突然の宣告・・・
ポラロイドカメラで 撮ってくれた。
そして 愛美は 新生児室へ・・・私は 処置してから 病室へ 戻った。
その日は とりあえず ゆっくり 休んでくださいと言われ
眠りについた・・・。
次の日 新生児室の面会の時間が 決まっていたので
その時間に 愛美に会いに行った。すやすや 眠っていた。
『 よかった・・・無事に生まれてきて・・・』 そう思った。
夕方から 私は手術。それも 何とか 無事に終了して 病室に戻った。
そのときに 実家の母と義妹が 来ていた。
『 愛美に面会に行ったら 別室に居て 先生が診察してて
看護婦さんも 慌しくしていたよ・・・。何か 心臓を調べて
いるように 見えた 』
と 言って 何なんかね～と 話していた。
私も 麻酔は切れていて 上の空で 聞いていたけど 何かがあったと
いう事だけは 分かった。
夜になって 夜勤の看護婦さんが 実家の母を廊下に呼んで
何やら話していた。私は 一気に不安になってしまった。
やっぱり 何かがあったんだ・・・。
その後 母は 今日は ゆっくり休んで、夕飯の支度しなきゃいけないから
帰るねと言って 帰っていった。
母が帰った後 さらに 不安が募り 検温に来た 看護婦さんに
『 何かあったんですか？子供が何か 検査していたようだと
聞いたのですが・・・』
と 泣く泣く聞いてみた。看護婦さんは
『 何も聞いてませんよ。今日は とにかく 休んで・・・ 』
と 言うだけだった。私は こらえ切れなくなって 声を押し殺して
泣いて眠りについた・・・。
次の日 １２月７日。 お昼頃に やっと自分で歩けるようになって
昼食を済ませたところに 旦那が来た。そして 実家の母も・・・。
『 何？どうしたん？？何で こんな時間に来たん？？それも２人して』
と 聞いてみた。旦那は黙って・・・実家の母が
『 昨夜 看護婦さんから 明日のお昼に 大事な話があるから
子供のお父さんに 病院に来るように伝えて と言われて来たの』
と・・・。やっぱり・・・そうだったんだ・・・
そして 看護婦さんに呼ばれて 新生児室に 行った。
中に入るのは 子供の親だけ。。。母は 廊下で待っていた。
先生に まず、子供の身体について 説明を受けた。。
『 赤ちゃんの事ですけど 心音が 他の赤ちゃんとちょっと
違って 不整脈がありまして 超音波で調べた結果
先天性の奇形が 心臓にあることが 分かりまして・・・』
『 今日 僕が診たところでは ”ファロー四徴症”だと思います。
この病気は・・・（以下省略）』
と 長々と 説明が始まった。
頭の中が 真っ白になってしまった。先生から
今は 自分で呼吸が出来ているけれども このままだと 息をするのも
苦しくなって 自発では無理。人工呼吸となっていきます。と言われた。
そして ここの病院では 治療は限りがあります。
出来れば専門の病院に行って 手術をすることが 第一です。
それも早い時期に・・・。ということで どちらの病院を考えられますか？
と 言われた。そんな事 急に言われても どこが いいのか
わかるわけない！！ 先生が言った 病院２つの内 ひとつは県内
もう一つは 県外だった。
私は 県内の方を お願いした。
愛美を見ると どこが悪いのよ・・・って思うほど 顔色もよく
元気そうに見えた・・・。先生の話を 聞いてる途中で 涙が溢れ出し
愛美を抱っこすることも 出来ないのかと思うと 悔しくて仕方がなかった
何が 原因なの？私が 妊娠してると 気づかずに 頭痛薬を 飲んだり
していたから？？？どうして？？考えれば 考えるほど・・・
辛く 頭が混乱してしまっていた。
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