健全な男女共同参画を考える!

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象の固定的性別役割分担

象の固定的性別役割分担

象は、メス象を中心とした群れ(家族)を作る。その群れには、リーダーメスがいる。また、出産には<お産婆さん>の役割をするメスがいる。オス象は通常、メス象を中心とした群れ(家族)には関わらず、オスだけの小さな群れあるいは単独で行動する。

以下、平凡社「動物大百科」から関連する部分を抜粋して紹介する。(P13~14)

アフリカゾウのメスとオスは離れて暮らすことが多い。メスは密接な血縁関係にある大人のメスとその未熟な子供たちの集まりである家族を単位として生活している。その場合、大人は互いに姉妹か2、3頭の姉妹とその子か、一頭の老メスと1、2頭の娘とその子たちからなる。子供メスは成熟すると群れにとどまり、子を産み始める。家族単位が大きくなると、若い大人のメスの小グループがしだいに分かれて別の家族単位となる。
家族単位は最長老のメス(リーダーメス)に率いられる。家族の絆はきわめて固い。協力行動はよく見られ、特に子供を守ったり指導したりするときに多い。危険を感じると、赤ん坊を中心として群れはひとかたまりになり、リーダーメスが敵のほうを向く。リーダーメスが退却を決めると、群れはぴったり肩を寄せ合って逃げる。リーダーメスが敵に立ち向かうことを決めると、群れはそばでじっと成り行きを見守っているが、たいていは敵が退散することになる。
(中略)
メス象と違って若オスは、成熟すると生まれ育った群れを離れる。大人オスは一頭か一時的に形成されるオスの群れで暮らす傾向があるがオスの群れはいつも数や構成が変わる。オス同士の社会的なきずなは弱く、協力行動もほとんど見られないようである。
(中略)
長い妊娠期間を経て生まれた子供はさらに長い間親に頼る。子供は生後3、4年まで、母親の前足の間にある一対の乳房から乳を飲む。
(中略)
出産の時にはほかのメスが新生児の周りに集まってきて、いわゆる<お産婆さん>が胎膜を取り除いて手助けをすることがある。また、ほかの象が赤ん坊が自分の足で立つのを助けることがある。このことは群れの子供に対する家族としての連帯責任の始まりを示している。


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