マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.05.22
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午後3時。5時間走の選手(個人、駅伝の部)がコースから消える。逆走が多いため良く出会った仙台明走会のM井会長。先日走った「仙台国際ハーフマラソン」について、「あれは半端じゃなかった。練習不足で出て苦しかった」と話していたひょうきんなAさんも、きっと今頃は着替えを終えたころだろう。

シニアマラソンに出ていたA山さんはレースを終えて本来のスタッフに戻り、ASに座っていた。心臓の不調でここ数年走れない日々が続いた彼だが、ようやく病が癒えてフルマラソン完走100回を達成した。きっと今日も気持ち良く走れたと思う。

もうコース上にいる選手は僅か。相変わらず降り続く雨。4時まで残り42分でASを通過した時にA山さんが言った。「後1周だよ」。「もう2周走らせて」。咄嗟に私は怒鳴った。朝のスタート時間に12分遅れて参加した私。あの分をプラスすれば後2周は出来るはず。「だが」と走りながら考え直す。我がままを言えばスタッフの人に迷惑を掛ける。ここは潔く止めよう。周回数は25周目。距離に直せば75kmに相当。これは私の自己新記録なのだ。

最後の坂道を登りASに到着。周回札を1枚剥がし、スタッフの人に「これで止めます」と宣告。直ちにゴールの記念写真撮影に向かう。両手を広げてゴールのポーズを決め、ようやく微笑が浮かぶ。

YちゃんとH口さんは既にレースを終えて荷物をまとめていた。この近くにある市のセンターでお風呂に入りたいと2人。雨の中を訪ねると、お風呂は3時半で終了していた。だが親切な職員の方に更衣室を借りることが出来た。脱いだ靴下が泥だらけ。着替えの前に、まずその靴下を洗った。玄関で脱いだシューズも泥だらけ。そのまま地下鉄に乗れる状況ではない。慌ててティシュで泥を落とす。

仙台明走会のリリーさんが女子の新記録を作ったことを知ったのは、レースの数日後だった。会の掲示板に彼女が書き込んでいた。周回数31回距離93km。彼女自身が昨年出した記録を塗り替えたのだ。昨年3回骨折して以降、長い距離を走ってなかった彼女にとって、きっと今回のレースは不安だったと思う。だが彼女のペースは最後まで変わらなかった。あの冷静な試合運びは、きっと記録達成を狙ってのものだったのだろう。さすがは一流選手だ。

さて今回の私の課題事項だが、「八丈島一周」での62kmを上回ると言う1つ目の課題は、案外簡単にクリヤーすることが出来た。2つ目の「底の堅いシューズでのウルトラマラソン完走」も無事達成。3つ目の「高機能ロングタイツのテーピング効果」だが、これもかなりの効果があったように思う。

翌日は打って変わっての好天気。早速泥だらけのシューズを洗った。昨年の8月に怪我をして以来、底の堅さを感じてなかなか履けなかったこのシューズだが、ようやく履けるまで足が回復したようだ。その感謝を込めて丁寧に洗った。「まだまだ行けるぞ。俺の足もこのシューズも」。シューズを干しながら、私は心の中でそうつぶやいた。

地下鉄の階段で足を引きずりながら歩いていたH口さんの疲れは取れたろうか。そしてレースの途中で帰ったEちゃんと最後まで頑張ったYちゃん。この3人がいよいよ来月、制限14時間に延長された「いわて銀河」の100kmに挑戦する。自分も同じだが、結果を怖れずひたすらゴールを目指したい。緑のシャワーを浴びながら走ったあの10時間は、決して無駄にはならないと思うから。





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Last updated  2009.05.22 04:44:33 コメント(12) | コメントを書く


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