「まもあんのバンコクライフ」 まもあん本舗Blog 

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第3章 バーンセーンへ家族旅行 11-15



 海と道路を挟んだエリアは、
 テーブルとビーチチェアがおかれ、日中はのんびりと、
 夜は、屋台が並び、注文するとそこで作ったり、
 通り側のお店で作って持ってきてくれます。
 こうなると海側の方に座ってみたいです。
 空いていました。
 陣取ります。

 まずはビールを注文。
 でも・・・思いだした。
 ウィスキーを持ってきていました。
 そこで、ぼくが宿に戻り(ということは5階まで階段登ったわけです)
 ウィスキーをもってきて、やっと落ち着きました。

 りんちーさんはビーチパラソルの立てるところにリードをとめています。
 外から借りてきた犬状態のりんちーさん、
 気配を消しているのですが、
 おかまチックな従業員さんが近づくと

 わん!

 と声をあげ、驚かします。
 さて、りんちーさんはピンポイント攻撃をなぜにする。
 どんな興味がそこにある?


 料理はちょんぷーさんが中心になり注文。
 何を頼んだか・・・・
 確か・・・ここでもイカは品切れ。
 空芯采もなかった。
 スープと炒め物を頼む。
 カニを頼んだか。
 とにかくMAX君が食べたい物を頼む

 (後日談
 おかげで、この旅から帰ってきてもMAX君は海鮮料理、
 とくにカニのBBQに興味を示すのだった)

 空には★★★

 向こうの方から空飛ぶ光がやってくる。

 空飛ぶ行灯。

 こうなると、MAX君の興味は・・・
 お父さんを引き連れ、MAX君は、空飛ぶ行灯を買いにいくのでした。
 ぼくは、ビールを頂きます。
 りんちーさんは水筒の水を頂きます。


その12 -花火-

 MAX君とお父さんが帰ってきました。
 手には、空飛ぶ灯篭(行灯)を手にしています。
 でも、天高く浮かんでいるときは、
 きれいに見えますが、
 この買ってきたのは、なんだかリサイクル用品の塊のような雰囲気。
 二人して、早速、火をつけ、

 えいや!

 と宙に投げます。

 が・・・

 灯篭はこちらに向かってきます。
 おいおい、火がついているんだよ。
 風に乗り切れず、迷走。
 最初に風を読みなさい。
 灯篭は隣の席へ向かっていき・・・
 いやあ・・・すみません・・・
 そして、もう1つ試そうとする。
 いやいや、それは待ちなさい。

 風、ないじゃん。

 無謀なり。

 でも思いがけない物を買ってきている。
 線香花火・・・・みたいなもの。
 日本の線香花火ほど繊細じゃないけども。
 どちらかというと、花火付きフルーツとか、
 花火付きカクテル みたいなのに使われる花火。
 だから、ぽとん、とおちたりしない。
 でもそれを線香花火のように手で持つところを上にして、
 火花をみると、

 なんとも、日本チック。
 いいねえ。

 と、ふと和を懐かしんだり。
 離れたところでは打ち上げ花火をしていますが、
 こういう花火は日本の方が、ドラマティク。
 そして可憐さがあります。

 しばし、線香花火を眺めます。
 りんちーさんも、ぼぼーーと眺めていたり。
 りんちーさんにはもてないからね。

 そして、もう1つの空飛ぶ灯篭を点火。

 あわわわ

 またこっちに向かってくるよ・・・・



その13 -天敵-


 空飛ぶ灯篭(行灯)の襲撃を避けた頃、
 雨が少し降ってきました。
 耐えられる雨、でも・・・やはり傘があったほうがいいか。
 従業員が1つ1つ傘をもってきます。
 大きなビーチパラソル。
 これは重そう。
 ぼくらの席のパラソルを立てる土台を見ると・・・
 ぴかぴか光るりんちーさんがいたりして。 
 正確には、りんちーさんの首輪が、 
 クリスマスツリーの電飾のように光っているのですが。
 これはりんちーさんの夜バージョン。
 でもバカンスにはあっているようで、
 りんちーさんも注目をあび、
 悪い気なさそうな顔をしています。
 (もっともりんちーさんの場合、外ではいい子ぶっているのですが)
 さて、ぼくらの席に、パラソルがやってきました。
 とたんに、りんちーさん、

 わんわわん!

