてボビーは高校時代にバンドを結成しドラムス、ギター、ピアノをマスターする。ボビーは当時人気絶頂のフランク・シナトラが出演していた、クラブ・コパカバーナへの出演を夢見ていてクラブを廻って経験を積んでいた。
そんなボビーは当時はまだ本名で出演していた。そして中華街を歩いている時にふと一つの看板を眼にした。その看板は「Mandarin」という中国ではありふれた名前だが、それにヒントを得て「ボビー・ダーリン」と改名した。そしてついに’56年に念願のレコード契約を得るが暫くはヒットに恵まれなかった。その2年後に別のレコード会社から出した曲がヒットし、彼は一躍ティーン・アイドルとして騒がれた。レコード会社は彼をその路線を押し進めたかったが、ボビーは大人のスターとしての路線を進みたかった。ティーン向けのロックを要求する会社側に背を向けて、シナトラのようなタイプを目指す。1959年にはグラミー賞を授賞し、ついに念願のクラブ・コパカバーナ出演を果たしたのもこの時だった。
クラブ歌手としてトップクラスの地位を確立したボビーは、1960年代に入ると映画界への進出を果たす。1960年に出演した映画の共演者だった当時16歳だった、サンドラ・ディーと出会い電撃婚約を発表した。だがまだサンドラは結婚するには若すぎると、サンドラの母は大反対する。ボビーはそんな母を説得して結婚するが、ボビーの生活スタイルとサンドラが願う生活スタイルとは違いがあった。その違いは何かは映画館でか今後のDVD発売の際に観てください。
その後も順調に映画活動に打ち込むボビーはアカデミー賞の候補にも挙げられたが、授賞を逸し暫くはショックで荒れていた。
’60年代も中頃になると彼の活動範囲や、周りを取り囲む環境にも徐々に変化が現れてきた。’50年代に活躍したエルビスもそうだが、ボビーの主な活動の場だったクラブ出演も減ってきた。それにはロックの台頭で、音楽家の活動の場としてのクラブの価値が替わってきていた。
当時のアメリカはベトナム戦争の影響が音楽界にも現れ始めて、フォークソング歌手達の反戦歌が幅を利かせていた。ボビーのようなスタンダード・ジャズを得意とする歌手達の活躍の場は減る一方だった。その頃のボビーは家庭内でも妻のサンドラとの関係にも亀裂が生じていた。
ボビーは家を飛び出すと、トレイラーハウスを引っ張って気ままなドライブ旅行へと旅立った。そこで彼は音楽のスタイルを変える決心をし、フォークソングへの世界へ挑戦する。更に、ベトナム戦争に触発されて政治活動にも感心を持ち始めるようになる。政治活動への時間を割いていくうちに、ボビーは選挙への立候補にも色気をもつ。政治活動に興味を抱いたボビーに危惧していたのは、歳の離れている姉のニーナだった。そのニーナはボビーに、その生誕にまつわるボビーさえ知らない事実を告白してボビーは混乱する。その衝撃的な事実とは何か?これも映画館かDVD発売の際に観て驚いて下さい。

失意に打ちひしがれるボビーだが、あるとき妻がふと呟いた一言をヒントに自信を取り戻す。フォーク歌手として観衆に受け入れられなかったボビーだが、今度は同じ曲のアレンジを工夫して披露して見た。その時の観衆の反応は?ドキドキのボビーは?もったいぶる訳では無いが、この時の聴衆の反応はボビーが期待していた通りのものだった。一体、ボビーはどういう風に期待していたのか?
こうして人生を突き進んできたボビーだが、彼は幼少時代に医師に宣告された15年の命だが徐々に彼の肉体を蝕んできた。
果たしてボビーの命はこの先どうなる?
【鑑賞後の感想】
昨年公開されたコール・ポーターの伝記映画もとてもよかったが、この映画も負けず劣らず良かった。その2作に加えて「レイ」とあわせて3作品は、単に音楽映画との括りではなくてストーリーも音楽もしっかりとしていたのには好感がもてた。
この作品では、歌手生活10周年を迎えたボビーがステージで少年時代からの自分を振り返るというユニークな設定だった。中でもそのステージに登場する少年時代のボビーと、現在のボビーが語り合うとの設定はケヴィン・スペイシーのアイデアだろうが楽しめた。





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Last updated  2008.01.14 14:59:47
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