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こんにちは。
駐車が苦手な、檜山振興局地域政策課の丸出ダメ夫です。
特にバックしながらの駐車は苦手です。
男は前だけ向いて生きて行くのさ・・・イタッ(*o*)☆\(- -)
さて、今回の放送は、「伝統!上ノ国八幡宮例大祭に行っちゃった。(中編)」です。
■伝統の御徒士行列
上ノ国八幡宮例大祭では、「御徒士行列」(おかちぎょうれつ)が行われます。
この御徒士行列は、江戸時代中期頃からはじまったと言われており、当時、この地を治めていた松前藩が、上ノ国町の人々に敬意を表して、原則武士だけ認められていた正装である裃(かみしも)の着用を例大祭に限って、町民に許したことに始まっているそうです。
なぜ、松前藩が上ノ国町の人々に敬意を表したのでしょう?
松前氏は、当初蠣崎氏を名乗っていました。
1470年頃、初代の蠣崎信広が、現在の上ノ国町にある勝山舘(かつやまたて)に山城を築くと、1514年に2代の蠣崎光広が松前に移るまで、蠣崎氏の本拠とされていました。
松前に本拠が移ってからも、しばらくは勝山舘には城代が置かれており、松前氏にとっての重要な拠点だったそうです。
なるほど~、だから町の方々に敬意を表したんですね。。。なっとく。
ということで、ダメ夫と蝦夷バカ貝さん、略して「蝦夷バカさん」(って、ほとんど略されてないような気もしますが・・・(-_-;))は、上ノ国八幡宮例大祭が始まる2時間ほど前に、着替えを始めるのでありました。
■装着!裃(かみしも)
集合場所に着くと、既に町の皆さんが何人か到着し、着替えを開始していました。
普段着慣れない、どころか、人生で初めて着る裃。
一人ではまったく着ることができましぇん(T_T)。
「パジャマでおじゃま」に出てくる子供達よ!一人でパジャマに着替えて偉いぞ(関係ないけど)、とぶつぶつ言っている内に着替える番がやってきました。
昔の人は一人で着たんですかねえ、と着付けを手伝ってくれるお母さん達に聞いたら、「時代劇でも奥さんが着せてるから、一人じゃあ難しいんじゃない?」って。
「そういえば、某TVの大岡越前に出ていた加藤剛も、奥方役の人に手伝ってもらってましたね」、などと時代劇話で盛り上がっているうちに、裃装着完了!
いや~似合わないこと、似合わないこと(^^;)
記念撮影しましたが、とても皆さんにお見せできません。あはは~(´▽`)。

