【英】コッツウォルズ③

bibury court2 コッツウォルズ3日目

午前中は、泊まっているBiburyの裏山を夫とふたりで歩くことに。わずかに雨。日本の中高年の間で山歩きがさかんなように、イギリスでも カントリーサイドのウォーキング が人気で、歩道が整備されている。高い山がなくなだらかな丘が続くので、ストイックな感じがなくのどか。青年リーダーに連れられて1日かけて村々を渡り歩くグループに「一緒にどう?」と誘われる。「ありがとう。残念だけど、時間が足りないの。気をつけてね。」

Biburyには、緑の広がる大きな敷地を持つ マナーハウス(旧領主館)Bibury Court があり、裏から勝手に入って歩き回る。敷地内には、ファームコート(農業管理用建物)と今はホテルとして利用されているお屋敷が立っている。ホテルにはクリスマス休暇を利用して大勢の人が泊まっているらしく、車がたくさん止まっていた。午後であったなら、ぜひ 3段皿のアフタヌーンティー をいただきたいと思ったが、時間が合わず断念。途中雨が上がり爽やかな散策になったが、ぬかるんだ泥道はいかんともしがたく、靴がべちょべちょになった・・・。

on the bridgebibury court


昼前に車でKen&Murielの家に向かう。この家の庭は丹精した English Garden で、地域のコンテストで賞もとっているし、なんと数年前の 元日の読売新聞 の英国特集号のトップページにでかでかと写真が載ったこともある。奥行きや高さが考えられきちんとデザインされた庭であると同時に、子どもたちの遊び場でもあって、 パターゴルフ ができるってのは微笑ましい。元屈強なラガーマンであるKenとゴルフ勝負。結果は引き分け。アーチーを喜ばそうと、思いっきり腰を振ってみたが、フラフープはうまく回らなかった・・・。

chickenpattinghula hoop


at the seasides寒くなってきたので部屋に戻って、暖炉の前でひと息。アーチーが「こえ(=れ)よんでー」と英語の本を持ってくる。片言ながらすでに バイリンガル で、大好きな機関車トーマスについてKenやMurielに話すときは"Thomas"なのに、わたしたちには「とおます」と言う。それから 典型的なイギリスのランチ 。トースト、ソーセージ、ポークパイ、チェダーチーズ、チャツネ、ピクルス、グリーンサラダ。さらにデザートはフルーツポンチ。またしてもおなかまんまる。

「この時期はすぐ暗くなるから、運転が心配だわ」といってくれるMurielを困らせないように、早めに家路につくことにする。KenとMurielは、イギリス人らしく芯がいっぽん通っているが、全然堅苦しさがなく、 ホスピタリティ の塊だった。あやのママにも貴重な話をいろいろ聞かせてもらったし、イギリスで味わえる最高の家庭生活の仲間に入れてもらってほんとうにうれしかった。仕事で遅れて会えなかったあやのだんなさんにも感謝しないと。 途中2度ほど、交差点でラウンドアバウトを余計に1周回りもしたが、事故もなく無事帰宅。殺風景なサウサンプトンとひとけのない部屋に戻って、なんだか夢から覚めてしまったようだった。Kenが 「春になったらまたおいで」 と言ってくれた。生まれたばかりの羊やぶたの子どもであふれる丘を歩くのが楽しみだ。



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