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カテゴリ: 映画
今、なぜ、これ? 
かというと、昔録画したビデオが伸びてしまい、
この前激安で売られていたので、思わず購入しそうになった作品だから。
でも、翌日レンタルに並んでいるのを発見!
とりあえず観なおしてみなきゃ!!!

原題は「THE FLY」。
そう、あのクローネンバーグによるリメイク版「ザ・フライ」のオリジナル版。
こちらは1958年の作品なので、もちろんCGなんて無い時代、
古き良きアメリカ映画のSFホラーテイスト満点。

監督はカート・ニューマン。原作はジョルジュ・ランジュラン。
そういえば、SFによく描かれる物質の電子転送装置は、現在も未だ発表されていない。

●便利なコンビニ後払いが可能!蠅男の恐怖<今だけ2枚で¥1990第3弾/初回限定生産>

いきなり殺人現場から、この物語は始まる。
「プレス機で夫を殺した」と夫の兄フランソワ(ヴィンセント・プライス)に
電話をかける妻エレーヌ(パトリシア・オーウェンズ)。
だが、彼女の様子はどうもおかしい。
蠅の飛ぶ音に反応し、たたき殺そうとすると激怒し、
執拗にある『頭の白い蠅』を探し続けている姿は異常であった…。
警察からの尋問などが始まる中、フランソワになだめられ、
やっと彼女は口を開いて、数ケ月前の信じられない出来事を話し始める…。

ごくごく裕福で幸せな夫と子供と家政婦のいる家庭。

『物質転送機』をある日ついに完成させた。
それは『物質を原子レベルで分解し、ケーブルによって電気的に転送、再構築する』
世紀の大発明であったのだ。
だが日本製の皿の文字、“MADE IN JAPAN”が反転、
猫は転送されず、原子猫となって空中をさまよう…など、

ある日、ずっと研究室にこもっていた夫の所へ行くと、
「重大な命に関わる事故が起きてしまった。
 話す事が出来ないのと食事がとれないので、ラム酒入りのミルクをくれ。」
とドアの隙間からメモが差し出される。
それを持って行くと頭から黒い布を被った夫が自分を見ないように、
離れているように言う。そして、
「『頭の白い蠅』を探し、生きたまま捕まえてくれ」と妻に救いを求めるのだ。
そう、自分自身を実験台に転送した時に装置内にまぎれこんでいた1匹の蠅。
彼の頭部と腕の一部は、転送し再構築するさいに蠅とミックスされてしまったのだ。
その蠅はちょうどその日、彼の息子が見つけた『頭の白い蠅』だったのだが…。

48年前の作品である。映像は当時独特の甘さのある美しい画面。
会話を中心にまったりと進み、ゆっくりとこの悲劇の真相が明らかになる。
衝撃的な蠅男のシーンも、現在の映像作品を見慣れているので
着ぐるみ的に可愛らしいとすら思えるが、
複眼で『蠅男』が見ているであろう画面など、上手いっ!!!
『物質転送機』もこれで大丈夫?と思えるようなローテク・マシーンなのだが、
スイッチ入れる度に、これ…壊れない?かと心配になり、ドキドキしてしまう。
だが、のんびり進むストーリーの登場人物に次第に心が同調しはじめる。
一心不乱に愛する夫のために『頭の白い蠅』を探し、彼を励ます妻。
妻に危害を加えまい、科学者としてこの危険な装置と証拠を残してはいけないと、
どんどん蠅へと退化する脳で必死に苦渋の決断をするアンドレの絶望。
文字さえ満足に書けない妻に向けて彼の書いた“LOVE YOU”の文字…。
両親の事情はよく理解出来ないが、どことなく気を使う幼い息子。
弟夫婦のために協力を惜しまぬ兄。
ラストで蜘蛛の巣にかかった蠅男の悲痛な叫びと表情が忘れられない。

この絶望的な悲劇が、実にハッピー・エンド?で終わる所がレトロ。
女は母は強いのだ!!!

