★誕生~幼稚園★



●誕生●
19**、3、6
 午前2時 昔なので、産婦人科等の病院でなく「助産院」で、とある夫婦の長女として誕生。特に難産ではなかったようだ。

●生死の分かれ目●
 順調に発育していたかのように思えたある日、生後8ヶ月で「自家中毒」とやらにかかり、生死をさまよう。下痢・嘔吐が続き、唯一飲めたお茶で命を繋いでいたらしい。
初めに通院していた病院ではよくならかったため口コミで名医と聞いた遠くの病院に変えた。そこの先生が「変人」だったらしく、保険を適用しておらず、自費で暫く通院。
今なら、点滴で簡単に治りそうだが、その当時は、毎日毎日静脈注射。打つところがなくなって、お腹や太ももに打つ。今でも太ももに注射の跡が凹んだままとなり残っている。
 噂どおりの名医だったようで、お蔭様で何とか命はとりとめた。
初めの病院に同時期同じ病気で通っていた赤ちゃんはそのままその病院に通っていたらしく、どうやら亡くなったらしい…
 病気をして1つだけよかった事、ぷっくりとした赤ちゃんが激痩せして、一重だったお目メがなんと二重になった!

●いじめっ子●
 その後は大きな病気もせず、順調に成長。
 幼稚遠前の頃は、近所の同い年くらいの女の子と、《奥様ごっこ》《お母さんごっこ》でよく遊んでいた。
でもなぜか、よくイジメられてた泣いてた。それでも他に遊ぶ友達がいないから、いつも遊ぶんよね。
一つ上の女の子でリーダー的存在の《しーちゃん》が、超意地悪くて、ある日私が《リカチャン人形》を買ってもらったらリカチャン用のカメラがついてて、それ持って外に遊びに行った時に、そのカメラをポトンと地面に落としたと。そしたら、その子が拾って「私が拾ったけ、わたしのやけ」ちゅって、返してくれんの。そーとーはがいいで、何回も「わたしのやけ返して」ち言っても、絶対返してくれんの。
そーとームカついた!
でも、その後そのカメラは返してもらったかどうかは、覚えてないんよね。
 で、ある日これまた懲りずにその子、しーちゃんの家に遊ぼうと思って誘いに行ったらいなくて、お兄ちゃんが奥の部屋から「おらんよー」と教えてくれたんやけど、昔は家に誰かいれば玄関の鍵なんか閉めてなかったんよね、それで遊ぶ相手もおらんし、暇やなァとか思いながら、家に勝手にあがり込んで物色しよったと。
 まるで《どろぼー》のようやけど、盗んだりとかそうゆうことをしようとしとったんじゃなくて、単純に暇やったけ、帰りたくなかったと。
 そしたらなんと!オシッコしかぶっちゃって!!泣きだしたんよ。
それでお兄ちゃんがビックリして出てきて…
 多分怒られたんやろうけど、その後どうなったかは全く記憶になし!!

●妹誕生●
 3歳の時に、妹誕生。
母の入院中、おばあちゃんの家にあずけられる。
「赤ちゃんが生まれたんよ。よかったねぇ」とか多分言われたんやろうけど、全く記憶にない。
一回だけ、病院にお見舞いに行ったのを憶えてる。
でも、赤ちゃんに対して回りの大人が「サルみたいやねぇ」と言っていたのは憶えとるけど、私自身赤ちゃんに対しての感情が全くなかったように思う。

●保育園脱走事件●
 その後、母が赤ちゃんに手がかかるという理由で、私は《保育園》に入れられる。
それがまたイヤやったんよ!
仲のいい友達がおるわけでもなく、先生はばあちゃん先生で厳しかったし、もうイヤでイヤで!
 その保育園と言うのが、いつも遊んでいた家の近所の公園の隣にあって、帰り道なんか全然知っとると。それで、なんと《脱走》したと!!
多分その保育園では、前代未聞やったと思うよ。
しかも、1回ではなかったみたい。それで、とうとう脱走できんように、出入り口の戸に鍵掛けられてしまった。
 でもやっぱり馴染めずに、その後保育園辞めた。《自主退学》!?

●幼稚園●
 幼稚園に行き出した理由は、しーちゃんとかが行くと言うので、母が、私が昼間遊ぶ友達がおらんくなると思ったけ。
 なんか、突然規則正しい生活が始まって、時間に追われ戸惑っていたような気がする。
私はマイペース主義者なので、きっちりと時間通りに何かをするというのが、苦痛だったようだ。
 一度だけ、お迎えのバスに間に合わなくて、母に怒られながら、全然別の場所まで行ってバスに何とか乗せてもらった記憶がある。
母親にしてみれば「なんとかこののろまな子を幼稚園にいかせねば!」と言う気持ちでいっぱいだったんだろうけど、私にしてみれば「そこまでして幼稚園行かないけんの?1日ぐらい休んでもいいやん!」ちゅう気持ちやったんやけどね。
だってさ、幼稚園、そんなに面白いとも思ってなかったし、どーでもいいものやったんよね。そこまで楽しいと思えることはなかったもん。
 仲良しと思っとった女の子に、トイレに閉じ込められて「開けて~、開けて~」ちドアをドンドン叩きながら叫ばないけんかったり、園庭で遊びよって教室に帰ろうと思ったら、先に帰った男の子に中から鍵を閉められて入れんで、仕方なくそのまま遊びよったら、先生が呼びに来て「何でちゃんと帰って来んやったんね!」ち怒られて、教室の前に罰として立たされたり(これはあとで閉じ込められた事を言ってヌレギヌは晴れたけど)
 悪い子は《真っ暗なお仕置部屋》に入れると先生がいつも言っていたので、その恐怖に怯えてたし。(幼稚園の先生がそんな事言って子供を脅したらいけんよね)
幼稚園に行きたいと思う理由がなかったよね。

●卒園式●
 そんな2年間の幼稚園生活だったけど、いよいよ卒園の時がやってきた。
なんか知らんけど式の時に突然名前を呼ばれて、前に行かされた。
「ナニ!?何も聞いてないけど?」ちゅう感じで、なんか知らんけど、そのまま記念品みたいなものを受け取った。
後で考えると、どうもそれは皆勤賞だったようだ。
 なんか知らんけど親のゆうなりに、毎日休まずに通ったみたい。
 エライぞ!!





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