マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.02.16
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 目の前をうなだれて歩くポセイドン。イルカを抱える腕も辛そうだ。かなりのランナーがゾロゾロと歩いている。これではゴールはおろか最後の第5関門も通過出来ないはず。歩けば時速4km。ノロノロでも走れば時速6kmにはなる。その差が結構大きいのだ。ドラえもんも牛さんも、遥か手前で歩いていた。暑さが「着ぐるみ」の彼らの体力を奪ったのだと思う。

 スタッフの人が水とバナナを持って来てくれた。これは有難い。私はまだ元気だが、走るのを止めたら急激に寒くなった。汗が冷えて来たのだ。慌てて毛布を被る。1枚では足りないと思っていたら、スタッフの人がもう1枚被せてくれた。それでようやく震えが止まった。リタイヤしたもう1人のランナーは、毛布を被って倒れたまま。風邪気味で体調が悪かったようだ。

 収容車が到着したのは15分後くらい。毛布を被って車に乗り込む。幸い、中はとても暖かかった。次の給水ポイントでもう1名のランナーを収容。私以外の2人は、床に寝たまま動かない。私はしっかりレースの模様を観ていた。やがて車はコースから外れて大回りし、第3折り返しから再びコースに戻った。必死にゴールを目指すランナー達。

 アクアマリンパークに着くと、スタッフがシューズのタグを外してくれた。見事ゴールしたランナーは、首にレイをかけてもらい、完走証を受け取るのだが、私はそこを素通りし預けた荷物を受け取った。風の当たらない個所で着替え、「カニ汁」をもらいに行く。暖かくて塩分が補給出来るカニ汁は嬉しい。別のコーナーでゼッケンを見せ、記念品を受け取る。これは初めてのことだった。

 M仙人とは間もなく会えた。2人揃って指定駐車場行きのバスに乗る。スタート前、M仙人には2つのケースを予告していた。1つはヨレヨレでも最後まで走るケース。これだと6時間はかかってしまう。2つ目は途中でリタイヤするケース。これだと速い仙人をあまり待たせずに済む。だが仙人は、てっきり制限の6時間ギリギリまで頑張ると思っていたようだ。

 50回ほど走ったフルマラソンでのリタイヤは4回目。32km地点で関門に捕まった「吉備路マラソン」は前夜悪友に70度の焼酎を飲まされたのが原因。中間地点で止めた「青島太平洋」は体調不良。同じく中間地点で止めた「NAHA」は、疲労骨折の影響が残っていたためだが、今回同様走ろうと思えば完走出来たと思う。ランナーにとって自らの意思でレースを止めるのは、結構勇気が要ることなのだ。



 実は1月末の「寅さん詣り」以降、体調がずっと悪かった。「いわき」の3日前にも嫌な鼓動を感じ、これはレースへの出場はとても無理でM仙人に断ろうと考えていたほど。それがその後体調が戻り、結局は参加することに決めたのだ。数日後、T田さんが送ってくれた写真には、不安気な表情をしたスタート前の私が写っていた。やはり写真は正直だった。

 「いわき」の翌日は、走友会の総会を兼ねた新年会。前日の仲間の様子が分かった。若手のS山さんは、何とあのアップダウンの厳しいコースでサブスリーを達成した由。新年会の翌日、再び鼓動に異常を感じた。レースでは何ともなかったのが、レースの数日後に体調不良になるのはなぜだろう。復調までには、まだ紆余曲折がありそう。そう覚悟を決めた私だった。<完>





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Last updated  2013.02.16 09:46:07 コメント(8) | コメントを書く


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