マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.03.21
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テーマ: たわごと(27734)
カテゴリ: ランニング全般


 近所の犬に近づく。良く吠えるのは動物センターで保護されていたため、警戒心が強いのだろう。「ヘバ!」男は子犬の名前を呼ぶ。ずいぶん大きくなった犬が近づいて男の指を舐める。「ヘバ、俺の加齢臭を覚えておけよ」。そう言いつつ、男は2枚のビスケットを子犬に与えた。するとそれまで吠えていた子犬が、なんと静かになったではないか。男の心が少しだけ和んだ。

 男は着替えて走りに行く。フラつきながらも走る男の姿は、まるで「物の怪」にでも取りつかれたかのようだ。「今日はいつもと逆廻りしてみよう」。だが、見える風景に変わりはない。それに竹藪を見ると急に尿意。これは条件反射なのか、それとも単なるひん尿か。ともかくその轟音に驚いて竹藪からキジが飛び立つ。立派なオスだ。「しまった。あれを捕まえ、それに犬と猿を家来にしたら、俺は桃太郎になれたかも」。

 空はどんより。男の住む町に今年初めて黄砂が飛来したのだ。最近さることで毒を吐き続け、体内からすっかり毒気が抜けた男は、ひょっとしてそれを補給しようとしたのかも知れない。何せ黄砂にはメイドインチャイナの有害物質PM2.5がたっぷりと付着している。男は大きく息を吸う。「う~む。まだ毒が足らない」。そこで次の補給ポイントへと向かった。

 つい最近セシウムのホットスポットが小川の畔で見つかったのだ。男が住む町で見つかったのは初めてだが、1日そこにいても健康に害はないようだ。その付近でまたもや大きく息を吸った男は、「まだ薄いな」とつぶやいた。毒素の補給としては物足らなかったようだ。田圃に野焼きの痕がある。ほほう、もうこんな季節か。東北にもようやくそこまで春が近づいたようだ。

 男は今日、朝一番のバスで病院に行く。昨年手術を受けてから1年。その検診結果が分かるのだ。「結果はともあれ、俺は病院から走って帰る」。男はそう決めたようだ。たとえお釈迦さまが地獄に1本の蜘蛛の糸を垂らしてくれても、この男ならきっと「俺は血の池の廻りを走る~っ!!」と叫びつつ、走り続けるに違いない。外はビュービュー。相変わらず春の嵐だ。





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Last updated  2013.03.21 04:54:37 コメント(4) | コメントを書く
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