mahorobaのミリタリー&模型の部屋

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★PzKpfw IV

Panzerkampfwagen IV (4号戦車)



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4号戦車   Panzerkampfwagen IV

ドイツ陸軍は再軍備にあたり主力戦車として3号戦車の開発を行っていたが、その主力戦車の火力支援用として開発されたのが4号戦車である。
車体の大きさは3号戦車とほぼ同じであったが、砲塔のターレットリングは将来の武装強化を想定して大きめに設計されていた。
このターレットリングの大きさこそが後に長砲身の75ミリ砲を搭載することが可能となり、4号戦車の利点となった。
結果、4号戦車は支援戦車にもかかわらず主力戦車として計画された3号戦車よりも長寿命の戦車となる。
ターレットリングの小さい3号戦車は武装強化に早々と限界がきてしまい、火力競争について行けず、大戦中盤でリタイアしたが43口径~48口径の75ミリ砲を搭載した4号戦車は敗戦まで使用され続けた。
1944年、陸軍兵器局がT34/85との性能比較を行ったが、全ての比較項目で劣っていると結論が出て生産中止という意見もあった。
しかし長年に渡り運用され、限界まで改良されていた本車は機械的信用と稼働率も高く、また現行の生産ラインをパンターの生産ラインに切り換える時間のゆとりもなく生産が続行された。
T34/85に全ての面で劣っていたが、熟練した優秀な乗員が操る4号戦車はT34に勝利することも多々あった。
決め手は火力、48口径の75ミリ砲だった。
7.5cmKwK-40 L/48は通常の徹甲弾PzGr39でも1000メートルの距離から垂直104ミリの装甲貫徹力があった。
高速徹甲弾PzGr40を使用した場合は133ミリを貫通した。
A型からJ型まで各種タイプがあり、生産台数は8500輌~9200輌。
この他にも突撃砲や対空戦車等の派生型が多数ある。

<IV号中戦車A型>

全長:    5.60m
全幅:    2.90m
全高:    2.65m
全備重量:  18.4t
乗員:    5名
エンジン:  マイバッハHL108TR 4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
最大出力: 250hp/2,600rpm
最大速度: 35km/h
航続距離: 140km
武装:    24口径7.5cm戦車砲KwK37×1 (122発)
        7.92mm機関銃MG34×2 (3,000発)
装甲厚:   10~20mm

<IV号中戦車F2型>

全長:    6.62m
車体長:   5.92m
全幅:    2.84m
全高:    2.68m
全備重量:  23.0t
乗員:    5名
エンジン:  マイバッハHL120TRM 4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
最大出力: 300hp/3,000rpm
最大速度: 40km/h
航続距離: 200km
武装:    43口径7.5cm戦車砲KwK40×1 (87発)
        7.92mm機関銃MG34×2 (3,150発)
装甲厚:   10~50mm

<IV号中戦車H型>

全長:    7.02m
車体長:   5.89m
全幅:    2.88m
全高:    2.68m
全備重量:  25.0t
乗員:    5名
エンジン:  マイバッハHL120TRM 4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
最大出力: 300hp/3,000rpm
最大速度: 38km/h
航続距離: 210km
武装:    48口径7.5cm戦車砲KwK40×1 (87発)
        7.92mm機関銃MG34×2 (3,150発)
装甲厚:   10~80mm




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