| ≪石けん作りの流れ≫ 石けんは、『オイル(油)と水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダと水を合わせたもの)』を混ぜ合わせて鹸化(石けんになる反応)させることによって作られます。 *オイルと水酸化ナトリウム水溶液を混ぜたものを『石けんのタネ』と言っています。 鹸化が進むと石けんのタネは固まってきます。もったりしてきた状態を『トレース』といい、それが石けんのタネを型に入れるタイミングの目安になります。 型入れしてから24時間保温し鹸化を進めます。 *保温の温度が高いと『ジェル化』という反応が起こり、温度が低いとなかなか鹸化が進みません。 保温が終わったら型から出して約1~7日間乾燥させます。その後包丁などで切り分けをして、再び乾燥させ約一ヶ月間熟成させます。 |
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| 1.環境を整える ・お子様やペットがウロウロできるところで苛性ソーダを扱うのはとても危険ですので、落ち着いてゆっくり取り組める環境(時間と場所)を整えてから作り始めて下さい。 苛性ソーダは劇薬に指定されています。空気に触れると水分を吸収し、ベトベトしたものになります。水分を含んだ苛性ソーダが肌に触れると、皮膚のたんぱく質を溶かし火傷のようになります。(万が一苛性ソーダや石けんのタネが肌に付いた場合はすぐに水で洗い流して下さい。お酢で中和しようとすることは危険ですので止めて下さい。) 目に入ると失明する可能性が有り、誤って飲み込むと死亡することもあります。 ・ご自宅で作る場合は、流し台・換気扇のある『台所』で作るのが好ましいです。 *流し台: 苛性ソーダと水を混ぜている時に万が一ビンが割れても平気なように。 *換気扇: 苛性ソーダと水を混ぜている時に刺激のある蒸気が出るので。
・オイルと水は量って用意しておきます。 *水は前もって量り冷蔵庫で冷やしておくと、苛性ソーダと混ぜた時に苛性ソーダ水溶液の温度が上がりすぎるのを防げます。 ・苛性ソーダはフタを開けずに落ちない場所へ置いておきます。 *フタを開けておくと、苛性ソーダが湿気を含んでベタついてしまいます。 ・作業台に新聞紙などを敷き、苛性ソーダや水溶液がこぼれてしまっても大丈夫なようにしておきます。 ・必要な道具を揃えておきます。 ・オプションや型を用意しておきます。 *トレースが出るまで時間がかかりそうな場合は、後で用意しても大丈夫です。ハードオイル(ココナツオイルなど)が多いなど、トレースが早く出そうな場合はあらかじめ用意しておくと焦らずに済みます。
・オイル(全部)を湯煎して45℃くらいに温めます。
私は立ち上る蒸気を拡散させないように流し台ではなく換気扇の下で作業していますので、水をはらずとも深形鍋にビンを入れ万が一ビンが割れても安全なようにしています。
表面に泡立て器で混ぜた跡が残っています。 ※トレースが出るまでの時間は、使用したオイルやその他の材料によって大きく異なる場合があります。
気温の低い冬などはお湯を入れたタッパーなどを一緒に入れて保温します。 気温の高い夏などは特に保温しなくても大丈夫です。
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