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2009/05/13

『とある飛空士への恋歌』　犬村小六

(2)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91784)

カテゴリ：読書

『とある飛空士への恋歌』 　犬村小六　／ガガガ文庫

「空飛ぶロミジュリ」の序章

おもしろいけど続き物か…

【あらすじ】
「これはきれいに飾り立てられた追放劇だ」数万人もの市民に見送られ、盛大な出帆式典により旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島、イスラ。空の果てを見つけるため―その華やかな目的とは裏腹に、これは故郷に戻れる保証のない、あてのない旅。式典を横目に飛空機エル・アルコンを操縦するカルエルは、６年前の「風の革命」によりすべてを失った元皇子。彼の目線は、イスラ管区長となった「風の革命」の旗印、ニナ・ヴィエントに憎しみを持ってむけられていた…。『とある飛空士への追憶』の世界を舞台に、恋と空戦の物語再び。

先日読んでおもしろかった『とある飛空士への追憶』の、続編です！
とは言っても、内容は続いてないのでどちらから読んでも大丈夫。

“空” と “恋” という『～追憶』の世界観がとても好きで、
『～恋歌』にも相当な期待を寄せて読み始めたのですが…

…んん？
半分過ぎても回想シーンばかりだぞ？

そう！
続きもの だったんです～

主人公は、革命で親も居場所も地位も全てを失った元皇子・カルエル。
いまだに変なプライドを捨てきれず、すぐテンパるし超ヘタレだけど、
お母さんのこととなるとボコボコに殴られても立ち向かっていく。
そう、彼は「マザコン、ヘタレ、ナルシスト」だったのです。（著者命名）

…はい。今のところ全然好きになれないです笑

それに比べて、革命後、生きる術をもたないカルエルを育ててくれた
飛行機技師の父娘たちが、おおらかで優しくてとにかくイイんです～
展開的にもう出てこないと思われるのが猛烈に残念ですっ…

大半が回想で、背景や人物はよくわかったけど、

でもやっぱり空の描写は鮮やかで素敵でワクワクします！
特にカルエルが初めて飛んだ時は一瞬、文章が大空に見えました～

舞台を空にうつした今後は、どうやら ロミジュリ的展開 になるようです。

*『とある飛空士への追憶』のレビュー

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Last updated 2009/05/14　12:32:02 PM
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■コメント

低牛への恋歌

nanaco☆ さん

そうだそうだ!!
この間まるさんから紹介してもらった「とある飛空士への追憶」読みたかったんだ～♪
今回のも、表紙が黄昏時っぽくて素敵ですねぇ。
シャルル…名前はカッコイイのに、マザコンでヘタレとは…!!（笑）
まぁ、顔がカッコイイならナルシストくらいは許せますが＾＾；
これ、シリーズ物なんですね♪近いうちに絶対読みます!! (2009/05/13　08:46:10 PM)

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ゴメンナサイ!!

まる811 さん

nanaco☆さんこんにちはー☆
まずですね。えーとですね。主人公の名前は「シャルル」じゃなくて「カルエル」でした。爆
「ル」しか合ってないじゃん!!どっから出てきたんだ「シャルル」!!うぅ…なんで間違えたんだかな…
思いッきし恥ずかしいです。本気でごめんなさい。笑ってください…日記も治しますだ…

ナルシストもねぇ…「俺、カッコいい！」的なのならまだいいんですが、
カルエル（カルエルカルエルカルエル…覚えた!!）のは、
「フン、俺は本当は皇子なんだぞ。お前らなんかが気安く話かけるな。」的なので若干ムカつきます。
きっと今後成長していくんだと思うけどねぇ。
それにしてもシリーズ物はあんまり増やしたくないもんです…
(2009/05/14　12:29:43 PM)

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