古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

広峯神社



広峯神社は姫路からのバスが2時間に一本、9時過ぎのバスに乗るには朝6時には家を出ないといけません。
姫路まで最寄駅から片道2時間半、以前あまりにも上手に乗り換え案内を組んでトイレ休憩を取れなかったこともあったので、今回はその辺も考えての計画です。

姫路駅に着いて、6分での乗り換えなんとか間に合いました。
バスで広峯に着き、そこから約40分の山道を先輩と一緒に25分で登ります。
なんと言っても、帰りのバスが1時間半後です。
境内でのんびりしたいので、道中はゆっくり歩いてはいられません。
気温は低かったのですが、隋心門に着くことには程よく温まっていました。





随心門



吉備真備が、はじめて社殿を広峯山系の白幣山に、建てたのは留学した唐からの帰りに白幣山に神威を感じたことがきっかけでした。
牛頭天王が現れたとも、スサノオノミコトの神託を受けたとも言われています。
2柱の神は、習合して主祭神となっています。



牛頭天王信仰が全国的に広まったのは、ここ広峯神社から京都の八坂神社に勧請されてからだと言われています。




拝殿




本殿以外にも摂社がたくさんありました。
ここでは、主祭神以外にも五十猛命、奇稲田媛命、足摩乳命、手摩乳命、宗像3女神を含む八王子と十柱の神々が鎮まっていました。




摂社





吉備真備が中国由来の暦の神を祀ったのがはじまりで、本殿の裏には「九穴」という神秘的な穴があります。
陰陽道で、人の生年に当てはめて吉凶を判断します。
穴の奥には、その星の守護神が祀られています。
参拝者たちは、賽銭を投げいれて穴に口をあてて小声で願い事をする風習は今も残っています。






陰陽道




さて、時間がありません。
頂上まで登るかどうか悩むところでしたが、ここまで来て心残りを作ってはいけません。
先輩は20分で山を降りれるなら行けるとのこと。
当然、私達は山を目指して駆けのぼりました。



着きました、吉備神社です。
吉備真備が最初に社殿を造営した場所です。
ここに来れて良かった。



吉備神社



さて、予定通りに20分で山を駆け下りてバスに間に合いました。
そして、大急ぎで姫路に戻り赤穂へと向かいました。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: