LAUNDRY ROOM

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2006/02/23
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カテゴリ: TRIP & TRAVEL
今回は、まるまる、天照大神 の 系譜、 瀬織津姫神 (せおりつひめのかみ) を祭神とする、1200年の歴史をもつ神社、

大出(おおいで) 「早池峯(はやちね)神社」

の、冬景色をみていただこうと思う。。

『遠野物語』に、 「大昔に女神あり」 とあるのがこの 瀬織津姫 であり、語り部さんから聞いた民話 「オシラサマ」 は、実はこの女神から出た話だというから、まさに、

遠野に「早池峯神社」あり というわけで。

たいへん趣味的な話なので、 神社 漫画 にも(笑)、 女性宮司 にも興味のない方、 ごめんなさい!

実はこの三つが相まって、

早池峯神社は見事に私の萌えツボ

どうしても行きたかった 冬の「早池峯神社」 が、江川さんからバス通りまでの間に位置すると聞いていたので、朝、徒歩でゆくつもりだったが、 伝承園まで車で送ってくれる際に立ち寄ってくださる とのこと。
甘えさせていただいた。

MILK INN 江川 から数分で、神社のすぐ下にある、 大出小中学校 。この脇道に車を停めさせてもらった。
大井出小中学校1
この小中学校は、もう生徒数がほんの数名なため、 この3月で閉校 とのこと。そう聞くと淋しい。。。
だが、住んでいる人たちは 感傷では生活ができないのだから

大井出小中学校2
校舎の横には民家が見える。グランドを手で雪かきしている方、 ここにお住まいを持つ先生 なのかもしれない。

***************

私の 「神社好き」 は、たいへんに偏った、しかもある 特殊な条件に符合するものだけ 早池峯神社 はそれらいくつかの条件を満たしてくれている神社で、 遠野めぐりを続けるtamachさん のところで 神楽の写真 を見せてもらって以来、必ず訪れたいと思っていた。
実は、その大例祭の写真がきっかけで調べて・・・ 嵌まった(笑)


つまり、 星野之宣「宗像教授異考録」 魚戸おさむ・東洲斎雅楽「イリヤッド」 などの漫画で解き明かしを試みる 風聞的な文化人類史 。風聞的でありすぎるためにその研究は異端視され、それでも在野の研究者を捕らえて離さない 民俗学・考古学的な興味 。。。

ぁ、 平たく言えば、洋の東西を問わず 、「畏れ」を知る神代の時代の人々の思いと暮らしがどっさりと詰まっていて、それが観光ではなく土地の人々に文字通り「祀られ」続けている、稀有な神社 なのだ。

遠野には、驚くほどたくさんの神社がある。神社本殿がない鳥居跡もたいへん多いという。
無知な世界のことなので、余り大きな口をたたくと関係者にはお叱りをうけそうだが、観光地である古都や正月のお賽銭などの点で感じる 「商売っ気」、それが殆んど見られないのが、遠野の数多い神社の特徴 と、私は感じた。

また、無知・異端ついでで言わせてもらうと、 大昔の遠野の生活者・暮らし向き・残された神話 などが、私の中では、 優れたアイヌ文化のコスモロジー(世界観) と、どうしても結びついてしまう。

海道 には本当の意味での「神社」はないのではないかと思い、この 遠野 が、本州の 「神社の神々」 と北海道の 「アイヌの神々」 との融合の地に思えてならない。
これは、全くの私の感覚的な思い。
ただ、 アラハバキ(神) に関して、 客人の神-荒神-火の神-蝦夷の神 と、遠く縄文まで遡って、異端も含めた 諸説は、実際にある

(スミマセン! 趣味の世界の話で、止まらなくなってしまいます。)


さて、車を停めた場所からゆるゆるとした坂を上ると程なく 左側に鳥居 が現れる。
早池峰神社1
この鳥居は、片側(右側)が、ゆるやかとはいえ崖のようになった細い道に面しているため、写真を撮るために下がりきることができず、 これがやっと撮れた全体画像
清浄の証である「紙垂(しで)」 (縄にぶら下がっている白いぎざぎざの紙 ―笑― )が、前の晩のみぞれに汚れたあとがない。
神社信仰とは無縁の私 (無縁なのです!すみません !!) でも、真新しい白い紙をみると、なんだか 神妙な気持ち にさせられてしまう。


早池峰神社2
多分、これは、 「山門」 というものかと。。。 「神門」 とも。
昭和の後期に色々と新材料で修復されているらしく、それほどの古さは感じない。

早池峰神社3
堂々とした神門 の屋根を見上げたところ、なんというのか分からないが、たいへん精巧で美しい木の組み方。
雪で覆われているが、上が苔むしている 様子が、少しだけわかる。


くぐり拝殿の写真 が・・・ ない。
どうやら間違って 削除 してしまったようだ(涙
夏、7月17日・18日は、この早池峯神社の大例祭 があり、その 神楽 はどうしても見たいので、 夏のお楽しみにしよう と無理やりあきらめる 。。。。。(泣
この神楽、 樹なつみの漫画「八雲立つ」 の中に出てくる 真剣を使った舞とたいへんよく似て 、その緊張感ある厳守さに 興味津々


早池峰神社4
冬の引き締まった空気と、覗き見える晴れた青い空と、静かな境内の高い古木。
この神社のすぐ下の 附馬牛 (つきもうし)から、作秋 嫁いだばかりという江川さんの若い女性と二人で歩く。
長い時間ではないのに、 時の進み方がとてもゆっくりしたものに感じた。


早池峰奉納殿
誰もいないのを良いことに、奉納殿の中も覗かせていただいた。
とにかく手入れが行き届いていて、 佐々木まゆみ宮司さんを中心に地元の方がどれだけ大切にしているか がよく分かる。
誰も訪れなくても、きちんとしておいでなのだ。


拝殿側から出るときに神門の裏側に 「平成2年謹写駒形印」 と書かれたこんなものを見つけた。
早池峰神社駒形印
今より遡ること600年余に端を発するもので、某寺開祖の何某が諸国遍歴、附馬牛に到り、この山に登山、参詣し、神馬の霊・・・(何か助けられたのか・・)、帰着後にその神馬の姿を写し取った駒形の札を、馬産地である当地では「愛馬の守り札」とした
とある。。。。。多分。

平成2年の奉納・・・ 宮司の家系ではないながらもこの早池峯神社を守るため に、宮司を目指して 神職学校へ進んだ佐々木まゆみさんが、26歳という若さでこの神社の宮司になった頃 なので、その時にでも地元の方から奉納されたものかもしれない。

注目したいのは・・・ここまでいうとこじつけになるが、馬の曳き手の衣装、 私にはアイヌ民族の衣装に 見えてならない。

これは境内に祀られている夫婦イチイ。 この「シデ」も、真っ白の新しいもの だった。(夫婦イチイは、画像左の寄り添った2本の木)
早池峰神社夫婦イチイ

さてさて、御神籤が置かれた銭箱に100円ずつ入れて「小吉」の御神籤も引き、そして 冬の早池峯神社をあとにし、最後の訪問場所「伝承園」へ と、送っていただいたわけだ。


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最終更新日  2006/02/24 01:19:42 AM コメント(10) | コメントを書く


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