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みなさんは100円ショップ、好きですか。
安いから、おこづかいでいろんなもの買えますね。
わたしはこないだカードを買いました。
刺しゅうの入った布が貼ってあるかわいいものです。
布をはがしてみたら、何と機械ぬいではありませんでした。
手ぬいとなるとこれを仕上げるのに15分はかかるんじゃないかな。
これを作った人の時給400円?
いえいえ、刺しゅう糸はピアオオタニのとなりで120~150円で売っていました。
布をはってあったようなカードになるかたい紙はジャスコの文具売り場で15~30円。
お店に置くために送った料金は?
お店で売るためにいる店員さんの時給は?安くても400円はするでしょう。
じゃ、これを作った人の賃金は?ほとんど残らない。
世界の市場の「安いもの」の多くは貧しい国の貧しい人が安い賃金で作っています。
暗い工場でうんざりするほど長い時間同じような作業をくりかえしています。
働いているのが子供だったりすると、賃金は本人ではなく、親か悪い大人が受け取ります。
そして、みなさんより幼くして働かされている子は大勢いるのです。
わたしが手にしている安いものは遊んだことがない子供が作ったものかもしれない!
なぜ、子供を働かせるのか。
人経費(働く人に払うお金)が大人より驚くほど安くてすむからです!
安い、と文句をいう力がないからです。
つらくてもうできない、と言ったら脅せるからです。
「じゃ、ご飯抜きね。」
何て恐ろしい世界でしょう。
安ければ、いい。
できるだけ安くするために誰かを辛い目にあわせている。
世界にはそういうことがあるのです。
わたしの持っているモノはどこでどのように作られたんだろうか。
安いものをゲットできれば八ッピーなんだろうか。
モノを買う、ということは、それを作った人の労力にお金を払うことです。
そこに感謝と敬意があるなら少々高くても良い買い物でしょう。
漫画を買うということは徹夜でかきあげた漫画家への感謝です。
つるは昨夜徹夜で絵を描いていて、天野さんとスタッフのすばらしさに触れました☆
お金を使う、ということは社会に参加して社会に影響を与えることです。
みなさんの考え方を社会に表すことです。
安いのは助かる。でも、安いほど、いい、とみんなが思うと何が起きるか。