 女性ぽい従業員さんはりんちーさんにとって天敵なのでしょうか。

 わんわわん!

 りんちーさん、吼えるのやめなさい。
 雨のしずくが当たったまま・・・
 あ!ちょっとまって、リードが土台に・・・
 これをはずしてやってパラソルがわが陣地に。
 りんちーさんの天敵もさっていきます。
 とたんに吼えるのをやめるりんちーさん。
 ああ、これで落ち着けるかな・・・
 かな・・・
 かな・・・
 ありゃりゃ・・・
 車が一台入ってきました。
 パトロールカー・・・
 とたんに思いだす。

 「犬禁止・・・」

 これぞ、りんちーさんの「天敵」


その14 -脱出-

 なにせぼくらは「犬禁止」の場所に
 「犬」を連れてきています。
 ぼくらだけじゃなく、ほかにも犬はいるので、ここでこうして
 食べているのですが・・・
 おいらは日本人、すなわち外国人。
 これは致命的です。
 誰よりも早く、パトカーに気がつきます。
 りんちーさんの電飾首輪の電気を消します。
 その動作に不自然を感じるちょんぷーさん。
 ぼくは目で合図します。

 きちゃったよ

 じゃあ、いくね・・

 ぼくはりんちーさんを抱きかかえます。 
 さあ・・・逃げなくちゃ・・・

 すたこら・・・

 あ!会計はお願いね。

 さあ、すたこらーーー

 視線を合わせず、通りにでて、すたこらと、りんちーさんを抱えて、
 宿へ。そして階段を登ります。
 ぜえぜえ・・・
 りんちーさん、あなた、ダイエットしなくちゃ・・・
 避難完了。 
 それから20分ほどして、皆戻ってきます。
 もう・・・・
 と、ちょんぷーさんうなっています。
 いやいや、なにいわれるか、わからないじゃない。
 ・・・
 りんちーさんはべッドの上でガムを齧っています。
 このとき時刻22:00ころ。
 ぼくはぐったりと横になります。
 テレビはついていますが・・・ねてしまっています・・・
 途中目が覚めます。
 MAX君がテレビに夢中です。
 なんか映画やっています。
 あーーー
 気が遠くなって、また寝ます。
 さて、普段、眠くはなりませんが、
 旅先とは眠くなるものですね。


その15 -帰還-

 夜な夜な朝朝、何度となく起きたり、そして、寝たり。
 なれない布団にはなれません?
 いつも以上にりんちーさんの圧ぱく感を感じたり。
 りんちーさん、毛布齧らないように。

 結局、一番に起きたのはぼく(またはりんちーさん)
 ちょんぷーさんは、ウーウー言っています。
 お兄さん家族3人、朝の海へ。
 ぼくら二人と1匹は、ノンベンタラリ・・・
 海に行った3人が戻ってくると、じゃあ、帰る支度をしようかと。
 支払いは前の日にしていたので、大家さんに、
 帰るね、といい、宿を出発。
 りんちーさんは張り切って車に飛び乗ります。

 この頃、あーりんちーさんは車好きになったなあ・・・

 と感じるように。

 ちょんぷーさんの運転は、海岸ロードを進みます。
 バーンセンは思った以上にひっそりとしています。
 スクムビット通りに出て、パタヤ方面にしばし走ります。
 すると、そこには市場が。
 ずらりと並んだ海産物。
 あーお土産どうしようか。(自分らで食べるお土産)
 車を止め、遅めの朝ご飯を食堂で済ませます。
 塩気の強いセンミー(米の麺)
 アービールが飲みたい・・・・
 イカの珍味を買い、
 カニの身が入った団子を買い、
 車はバンコクへ・・・
 早々とバンコクの我が家に着いてしまいます。

 ・・むむ・・・ちょんぷーさんの運転、以外と安定している???

 そのちょんぷーさんは、
 休憩1時間の後、
 じゃあ、いくね・・・
 と言い、田舎へ戻って行きました。


 我が家の家族旅行1弾はこうして終了。
 これからちょんぷーさんの運転で、
 家族旅行は続くのか・・・それはミテイ・・・・


 (この章、おわり)


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