夢みるきのこ

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2024年11月25日
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中嶋慧さんは去年に続き今年も奨励賞を受賞されました。
タイトルは『悠悠』。今年は日本画と見まごう新しい表現を手掛けていて地道な努力の積み重ねが着実に評価を得ている様子がうかがえ非常に励みになります。絵画部門では優秀賞をとられた宮津市の細見茂樹さんの質感が素晴らしい『金魚のカルパッチョ』が印象に残りました。
彫刻では東近江市の奥田誠一さんの『surfaceー空蝉の想いー』が。

ガラス工芸では佳作の丹波市の足立秀子さんのサンドブラスト作品『青の時間』が。
写真ではいずれも力作ぞろいですが、鳥の渡りの瞬間をとらえた西脇市の宇仁菅節子さんの『さあ~北へ』、同想の作品では『ヒサゴ』、
。京丹波市の浅野三雄さんのモノトーンに徹した『故郷冬景色』、それに福知山市の大内昌夫さんの『懐旧』がモダンな老女と古民家の囲炉裏風景を活写して秀逸でした。三木市の門脇多美代の『ちょっと一休み』も省略の利いた画面構成でフラミンゴの眼に絞った映像も鬼気迫るものがありました。そして私が最も気に入った作品は丹波篠山市の岡本和代さんの『木守り柿』。タイトル通りインディゴブルーの背景に木守り柿を浮き上がらせた単純極まりない図像ですが、この映像をえるために培った歳月の重みを感じさせるものでありました。写真作品を写真にとることにちょっとためらってしまい撮らずじまいのため言葉だけで恐縮ですが、いずれも限られた素材を駆使して素材以上の表現をものしておられる作家が揃う見ごたえのあるものでありました。





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最終更新日  2024年11月26日 08時46分12秒
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