マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.05.20
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降り止まない雨。スタート時に雨を気にしていたのが山形のランナーだった。これまで1度も雨の中で走ったことがないと言う。確かに濡れながら走っていると体が冷えて来る。手袋はビショビショで、軽く握ると水が滴り落ちる。再びビニール袋を被る。それだけでも寒さを防ぐことが出来る。この日の最高気温は13度のようだが、森の中のコースはさらに低く感じる。

あれは何周目だったか。偶然ASでEちゃんと会えた。調子が良さそうな彼女に、思い切って疑問をぶつけてみた。そんなことを全く予想してなかった彼女は素直に私の話を聞き入れ、「周回札」を1枚めくるのを止めた。「気分を悪くさせてゴメンね」。私の言葉を彼女は笑って否定した。ほぼ同時にスタートしたM井さんや私の周回数と比較すれば一目瞭然なので、彼女も納得してくれたのだと思う。

快調なリリーさんの走り。「もう体調は戻ったの」と尋ねる。「多分大丈夫だと思う」。そりゃそうだ。もしそうでなければそんなに速く走れる訳が無い。「あんまり無理しないでね」。ランキング日本一のランナーに言う言葉ではないが、「ありがとう」と答えた彼女の後姿が見る見る遠ざかって行った。

生意気そうな「Ironman」シャツのランナーに尋ねる。「バイクの距離は180km?」。答えは「さあ忘れた。背中に書いてるから見て」。だが、背中にそんなことはプリントされてない。言葉を交わすのはどんなランナーなのかを知りたいからなのだが、相手にその気がなければ会話は成立しない。

緑の森を走る赤い合羽を発見。あれはH口さんの姿。いつの間にかYちゃんと離れたようだ。長い距離を走るウルトラマラソンでは、無理にペースを合わせるといつしか調子が狂ってしまう。だから自分のペースを守ることが大切なのだ。「頑張って。辛くても最後まで走れたら「いわて銀河」の練習になるからね」。そんなことは彼女自身も承知のはず。でも生真面目に「ありがとうございます」と頭を下げる。

一方、このレースでの私の課題は3つ。1つ目は昨年8月の大怪我以来走った距離の最高は、3月の「八丈島一周」の62km。今回はそれにどれだけ上乗せすることが出来るかだ。2つ目は底の堅いA社のシューズで走って、怪我をした足がどれだけ耐えられるのか。そして3つ目が新しく買ったロングタイツの効果。つまり両膝にテーピングしたと同じ効果が、このタイツで得られるかどうか。無事ゴールするまで「実験結果」は分からないが、今のところすこぶる順調。次第に自分のペースが掴めて来た様だ。

午前10時。5時間走の部(個人および駅伝)、フルマラソンの部、3時間走の部。ペアの部が一斉スタート。新たな仲間が加わった。たすきを肩に掛けた若者が、もの凄いスピードで追い抜いて行く。彼らの脚は既に泥だらけ。走り易かったコースが、どうやら降り続く雨でぬかるんで来たようだ。ゴールまで残り6時間。まだまだ先は長い。<続く>





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Last updated  2009.05.20 04:36:02 コメント(6) | コメントを書く


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