2010/09/25
カテゴリ： autumn
不思議な色の変化をします。
真白く咲き始め、お昼すぎから薄桃色に変わり、
そして夜になると、もう少し濃いピンクになって
翌朝にはしぼんでしまい紅色に変わります。1日花です。
たった、１日の命を、精一杯、妖艶に姿を変えていく花。
そしてやがて葉は紅葉します。
芙蓉は、一日で花がしぼむ事から、儚い花とも云われます。
この花の色の変化を見た昔の人が、
お酒に酔っていく風情に見立てて
「酔芙蓉」と名付けられたようです。
芙蓉とハイビスカスは同じ仲間。
「繊細な美」「しとやかな恋人」が花言葉である芙蓉と、
情熱的な南国のイメージを持ち「新しい恋」が花言葉の
ハイビスカスが親戚だなんて、対照的で面白いですね。
芙蓉の花のように美しいしとやかな顔立ちの事を
「フヨウの顔」と言うのだとか・・・
中国、後蜀（ごしょく）の後主昶（こうしゅちょう）は、
居城のある成都に、160Ｋｍもの長さにわたり芙蓉を植え
数千人の美女たちと艶やかさを褒めたたえたと言われています
それでは、妖艶な酔芙蓉をお楽しみ下さい。
音楽は、松田聖子さんの「いくつの夜明けを数えたら」
しっとりと、素敵なバラードです。
”秋の日の夕べの風に酔芙蓉花びら閉じて紅が零（こぼ）れる”
作 mako
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最終更新日
2010/09/25 05:14:05 PM
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