BOOK OF BAR AMUSEMENTS,Charming Cheryl,THREE RIVER PRESS,2000. シンプルなパズルとバーベットのコレクション。絵を見ただけでなんとなく内容がつかめるようになっている(そうでないものも少しある)。半面、文は簡潔でセリフなどは自分で工夫しなければならない。空き瓶を使うもの、マッチ棒を使うパズル、がやや多い。難易度別索引付き。絵は詳細なものではないが、やること自体が複雑ではないので問題はない。
(C) Charles Jorden's Best Card Tricks,fulves(ed),Dover,1992. 結構雑多な印象を受けるが、かなり巧みなトリックが多い。巧妙な原理や数理トリックで観客を不思議がらせたい人にはとても向いている。なお、ここに紹介された作品の多くははヒューガードの『カードトリック事典』でも読むことができる。先人の英知に触れるまたとない文献。
Money Magic Tricks, Longe Bob, Sterling,2001. 挿絵によって、コインを消す基本的な技術を紹介。その後、基本的だが本格的な(トランプの下のコインを移動させるとか)トリックを紹介。パズル、ジョークも多数紹介。ただし、英語でないと意味をなさないジョークや、アメリカのお札でないと成立しないパズル(アメリカのお札の表記が必要なネタ)もある。
More Self Working Card Tricks ,Karl Fulves,Dover,1984. 技術を使わないカードマジックを紹介。電話を使うトリック、準備の必要なトリックもある。結構実用的と思う。
(N) Now You See It,Now You Don't,Bill Tarr,Random House,1976. マジックの重要な技法を流れのような迫力あるイラストで解説。写真より帰って分かりやすいのではないか?分野はカード、ボール、コインン、タバコ、と多岐にわたる。ボールに関しては、ここに紹介されている技術を組み合わせ、演出をつけるだけで簡単なステージマジックが出来上がるほどである。消えたボールが鼻から出るユーモラスな演出などもある。
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(S) Smart Science Tricks,Gardner,Sterling,2004. お勧めの一冊。水をかけると現れる文字、重力に逆らって転がるボール、など。
(T) The World's Best Simple Bar Tricks,Douglansky,Dell Publishing,1998. トリックは35と少な目。簡単にできるものが多い。ただ、いわゆる「バーベット」はそれほど多くない。「酒屋にあるものでできるマジック」というのがコンセプトだろう。
Tricks with your head,Mac King et.al,Randomhous,2001 題名とは少し違って、若干日用品(鉛筆とか紙とか)を用いる。あまりほかの本で見かけないトリックが多い。面白いには面白いが、品がないトリックも見られるので、観客や読者を選ぶかも知れない。
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(W) World's Best Coin Tricks,Bob Longe,Sterling,1992. 名前ほどすごくはないが、コインの技法(消したり、出したり)から、コインを用いた数理トリック、パズルなどまで簡単なものを幅広く解説。ただコインを消すだけでなく、コインをどのように再登場させるかという観点に注目しているところは、今まであるようでない。彼の本の真髄は、技法ではなく巧みさにあると思う。