(写真左)着付けしてもらう皆さん。
(写真右)お腹の所のひもを十字に束ねて、結びます。裃を着る機会が全くないので、一人では何をしたらよいのか、まったく分かりません・(^^)
■いざ、いざ、出発!
着付けが終わって、上ノ国八幡宮まで徒歩で移動。
朝方の雨で路面が濡れていたので、衣装が濡れないように気を付けて歩きます。
足には「わらじ」を履きました。これまた人生初「わらじ」。
アスファルトの上を歩いて行くと、すぐ足の裏が痛くなります。衝撃が腰にも負担らしく、腰も痛い(>_<)。
でも、土の上だと楽チンでした。土ってすごいねえ。。。
上ノ国八幡宮に到着すると、一緒に町を歩く紋付き袴を着た皆さんや、はっぴを着た子供達が集まっていました。
ダメ夫達御徒士行列の参加者も、神主さんにお祓いをしてもらいます。
(写真)御徒士行列に参加するダメ夫達をお祓いしてくれる神主さん。
雨も上がって日が差してきました(^^)
お祓いが終わると御神酒をいただきます。
下戸(げこ=お酒が飲めないこと)のダメ夫は御神酒を飲めないので、飲んだことにして、準備完了(^-^)。
一緒にもらったお菓子(砂糖菓子)をいただきました。甘くて懐かしい~(^o^)。
(写真)お祓いが終わると、御神酒をいただき、さあ、出発です!
■勇壮!やきたり隊!
御神輿や天狗さん達が境内を出発し、ついにダメ夫達御徒士行列の出発です。
御徒士行列では、陣笠を被り、刀を下げた隊長を先頭に、「やあー!」「来たりー!」と、勇壮な掛け声を発しながら、一歩ずつ左右に足を大きく踏み出します。
このため、御徒士行列は「やきたり隊」(やきとり隊ではありません・^_^;)とも呼ばれていました。
(写真)境内を出発する御徒士行列。通称「やきたり隊」。一番の晴れ姿に、沿道の皆さんもカメラを構えます。
はじめて参加するダメ夫と蝦夷バカさんは、先輩隊員に、歩き方を教わろうとしたら、先輩隊員曰く、「はじめてでも、境内を出るまでに覚えちゃうよ」とのこと。
ということで、隊列の一番後ろに付いて、見よう見まねでスタート。
足を上げる際には、軽く腰を沈め、2度ほど足をちょんちょんと地面に付いてから、大きく足を上げ、踏み出して進みます。
(写真)先頭の二人が「やあー!」と声を上げ、それに合わせて全員足を大きく上げます。次に、後ろの一行が、「来たりー!」と声を上げながら、足を踏み出して進んで行くという独特の足運びなんです。
(写真)陣笠を被り、刀を持つ隊長とやきたり隊。刀は2本差しで、2キロ以上あるとのこと。隊長「腰に来る」、と言ってました(; ;)
■伝統の火を絶やさない!
江戸時代中期からの御徒士行列も、昭和40年頃に一度、途絶えてしまったそうです。
しかし、上ノ国町の皆さんの熱い想いで復活!!
今に続いているのです!!!
このお話を知って、ぜひ、御徒士行列に参加してみたいと思ったダメ夫なのでありました。
御神輿や天狗さん、やきたり隊がやってくると、行く先々の民家では、お酒や料理でもてなしてくれます。
やきたり隊も「やあー!、来たりー!」と「やきたり」をして応えます。
最初は、お酒や料理をいただいてもいいのかなあ、と遠慮していたのですが、おばあちゃんなどの話を伺っていると、やきたり隊などと話をしたり、食べてもうのが、なにより嬉しいとのこと。
ばあちゃん、煮染めおいしかったよ。ありがとう。また来るから元気でね。

(写真左)ジュースや麦茶も用意してくれています。下戸のダメ夫もほっと一息。
焼き鳥が出る家も。「やきたり」隊が「やきとり」を食べると「やあー!きとりー」になるなあ、と言って、みんなで笑ってしまいました(^-^)
(写真右)がんばる「やきたり隊」。行く先々で、日本酒などをガンガン飲んでいるので、若干、足が下がってます (+_+;)。

(写真左)出発から2時間後。この後、飲み過ぎで隊長がしばらく無言に・・・。とぼとぼ辛そうに歩いていました~(^-^)
(写真右)出発から4時間後。かなりできあがった「やきたり隊」。あともう一息、がんばって!(>_<)。
境内を出発してから、約2時間。町内を練り歩き、花沢温泉の上にある老人ホームへやってきた「やきたり隊」。
皆さんがお出迎えしてくれました。 車いすの方もいらっしゃいます。
「やあー!」「来たりー!」と「やきたり」をすると、拍手がわき起こりました。
「ありがとう」「おつかれさま」との声に、胸に熱いものがこみ上げてきました。
こちらこそ、ありがとうございます。元気で長生きしてくださいね。
振興局の職員は短いサイクルで転勤してしまいますが、振興局に勤務している間は、管内7町が自分のふるさとです。
スタートから5時間後。上ノ国八幡宮に戻ってきたやきたり隊は、最後の気力を振り絞り、「やあー!」「来たりー!」と境内に。
やきたり隊の皆さん、本当にお疲れ様でした。
ありがとう!上ノ国町の皆さん!
ありがとう!やきたり隊!
ありがとう!やきとり!(あっ、感動が台無し・・・(=_=;)
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いつも
ありがとうございます。
■ 過去の放送
■第10回放送「憧れの奥尻航路へ出発!!」(前編)
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201208310012/
■第11回放送「憧れの奥尻航路へ出発!!」(後編)
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201209150004/
■第12回放送「秘境!奥美利河(おくぴりか)温泉『山の家』へ行っちゃった。」
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201209210006/
■第13回放送「伝統!上ノ国八幡宮例大祭に行っちゃった。(前編)」
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201209280007/
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