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チャイティラテ

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チャイティラテ @ Re:本能じゃないよ(05/06) おくみおさんすっかりブログを放置して…

おくみお@ 本能じゃないよゲイの男性の本能には反した行為。異性愛…

かずみ@ フラバン茶を探して大手スーパーからフラバン茶が姿を消して…

チャイ@ Re:おこんばんは(07/20) ミウさんキャ～！！久しぶりですっ！…

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
萩尾望都さんの 「ポーの一族」 （1974 年小学館）というコミック。
描かれてから、30年もたっていて今なお面白く読む事が出来た作品。

ポーの一族=バンパネラ（吸血鬼） の一族になったエドガー少年と
その関連人物達の1750年ごろから1976年までの実に約220年の間の物語である。
第１話では、ポーツネル男爵、妻のシーラ、エドガー、そしてエドガーの実の妹のメリーベルの
美しい4人が家族…バンパネラの一家としてとある街にやってくる。
そして、この１話目でいきなり家族を失う事になるエドガーが、

最愛の妹メリーベルを失ったエドガーがアランに言う。
「君はどうする？…来るかい？　
　おいでよ…。君もおいでよ。ひとりではさみしすぎる…」

その後、時系列の順序はバラバラ（何とも斬新！）に１話、１話と読みすすめるうちに、
彼等の生い立ち、どうしてバンパネラになったのか、が解きあかされてゆく。
身体が一度死んでしまったバンパネラは齢をとらず成長しないので、
エドガーとアランは時間を超え、国も超え色々な街を渡り歩き、長い時をかけて数々の痕跡を残す。
ある時は、森の中で少女リデルを拾い育てたり、学生と国定公園で一夜を明かしたり、
西ドイツのギムナジウムに入学したり、降霊術の集会に出席してみたり…
数々の遺書や日記、証言、絵画などによって点と点はつながり、それらが彼等の『存在した』証拠となる。
そして、奇しくもエドガーが人間であった時の子孫達と出会う事になるのだ。

永遠に時が止まってしまった彼等は新しい生気（エネジイ）を人間から奪い、お互いに分け与え、存在する。
人間に悟られないように『息をしているふり』『鏡に映るふり』『怪我をして痛いと感じるふり』など、
常に生きているふりをしながら…。
人間からエネジィを奪わねば存在出来ない彼等は、なんともはかなくもの悲しい。
エドガーは思う。

その心もやがて歳を重ねるごとに冷たくひえてしまうのだが、
どこかで、いつも人間だったあの頃、家族や仲間と過ごしたあの頃に帰りたがっているのだ。
エドガーはそんな孤独な子供のヴァンパネラ…。

このコミックを買ったのは3度目なのだが、割と新しい文庫サイズになった傑作集のあとがきに、
作家の宮部みゆき氏も 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 にふれていた。
やっぱり、同じ事を思う人がいたのだ！！！（ホッ）
萩尾望都さん…やっぱり天才！！！

ポーの一族（第1巻） ( 著者：萩尾望都 | 出版社：小学館 )

ポーの一族（第2巻） ( 著者：萩尾望都 | 出版社：小学館 )

ポーの一族（第3巻） ( 著者：萩尾望都 | 出版社：小学館 )

本日のお茶：ローズ・ティ Lady Rose（シルバー・ポット）
ポーの一族といえばローズティでしょう！！
とはいえ、これはニルギリ茶葉をベースにローズのフレーバーをつけたもの。
ホットで飲んでみたんですが、ちょいとワシには香りがキツかったので、
アイスティにしてみたところ、香りもやや優しくなって、飲みやすかった！！！
↓作り方と商品説明はこちらに…