幼稚園(工事中)


私はもともとシュタイナーのことは良く知りませんでしたが、幼稚園に見学に行って、園長先生の説明を聞いて、教育方針に感銘をうけました。
本格的にシュタイナーを取り入れている幼稚園は、仕切りがなく、ほんとに自由な空間をつくっているらしいのですが、あやりんの幼稚園はクラスで一斉に何かをやる時間も設けていて、全部が自由。。。ってわけではないのです。
かえってそのほうが、私も賛同できました。
また、のちのちに調べると、シュタイナー教育では、早期教育は反対のようでした。
「7歳までは文字を教えてはいけない」そうなのです。
文字を教えることによって、その時期にしか学べない感性がにぶる。。。というのが理由だそうです。
でも、あやりんは入園の時にはすでに、ひらがな、カタカナ、アルファベットの読み書きはできるようになってしまってました(苦笑)
確かに、文字の覚えたてはつい文字に目が言ってしまい、文字以外の大切なものに目が届かなくなりがち。。。というのはあながち間違いではないように思います。
でも文字を知っているからこそ、理解できることもたくさんあると思うので、それはそれでその親の方針でよいのではないのかな~と思っています。


<「子どものそのままの気持ちをまず受け止め、認める」>

特に幼稚園の方針で感銘を受けたもの。。。
それは「子どものそのままの気持ちをまず受け止め、認める」ということです。
文字で書くと簡単そうですが、実際実践するとなると、とてもむずかしいことに思います。

よく「ダメ。。。は言ってはいけない」と良く聞くけど、初めて聞いたとき、「ええ~?そんなの無理だよ~?!」と私は思いました。
でも今、幼稚園の先生のやり方を見てると、「頭ごなしにダメを言わない」ということなのかな。。。と思ってきています。
子どもが何かするにはなにか理由があるはず。。。と幼稚園の先生はおっしゃっています。
だからなにかしたとき、例えばお友達をぶっちゃったとき「○○ちゃんが痛いよね?どうしてぶったりしたの?」と聞いてくれてるようです。
もちろん危険や相手が不快な思いをするようなことをしたときは、きちんと注意が必要ですよね。それは先生もそうおっしゃっています。
まず、子どものその時の気持ちを聞き、受け止め、そのあとどうしたらいいか伝える。
「そうなんだ~貴方はそういう気持ちで○○ちゃんをぶっちゃったんだね。
でも、○○ちゃんは痛くてかわいそうだよね?今度はお口で言おうね。。。」という感じにしてくれてるようです。

ある日こんなことがありました。
あるお友達のお母さんに、「うちの子、あやちゃんに押されたって言ってたわよ」と言われました。
何日も前のことを子どもを問いただすのもなんなので、連絡帳で先生に尋ねてみました。
そしたら、丁寧に返事をくださいました。

『あやちゃんが、いきなりお友達を押したので、「どうしたの?」って聞いたら、「邪魔だから」と言ってました。なので「そうなんだ、邪魔だから押しちゃったのね。。。でもね、お友達は押されたら痛いよね?今度はお口で言おうね」と説明したら、あやちゃんも解ってくれたようでした。
表面では、「押した、押された」とその行為だけしか見えませんが、必ず子どもにはそれなりの理由があるのです。一見手を出した子が加害者に見えがちですが、実際何か理由があって、その子が被害者である場合もあるのです。
私たちはその都度、理由を聞いて、言い聞かせて行こうと思っています。』

この言葉を聞いたとき、「ああ。。。本当にこの幼稚園に出会えてよかったな~」と実感しました。
。。。でもそういいつつも、言い聞かせても全然聞いてくれなくって、「ダメなものはダメ~~~っ!」って鬼になってしまう現実の自分もいますけど(汗)

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