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2006/04/22
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カテゴリ: 個人図書館
星の王子さま愛蔵版

●『星の王子さま』
●サン・テグ・ジュぺリ/内藤濯訳
●岩波書店



 『星の王子さま』といえば、岩波少年文庫から出ているあれが、定番でした。
訳者の内藤濯(あろう。いい名前)さんが、いい日本語を使っています。

 でも、最近は色々な出版社から、色々な作家さんが新しく訳した『星の王子さま』が出版されるようです。
 新聞記事曰く、「内藤さんの訳は子供向けだから、新訳にすると、味わいが変わってくるだろう」とのこと。ちょっと心配。

 物語の中に、きつねが出てきます。

「きみ、だれだい?とてもきれいなふうをしてるじゃないか……」と王子さまがいいました。
  「おれ、キツネだよ」と、キツネがいいました。


キツネは王子さまに仲良くしてくれと頼みます。

「でも、どうしたらいいの?」と王子さまがいいました。
  キツネが答えました。
  「しんぼうが大事だよ。最初は、おれからすこしはなれて、こんなふうに、草の中にすわるんだ。おれは、あんたをちょいちょい横目でみる。あんたは、なんにもいわない。それも、ことばっていうやつが、勘ちがいのもとだからだよ。一日一日とたってゆくうちにゃ、あんたは、だんだんと近いところへきてすわれるようになるんだ……」


あくる日もやってきた王子さまに、キツネは言います。

「いつも、おなじ時刻にやってくるほうがいいんだ。あんたが午後四時にやってくるとすると、おれ、三時には、もう、うれしくなりだすというものだ。そして、時刻がたつにつれて、おれはうれしくなるだろう。四時には、もう、おちおちしていられなくなって、おれは、幸福のありがたさを身にしみて思う」
(中略)
  王子さまが、わかれていく時刻が近づくと、キツネがいいました。
  「ああ!……きっと、おれ、泣いちゃうよ」


そして、さよならを言いに来た王子さまに、キツネは、ひとつ、秘密をおくります。



 この言葉は、『星の王子さま』を語るのに、欠かせない言葉ですね。キツネが王子さまに教えたんです。
私はやっぱり、内藤さんの訳が好きです。
一応、新訳も読んでみますが、内藤さんの言葉にはある種の含みがあるように思われます。






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最終更新日  2006/04/22 09:17:49 AM
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