★学生生活★小学校~学校嫌いの原点★



●楽しみにしていた小学校入学!●
のはずだったが、すぐに期待は裏切られ、つらい日々が始まった。

~1.2年生~
 担任の女教師が結構好き嫌いが出るタイプだった。
私は残念ながら後者のグループに入っていた。
 どんなだったかあまり記憶にはないのだが、ナニかにつけ文句をつけられていたような気がする。
 まだ幼稚園を卒園して間がなく、環境の変化に緊張して必死でついていこうとしている6歳の子供に、あの女教師の言葉は冷たかった。
 記憶に残っているのは、冬のある日のこと。
毎日マフラー(フェイクファーの細めのヤツ)をして小学校に行っていたのだが、私は寒がりで教室が寒かったので、そのマフラーをずっと外さず巻いていた。
特に注意はされなかったし、寒ければ防寒対策として普通だと思っていた。
ところがある日、テストをして答えあわせをする時、先生が丸つけをするのではなく、隣の人と交換して丸をてつけてもらう方式をとった。
先生は、赤鉛筆だけ出して消しゴムはしまうようにみんなに言ったのだが、私はなぜか消しゴムをしまわなかった。
それを誰かがチクッてみんなの前で呼び出され、責めたてられた。
「誰が消しゴムを出しとっていいと言ったね」「なんでなおさんやったんね」「なんで、なんで」と。
そしてついでに、なぜかマフラーのことも「なんで教室の中であんたはいつもマフラーをしとるんね。」と怒られた。
言い方だよね。責めるんじゃなくって、注意でしょ?この場合。
なんで「今度から気をつけようね!」って言えないんだよ!

 1.2年生通して同じこの教師だった。
 私は、おとなしいほうで、決して反抗的な態度をとったり等はなかったので、嫌われた原因はよくわからない。(そんなもんかも知れんけど)
 この女教師のせいで、私は学校嫌いになってしまった!

 ほんとに学校に行くのが嫌で、というか先生に会いたくなくて、朝親におなかが痛いとか、頭が痛いとか、色々と言えば休めると思って言ったが、無駄だった。
父親が厳しいのだ!「また学校に行きたくないけ、そんな事言いよる」といって、絶対休ましてくれないのだ。
子供がなぜ学校に行きたくないのか、理由をきこうともしなかった。
ウチの親も結局そうだった。頭ごなしに怒るばっかりで、なぜそうなったのか原因を探って解決しようとかそんな事はしてはくれなかった。

 とにかく我慢して学校に行くしかなかった。
ほんとに辛かった… 通学途中で吐き気がして立ち止まり、街路樹の根元に吐いてそれからまた歩き出す。他の小学生に見られて「うわ~」とか言われても仕方なかった。
そんな毎日がしばらくは続いた。
 もう親にも何にも言わなかったので今でもそんなこと全然知らないだろう。

 でもそんな経験をしたので《我慢強い》《忍耐強い》《根性のある》大人になたのかも知れないと思う。

 その後3年生で担任がかわり、とってもやさしくていい先生に当たったので、少し学校嫌いは改善されたが、《学校好き》にはなれなかった。
多分一生それは変わらない。
だって自分の子供が小学校に入学となった時、子供は「早く学校行きたい!」ち楽しみにしとるのに、私は「かわいそうに…」と思ってたもん。

 ~私は自分の親のようにはなりたくないので、子供の話はよく聞き、何かシグナルを発していないか気をつけるようにしている~





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