マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.06.07
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カテゴリ: 生活雑記
≪ 心の中の風景 ≫

 妻と「野草園」へ行った時にピンクのユリを見た。ササユリという名前だった。福島県との県境にある宮城県最南端の七ヶ宿町。その山中にササユリの自生地があることを聞いていた。確か天然記念物だったと記憶している。だが盗掘でほとんどが消え去った由。その幻のササユリを初めて見たのだ。自然の種類であんな鮮やかなピンクのユリがあったとは。

 「縄文の森広場」の展示を見た時、仙台市内には貝塚はないと書かれていた。だが私は見たことがある。仙山線の線路沿い。場所は北仙台駅から東へ1kmほど行った崖の下だ。それを見たのは私がまだ小学生だった時のこと。崖に白い地層があり、掘ると石灰化した貝殻が幾つもこぼれて来たのだ。貝塚は縄文人が食べかすなど、不要なものを捨てた跡。あれが貝塚でないとすれば一体何だったのだろう。

 「仙台市科学館」でもらったパンフレットによれば、今から1600万年前、仙台市茂庭一帯は海だった。堆積した茂庭層には大型の有孔虫などが含まれていて、それまでの産出分布を塗り替えたそうだ。1000万年前~500万年前、仙台市の西方には巨大な湖があった。太白区秋保から泉区七北田まで広がる湖は激しい隆起で出来たもの。冷温帯性落葉樹などの化石が出る由。

 500万年前には、現在の福島県いわき市から岩手県花巻市に至る、広大な内海が広がっていた。名前は「竜の口の海」。この地層にはセンダイゾウやクジラなど豊富な動物化石が含まれているそうだ。300万年前の噴火で埋まった立木が石化したのが硅化木。仙台市内霊屋を流れる広瀬川の中に、35本の石が立っている。世界でも珍しい群落を保護するため、小さなダムを作って水の中に沈めているが、橋の上から1本だけ確認することが出来る。人間が生まれていない時代の地球は、どんな風景だったのだろう。

 「仙台文学館」に置かれていた小冊子。『みやぎ「ふるさとの絆と思い出」プロジェクト』が製作したミニ写真集だ。未曽有の大震災で失われた郷土の風景を、残された資料から再現する試みだ。そこには破壊、流失する前の故郷が写っている。動画のURLから、私は「富山観音」を観た。あそこは「みちのくラン」で走ったところ。地震で壊れる前のと修復後の堂宇が写っていた。だが、私の足はもう走れない。

 「エクレールお菓子放浪記」という映画を楽しみに待っていた。だが調べてみたら、宮城県内での上映は既に終わっていた。確か仙台、石巻、気仙沼の3か所で各1日だけの上映。どうやら映画館で上映される種類のものではないようだ。そのロケ地は石巻市が中心で、震災前の懐かしい風景がたくさん観られると思っていたのだが。

 ブログに日本武尊のことを書いたら、よっちゃんさんが彼が死んだとされる三重の神社のことを教えてくれた。かなり前のことだ。再び書いた今回、今度は日本武尊の母の御陵について、兵庫のherenさんが教えてくれた。神話上の人物だが、神話を通じて歴史の一端を想像することは可能。真実に近づく喜びもさることながら、わざわざ教えてくれたブログ友の優しい気持ちがなにより嬉しい。





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Last updated  2012.06.07 09:37:07
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