La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

November 6, 2008
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カテゴリ: 楽しむは音


斜め一直線上に木星と金星が等間隔で並んでいるのが目に飛び込んできて、しばし見とれて

しまいました。

それぞれの軌道を律儀に運行していながらも、時々こういう光景を私たちに見せてくれることが

天の粋な計らいのようで、うれしい宵でした。

私たちが見ているのは、いずれも太陽に照らされている姿。

惑星、衛星は自分では光を出しませんから。


月と木星と金星。

「ん?何かに似ている・・」と思いました。



ピアノとヴァイオリンとチェロ。

それぞれが、太陽であるベートーヴェンから光を得て、コンチェルトというひとつの楽曲の中で、

同じ距離を保ちながら、存分に光を放つ瞬間です。


いつだったか、FMで初めて聴いて、パールマンの滴るようなヴァイオリンの音色に魅了され、

ずっとこの録音を探していました。

やっと出会えたのは、今年、グリモーの演奏会の折に訪れた東京の中古レコード店。

そこは、以前にアンスネスの弾くブラームスのコンチェルトなどにもめぐり合えた験のいいお店です。


バレンボイム氏の巧みな指揮とがっちりと基礎を築くピアノ。

ソロになると、スッと前に出てきて朗々と歌ってくれるマ氏のチェロ。

ベル・フィルは、世紀の職人である3人と息を合わせながら盛り立てます。

三者三様、世界最高峰のオケの魅力が結集したライヴ盤。








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Last updated  November 8, 2008 12:46:08 PM
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