放送から5日も立っちゃいましたが、9/20放送のTBSドラマ 「マラソン」 をごらんになりましたか?
二宮和也君や田中美佐子さんが出演され、結構話題になっていたので、ごらんになった方も多いと思いますが、ご存じなかった方、観たけどすでに記憶が薄れてるという方は、 番組紹介のページ やこの番組について非常にわかりやすく記事を書いておられた、恭史7777さんの放送翌日の記事 「『マラソン』の完走でなくって感想!」 などを併せてごらん下さい。情景が浮かんできて、ごらん頂いてない方でも、いろいろと感じるところがあるように思います。
ドラマの概要は 、「自閉症」 という障害を持ちながらマラソンに挑戦した、韓国の実在の青年・ ヒョンジン さんの姿を、日本版で描いた作品で、韓国でも同名の映画が作られ、大反響を呼んだとのこと、、、
ドラマの限られた時間の中で描いているので、展開が早く、どうしても「そんな簡単にはいかんやろ、、、」などと違和感も感じていましたが、思いのほか二宮君の「自閉症」役が自然なのと、田中美佐子さんの迫真の演技についつい引き込まれ、最後のマラソン大会スタートのシーン、ゴール直前のシーンには、思わず落涙してしまいました。まさに演出家の思うつぼの視聴者だったように思います。
そのスタートシーン、いろいろあって肉体的にも無理のあった主人公に、「もう走らなくていいのよ、もう十分に頑張ったんだから、、」といって彼の手をつかんで、出場を止めようとする母に、2人にとってのしんどいときのの合い言葉だった、『折れない気持ちは』~『負けない心』、『迷ったときは』~『前へ進め』を再確認してから、母の手を振りきってスタートする主人公の姿に、ポロって来ながら「そうだ、いかなきゃだよ!」とTVに向かって(そして、すぐに手抜きをしたがる自分自身に対しても)叫んでしまいました。
そしてラストシーン、ゴール直前、目標タイムの3時間寸前で、周りの人も必死でラストスパートをかけてくる中で転倒、思わず助け起こしに行こうとする弟と、それを制止する父の姿にちょっとグッと来て、後から来るランナーに蹴られそうになったり、踏まれそうになりながら、周囲のあわてる様子とは対照的に、こけたときに脱げた靴を、当然のように焦らずにいつものようにしっかりと丁寧にはき、そして父に教えられた歌を歌いながら、ゆっくりと靴ひもを結ぶ姿に、「そうだよね~、まず今しなきゃ行けないのは靴をはかなきゃだよね~、、うんうん」などと、本当に演出家の狙い通りに感動しておりました。![]()
「自閉症」という一つのテーマにスポットをあてながらも、人が生きていく上でのとっても「大切なこと」としての「夢」、「自立」、「家族の絆」といったものをしっかり感じさせてくれた作品でした。


いろいろな障害を抱えながら生きることは、本人はもちろん家族にとっても、非常に苦労や不自由な面も多く、又制限されることも計り知れないほど多いわけですが、だからといって「夢」や「希望」をもてないかといえば、そんなこと全然無くて、心身共に健常な人間よりもっと純粋に、そして正々堂々と「前」をみつめてる方が多く、感動を頂くことが多いように思います。
そして心身共に健常な人間ほど、自分の「希望」をかなえるために、自分の知恵や力に頼り、少しでも上手に無駄なく、楽に、達成しようとするあまり、「裏技」に頼ったり、「抜け道」を探したりして、「方法」より「結果」重視になり、それがうまくいったりする内に段々感覚が麻痺して、ずるいことや人をだますようなことでもしてしまうのではないかと、最近よく感じます。
障害を抱える人や、その家族の方と接するとき、必ずしも目に見えた「結果」は得られていないことがありながらも、正々堂々とした「方法」(生き方)でゆっくりとでも「前」をみて歩く姿を感じることが多く、でもそのさわやかな歩み方に多くのことを教えて頂いています。
小賢しくならずに、つまんないずるをせずに、でも「夢」「希望」は決して捨てずに、ゆっくりと、ゆったりと正々堂々と生きる。これが今の活動をしながら、みなさんに教えられた一番の宝物の様に思います。(そういいながら、すぐに手を抜き、楽な道を求め、ずるもしたくなる自分を、今も継続的に導いてくれていて、だからこの活動を続けられているんだと思っています)
ドラマの中で彼が口ずさみ続けていた、日本昔話のテーマソング「いいな~、いいな~、人間っていいな~」の世界を大切にし、子供たちに引き継ぎたいと、つくづく思った秋の夜でした。
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