マルガリータの日記

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2011年07月31日

絵本の記憶

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

前回の日記で触れた絵本翻訳講座で、講師の先生がこんなエピソードをお話しくださいました。

*先生のお話*
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私には、今はもう大学生になっている娘がいます。
私は職業がらというのもあって、娘には幼い頃から沢山の絵本を読んであげてました。娘も絵本が大好きでした。でも小学校にあがるとだんだん絵本も読まなくなって、うちの娘は絵本が好きな子だとばかり思っていたのにそうでもなかったんだとちょっとがっかりしたんですね。

ところで昔の絵本の文章には、今ではもうほとんど耳にしない古めかしい言葉などが使われていて、その一つに「すわ、一大事」という言葉があります。こんな言葉、今ではあまり使わないし聞くこともないですよね。実はこの言葉、娘がお気に入りの絵本に使われていて、私はその絵本を何度も何度も繰り返し読んであげたものです。

最近の若い子には若い子の言葉があって、娘も今では他の若い子同様、「ちょー可愛い～」とか「ヤバくな～い？」とか「うざーい」とかしょっちゅう言ってるんですけど、以前娘が友だちに電話で話してるのが聞こえてきたんですね。それが、「うっそぉ～、マジ～？それ、すわいちだいじじゃーーーん！？」って言ってるんです。それを聞いてなんだか嬉しくなりました。幼い頃大好きだった絵本に出てきた言葉を今でもそんなふうに使ってて、忘れてないんだなあと思いました。小さい頃の絵本の記憶って凄いですね。
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素敵なエピソードだなあと思いました。

だからこそ、よい絵本、よいお話、よい言葉ってとても貴重なのだと思います。
「すわ、一大事」古い言葉ですが、いい言葉だなあと思いました。
やはり絵本っていいな・・。

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最終更新日 2011年07月31日 21時14分53秒
コメント(4) | コメントを書く

■コメント

子供の頃の経験

noraneko77 さん

強く残っているのですね。
子供が触れる事の出来る物って、そう言う意味で責任重大ですね。
(2011年08月01日 20時53分24秒)

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Re:子供の頃の経験(07/31)

Margareta さん

noraneko77さん
＞強く残っているのですね。
＞子供が触れる事の出来る物って、そう言う意味で責任重大ですね。
-----
本当に、子どもの頃の環境や体験ってとても大事だと思います。人格形成がなされていく大切な時期ですものね。
子どもにとって絵本は、絵本そのものの楽しさに加えて、それを読んでもらったという温かく安らいだ時間を体験するための媒体としても、とても価値のある素晴らしいものだと思います。
(2011年08月02日 21時02分52秒)

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Re:絵本の記憶(07/31)

takaya さん

「すわ一大事」ふつうに会話で使ってたら、なんか大げさでカワイイですね。温かみのある言葉です。 (2011年08月04日 21時34分24秒)

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Re[1]:絵本の記憶(07/31)

Margareta さん

takayaさん
＞「すわ一大事」ふつうに会話で使ってたら、なんか大げさでカワイイですね。温かみのある言葉です。
-----
ホントに温かみがあって印象的な言葉ですよね。
古い翻訳絵本の言葉使いが私は結構好きだったりします。
特に子どもにとっては絵本の言葉って大切だと思います。
味のある言葉、私にはなかなか思いつかないなあ・・。
(2011年08月06日 20時54分40秒)

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