marie-marie☆マリィマリィへようこそ

子宮


過ぎていった毎日でした
貴方を幸せにしたい
あたしにはそれが全てで

声をあげて泣いた
どうしようもなくて
あたしには貴方の愛がとても痛い

硬くなった皮膚 腫れあがる指
愛のカタチをそっと刻み付けて
化石になったあたしを抱いて
貴方は儚い夢を見る

狂った世界に花束を
この永遠に祝福を
貴方を苦しめるものが
すべて消えてしまうように

記憶の海の底 言葉を閉じ込めた
あたしはもう二度と 誰も傷付けない

硬くなった皮膚 腫れあがる指
愛のカタチをそっと刻みつけて
化石になったあたしを抱いて
貴方は儚い夢を見る

夢を見る・・・・・


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ずいぶんと昔に書いた作品です。
明日は母の日。

タイトルにえらいブーイングをつけられて
「砂丘」というタイトルに変えてみたりしたものです。

でも私の中で
この詞は子宮で譲れなかった。

涙は海と同じ味がして
そして人間は生まれるとき
母親の体内のsaity water に守られている・・・

母親の愛は海のように深い。
そして女である以上
母性という本能を持っている生き物だと思う。

私が生まれたその還るべき場所は
もうこの世には存在しない。

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