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この食物のうち、食する側が何らかのエネルギーに変換する現象を「栄養」と呼び、また、ほとんどの食物には「栄養素」が含まれています。栄養となる主たる成分の総称が「栄養素」ということです。
栄養素のうち、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5つの成分は、5大栄養素と呼ばれています。
5大栄養素のうちでも、筆頭に挙げられているのが「糖質」であり、糖質を受容器官、つまり舌で感受するのが「甘味」です。
そもそも、「甘味」に関しては人間に限らず、動物の舌には「甘味」を受容するための特殊な器官が備わっているといわれています。
その「器官」は舌の味蕾というごく小さな受容体のなかにあり、いわば「鍵穴」に例えられます。「鍵」にあたる「糖」がその鍵穴に収まったときに、「甘い」と脳は反応するのです。
鍵穴に収まるのは、必ずしも「糖」だけではありません。よく似た形の「鍵」であっても分子構造が「糖」の形に近ければ、脳がだまされてしまうこともあるのです。
これを応用したのが、「歯磨き粉」と「ダイエット甘味料」
前者は主に「サッカリン」という成分が、後者は「ステビア」が代表的ですが、これらは分子構造が「糖」とよく似ているいるために、全く成分が違っても脳は甘いと判断するのです。
話が逸れてしまいましたが、つまり「甘い」ことは基本的には「快感」を伴うことでもあるのです。そういう意味では、快感を伴う食物、「お酒」も、アルコールによる快感を得られる物質ですが、アルコールとは、基本的にはも「糖」から「二酸化炭素」を分解したものであり、「糖」の変化したものでもあるということです。
また、人間が生まれて初めて口にする「栄養素」つまり「食物」は「母乳」であり、「母乳」は乳糖を含む「甘い」食品であったというのも、うなずける事実ではないでしょうか。
(続く)
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