<ケース1>
─ 器用な男 ─ある日その男はやってきた。作業着を着たいかにも働き盛りという男「いらっしゃいませ!」そわそわしたその表情には少し焦りを見てとれた。ドアを開けるなり真っ直ぐ奥のトイレへ向かう。私(心の声)「貸してくださいくらいなんで言えないかなぁ・・・キレイに使ってよ、お願いだから」数十分後、男が出てきた。爽快な顔をしてエ●雑誌を読みはじめた。私(心の声)「いいわねぇ~、スッキリして。まさかガムくらい買ってくれるんでしょうねぇ?」心の声が聞こえたのか一時してコーヒーを片手に男がレジへ向かって来た。「120円です。丁度お預かりします、ありがとうございました」男が出て行った。その時にやりと笑った気がした。いや確かに笑った・・・私(心の声)「むぅ・・・なんかひっかかる。ちょっとトイレチェックしてみよ。やだなぁ汚してるかも」私の予感はずばり的中した!!ドアを開けるなり鼻をつく強烈な匂い。男子トイレをおそるおそる覗くとそこには・・・ ( ̄□( ̄□( ̄□ ̄;)!!ガーン………!! 私は息を飲んだ男子トイレの小用の中にそれは置物でも置くように当たり前の顔をしてそこにいた(正確には落としてあった)私は石で殴られたようなそんな鈍いショックを受けていた。見てはいけないものを見た時のショック。無意識にドアを閉めた。母の所へ飛んでいって事情の説明。見るとまだ外にいるではないか!!(怒)すぐに男を捕まえて詰問。男は抵抗もたじろぎもせず捨てればいいんでしょとう顔で自分のしたものを自分の手でそそくさと始末していった。あれから男は現れない。というか 「来なくてよし!」 というより逝ってよし!(小声)しばしの間、男子トイレは異臭とその汚れによって封印されたしかし・・・私の心には今でもあの時の鮮明な記憶が目に焼きついている。ひとつの心のトラウマとなってというか・・・男はなぜそこにしたのだろう?そこにする意味はなんだったのだろう?まさか「見てもらいたいフェチ!?」なわけないか。女性トイレは空だったのに世の中には不思議なことが沢山ある完