がらくた小説館

危険な姉貴


 ぶっ殺してやるよ!
 何様だてめぇ。
 歳が少し離れてるだけで偉そうにしやがって。
 まるで母親気取りか。なんで姉のお前に成績のことで文句言われなきゃなんねんだ。
 いちいち指図しやがって。
 その上怒ったらすぐに暴力を振るいやがる。

 レディーファースト?年功序列?知ったこっちゃねぇよ。まじ頭にきた。馬鹿の妹には優しいくせに、なんなんだよあの態度の違いわ。

 今日こそ言ってやるよ。なめんな、変な髪型しやがって!


 その時部屋の扉がサッと開いた。







「こらっカツオ~。ちょっとこっち来なさい!!!」







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