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2010年11月20日
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今日は神奈川県立近代美術館の葉山館に行ってきた。
古賀春江展をやっていたからである。

古賀春江の絵は、東京国立近代美術館で見ていた。
ジャンル的にはシュールレアリスムに位置づけられる作品で、それゆえ私はそれなりに好きであった。
ただ、彼は38歳で死ぬまでのあいだに画風をいろいろ変えていたということも、情報としては知っていた。
(あの時代の人はそういう人が多いのか?)
今回は、各年代のものが集められているということだったので、足を延ばしてみたのだ。

感想は…
良かった、とは言える。


詩情あふれるセザンヌ、というような印象。
あるいは、作品群を見ていて思い出したのは、萩尾望都さんの原画を見た時の印象だった。
描かれた人物や風景自身が何かを語っている、という感じか。
表面的には誰にも真似のできない画家独自の個性的な色・構図だけれど、描かれた対象の存在そのものまでを画家が内部に取りこんでしまった(そしてそれを自分のものとして吐き出した)という感じはしない。

展覧会の最初にこれらの作品群に圧倒されたのだけれど、その後は作品と共鳴できないまま意識が離れて行ってしまった。
画家自身は、自分の画業の道のりをどう感じていたのだろうか。

いずれにせよ、38歳で亡くなってしまった、というのは惜しいとしか言いようが無い。
同じ夭折で変遷の画家でもあった速水御舟などは、「駆け足でやることをやりきった」(そして天に召された?)という印象があるけれど。

そんな感想の展覧会でした。
期待していた美術館は、ロケーションも良くてまずまず。
レストランは眺めが良いけれど、展示室の「つなぎ」の部分でもところどころで海が見えるように設計すれば良かったのになぁ。





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最終更新日  2010年11月20日 21時43分12秒
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