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2005.07.06
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【この映画について】
この作品は2003年のカナダでNO.1ヒットを記録したフランス語で制作された映画である。カナダ映画といえば昨年度の外国語映画賞(フランス語)を授賞した『みなさん、さようなら。』もいい映画だった。私は昨年観た『天国の青い蝶』も心に残るいい映画だったが、これは英語で制作されていた。
今回のキャストもケベック州が舞台のために全編フランス語のセリフだ。
【この映画について】
ケベック州のサントマリ・ラモデルヌ島は人口120程の漁業しか産業がない、生活保護で何とか賄っている貧しい島だ。その島に突如としてプラスティック工場の誘致の話が舞い込んできたが、その条件は人口200人以上と定住した医師がいることだった。人口は足りないが新任町長のジェルマン(レイモン・ブシャール)は上手く誤魔化してこれをクリアーしたが、問題はこの島には医師が居ないことだった。
工場誘致でなんとか生活保護に頼る状況を解消したい町長は、唯一の銀行の窓口で長年働くアンリ(ブノワ・ブリエール)、島から一歩も出た事のないイヴォン(ピエール・コラン)の三人が中心となって医師を捜すことになった。州の医師たちに片っ端から手紙を書くが返事はなく、偶然にもルイス(デイヴィッド・ブータン)という整形外科医が一ヶ月という期間限定で来ることになる。
島民らはこの期間に島の生活を気に入ってもらい定住してもらえるようにあらゆる作戦を練ることになる。その中でも感心出来ないが、ルイス医師の滞在先の電話に盗聴器を仕掛けて嗜好や考えを全て先取りする。そうとは知らず島民の温かさを感じ始めるルイス医師。
そんな間にも工場誘致の話は、今度は他の都市へと飛び火して焦りを感じ始める町長。今度は誘致に5万ドルが必要と分かり頭を悩ませる町長だが、そこで島で唯一の銀行員のアンリから融資を引き出すように画策するがその都度本部から却下されて焦る。
一方で島民のルイス医師歓迎と受け入れ態勢は着々と進んでいく。融資の話が進まないでイライラを募らせる町長らは、今度は別の筋書きを用意して何とか工場誘致に漕ぎ着けるのに必死になる。しかしそれはルイス医師にとっては酷な話だった。
さてここから先はネタバレ防止に書かないことにする。果たして彼らが取った作戦とは?島に工場は誘致出来るのか?過疎の島の将来はどうなる?不振の漁業は復活出来るか?この辺を中心に観てください。

【鑑賞後の感想】
まさにスローライフを地で行くかのような設定の映画で、設定となっている島は実在しないそうだが映像からはとてもそう感じさせない。実際のロケ地はそれでもケベック州の陸の孤島みたいな漁港で敢行されたらしい。綺麗な田舎の漁港の映像も見所だった。
そこには産業不振、人口減少、医療機関の問題、生活保護に頼る生活などがこの映画の背景として描かれている。工場誘致のために付く数々の憎めないウソも、人間の尊厳を保ちながら何とかして生きていこうとする姿に嫌らしさは感じない。むしろそこまでやるかな~、とほのぼのとする後味のすっきりとする作品だった。





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Last updated  2007.09.30 21:27:19
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