[特典映像]
「ザ・フライ」シリーズのオリジナル劇場予告編。
 この「蠅男の恐怖」の予告編が、なかなか上手い。
 クロネンバーグのリメイク版の予告編も有。





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Last updated  2005/07/13 07:16:31 AM
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ああ、オリジナルも見たいわ!  
ルー@Happy?  さん
クローネンバーグの「ザ・フライ」を見たのは、
ある人がどこかの映画掲示板で、「泣けるホラーはあるか」という話題で、ヘタな安っぽいヒューマンドラマの数倍泣けると推薦していて、へ~、と思って観てみたのでした。それ以来、クローネンバーグとホラーの虜なんですが・・・。「ザ・フライ」は滝泣きしましたっけ・・・。2は監督が違うせいかダメダメなんですが(汗
このオリジナル、評価が高いですよね。今度借りてみます!
(2005/07/13 08:05:14 AM)

わ!凄い趣味!  
こどもの頃、ちいさいTVでモノクロで見て
ラストの食われる恐怖におののいた
製作者がおもいきりよろこびそうな思い出の映画です。
退行プレイではTVものの「超人ハルク」がせつなかったです。
(あのひと、アタマいいんだろ?=理性あるんだろ?の悲哀)
おとなになった今は「夫をプレス機で殺してしまった」にほのぼのした笑いをかんじます。 (2005/07/13 01:33:40 PM)

Re:ああ、オリジナルも見たいわ!(07/11)  
ルー@Happy?さん こんにちは!

>「ザ・フライ」は滝泣きしましたっけ・・・。

あちらは遺伝子的な融合なので、蠅と化す過程がグロさも心理的にもリアルで見応え十分な作品でした。

オリジナルは時代が時代なだけに、怪物映画というよりも人間ドラマですな。
知恵を振り絞って描いた当時のハイテクが、今ではレトロな所が面白いですね~。
ちゃっちい合成ですが、恐れおののく人間蠅と、
その後の展開にはびっくりですよ。

>2は監督が違うせいかダメダメなんですが(汗

『二世誕生』ですよね…、あれワタシも今一つでした。ネタ的に面白いのが、1で出来てた子供って所ですね。
ちなみに、『蠅男の恐怖』の続編『蠅男の逆襲』も観たので後程アップしま~す。

(2005/07/14 02:02:34 AM)

Re:わ!凄い趣味!(07/11)  
ペータ・ウィルソンさん こんにちは!

ありゃりゃ…リンク、ありがとうございます!!
お茶と思えばこんなネタだったりですが、どうか宜しくお願いします!!

>こどもの頃、ちいさいTVでモノクロで見て
>ラストの食われる恐怖におののいた

あのシーンは強烈ですよね~!迫りくる恐怖とともに、あのコミカルな姿…。
ワタシも忘れられません…。

>退行プレイではTVものの「超人ハルク」がせつなかったです。
>(あのひと、アタマいいんだろ?=理性あるんだろ?の悲哀)

お!そんなお話なんですね!!
知りませんでした…。
そういえば、小説の「アルジャーノンに花束を」もそうですが、
退行ものってセツなくなります。

>おとなになった今は「夫をプレス機で殺してしまった」にほのぼのした笑いをかんじます。

そうそう、思わずつっこみました。
頭つぶしても、腕つぶしても蠅の破片は残るだろう???
おマヌケな警察の人、いきなり居直るエレーヌさんの強さ…。
時代を感じてほのぼのしました~。

  (2005/07/14 02:11:40 AM)

Re:★蝿男の恐怖★(07/11)  
ミウ3852  さん
このザ・フライの話、ダンナに昔聞いたことあります。怖い、怖い、おもろいって言った記憶が!!
なんかダンナ曰く、忘れられない映画だって。
妙に面白いし、可哀相なんでしょう・??
なんか怖いわ。でもちょっと怖いもの観たさも・・ (2005/07/14 03:39:23 AM)

Re[1]:わ!凄い趣味!(07/11)  
>そういえば、小説の「アルジャーノンに花束を」もそうですが、
>退行ものってセツなくなります。

その本持ってますよー。

あと、「自分が自分であるうちに殺してほしい」っての。
安楽死はかなりまじめなテーマです。 (2005/07/14 06:13:03 PM)

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