リタイヤ　ガーデニング

看護師、准看護師免許取得方法

看護師は専門学校3年間又は大学4年間で看護師試験受験資格が得られ、毎年3月頃に行われる国家試験を受験し（合格率９０％前後）合格すること。

准看護師は専修学校または専門学校で2年間勉強し毎年3月頃に行われる都道府県知事試験に合格すること。（中学卒業を前提としている）（合格率90％前後）

看護師と准看護師の違いとは・・・
　名称の違い
　准看護師は都道府県知事免許であるが日本国内であればどこでも通用する。
　同じ内容の仕事をしても給与が看護師より平均3万円前後少ない。
　これは雇用主側が安い労働力を得るため。
　2年間の勉強期間なので知識不足はある。卒業後知識不足を補うことが必要。
　准看護師は医師もしくは歯科医師もしくは看護師の指示のもとに働く。
　（保険師助産師看護師法より抜粋）
　准看護師は看護師に対して指示はできないことになる。

准看護師・・・
　授業料は年間50万円前後、但し看護補助者（無資格）として病院勤務しながら通学
　出来る。まずは勤務しやすい病院で面接を受けてその旨相談する。

　授業料は、病院が立て替えてくれる（いわゆるひも付き※１）場合もあるし、
　日本学生支援機構が貸し付けてくれる。

　授業は通常午後の半日なので、午前中勤務し午後授業を受けて再び勤務することも
　可能。
　2年生の1年間は病院実習になる。よって勤務は夜間になることが多くまた休日
　祝祭日の勤務は当たり前になる。

　※１ひも付きとは・・・病院に借金して、卒業後一定期間その病院に勤務し
　　　給与から一定金額を差し引かれること。労働するという縛りがある。
　　　一括支払って別の病院で働くことも可能なのか初めに確認すること。

　病院などでは宿舎を格安で提供している所もある。それだけ人手不足が深刻
　であり、それだけ勤務が厳しいということ。いわゆる「使い捨て」状態と
　言ってもいい病院もある。

　働いてみれば病院内の様々な理不尽、イジメ、福利厚生の不足などが目に付き
　他の病院がキレイに見えてしまう。しかし実態は・・・・

　大事なことは、自分は資格を取ること。その資格で働き生活するという一点を
　しっかり持つこと。
　（看護師・准看護師共に40歳前後までという年齢制限がある。学校によって
　　異なる。）

看護師
　専門学校3年間通学し（大学は4年間）卒業見込みが証明されると国家試験受験
　できる。
　専門学校は夜間の部もある。夜間は18時頃から21時頃の通学である。3年生に
　なれば日中の病院実習となる。2年間は夜間勉強するのでその間昼間働いて
　給与を貯めて、3年生の1年間は貯めたお金で生活と学費などに充てる。

　大学は昼間であり、保健師、助産師の資格も同時に取得できるようにカリキュラム
　が設定されている。

　当然であるが大卒と専門学校卒では初任給から差がある。よってそのまま年次が
　立てば生涯給与は大きな差がつく。

　大卒看護師が管理職になる場合が多い。

　なぜ准看護師と看護師という2種類の資格があるのか？
　戦前甲種看護婦と乙種看護婦があった。甲種看護婦は学校で半年間勉強した
　看護婦であり乙種看護婦は病院で見習いを1年間行った看護婦でした。

　戦後も安い労働力は魅力でありそれが准看護師と看護師になっている。
　幾度も日本看護協会は是正を訴えているが、反対勢力は根強い。

　ここで考えてほしい。
　あなたが病気になって、あなたを看護してくれる人の知識が深い人と
　浅い人ではどうですか？

　准看護師を取得し後に看護師を取得している人は多い。

　2年間もしくは3年間の学校生活は精神的に不安定になることがある。
　看護師に向いているのか自問自答してしまうこともある。
　それも人生だ。

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