ソウルひとり旅6日目-国立現代美術館とサムゲタン
イエイニネにお宿をかわり、さっきお洗濯をしてほっと一息つきました。
今日は、ソウル郊外の山の上にある美術館に行ってきました。
地下鉄「安国」駅から45分くらいかかる「大公園」駅まで、料金は1000Wです。そこから美術館のシャトルバスに揺られて8分。どうしてこんな山の中に作ったやろ。
すごく広くて立派な美術館でした。1階中央ホールにあるナムジュン・ペクの吹き抜け天井まで届きそうなビデオアートの搭のまわりを、らせん階段が囲んでいるのは、NYのグッゲンハイム美術館みたいやったなあ。スペースがゆったりしていて天井もたかいので、とっても気持ちよかった。
ここに2時間ぐらいいて、地下鉄で戻ろうと「地球の歩き方」を見てると、年配のおじさんが日本語で話しかけてきました。日本のいたるところに行ってはるみたいで、今年の夏には東北に行ってきはってんて。香川県の親善大使もしてはるそうです。会社の会長職を外れて、今は顧問として悠々自適の人生かな。週に5万歩歩くと、決めてるそうで雨の日も雪の日もチャレンジするんやて。今日も大公園を一周してきはったそうです。ヨーグルトドリンクもくれはりました。
地下鉄では、年配の人が乗ってくると若い人は席を譲ることが多いようです。優先席に若い人が座っているのも、まだ目にしてません。でもそのおじさんは、最近の若いモンは席を譲らなくなってきたと言ってはりました。
韓国で女性のひとり旅は珍しいのかもしれません。ちょっと迷ったふうにしていると、おじさんが声をかけてきて助けてくれはります。
仁寺洞の屋台にホットクっていう黒砂糖入りとうもろこしの粉の揚げパンみたいなのを買いに行ったんやけど、寒くて早仕舞いしはったそうで、買えへんかった。
ソウルに来てから、ちゃんとした食事は1日1食で十分です。量がすごいので一度食べたら満腹になるんと、スナックみたいなおいしいものがいっぱいあるから、それで済んじゃいます。 今日もお昼は「トッポキ」っていう、うるち米のお餅をソーセージみたいに細長くのばしたものをカットして、コチュジャンベースの甘辛いたれで煮込んだもの、紙コップ1杯で500Wやった。エビチリのエビの替わりにお餅が入ってるみたいなもんです。 晩ごはんは、「土俗村」っていうお店でサムゲタン(参鶏湯)を食べました。鶏のお腹の中にもち米と高麗人参まるごと1本、ナツメ、栗、銀杏、松の実などがつまってて、白いスープで煮込んである。それに大根と白菜のキムチとニンニクスライス、おちょこに強いお酒付きで12000W。あっさりしておいしかったよ。 帰りにイチゴが食べたいと思ってお店で見たら、10000Wもしてる!高くて買えなかった。みかんは4、5個で1000W。寒いからフナ焼きにしました。これは4匹で1000W。「プオッパン」っていうて、日本でいう鯛焼きやね。皮がモチモチして餡があっさりしてます。
明日は、お宿のオーナーのお父さんが、仁旺山にお水を汲みに行くのに、一緒に連れてってもらいます。
ソウルひとり旅7日目-お宿の朝ごはんとシャワー
メリークリスマス♪クリスマスのひとり旅はちょっと寂しいな。ケーキの箱を提げて家路に急ぐ人を見てると、特にそう思います。
昨日から泊まっているお宿イエイニネには、手作り朝ごはんがついています。
今朝は、エノキ、モヤシ、お豆腐のお味噌汁と、白菜キムチ、玄米入りご飯でした。とってもおいしかったよ。お味噌の味は日本と似てるようでちょっと違う。豆味噌なんやけど、よく醗酵してて、こくのある味やった。
ここのお宿では、キムチの先生による手作り教室もやってはるぐらいで、キムチもおいしいよ。
今まで泊まったお宿は、どこもバスタブはついてません。シャワーっていっても洗面台に蛇口と切り替えになってるシャワーがついているだけ。シャワー付き洗面台やね。トイレとシャワーつき洗面台があって、床はタイル。シャワーを使うと床がぬれちゃうので、ビニールのつっかけが置いてあります。シャワーカーテンがないところもあって、そうするとトイレもぬれちゃう。昨日の洗濯機の排水も、直接そのトイレの床に流れるようになってました。
最近は違うんやろうけど、昔からの普通の家では、シャワーしかないとこも多いみたいです。毎日はシャワーで、週に1回ぐらい銭湯に行ってサウナに入ったりして、アカスリしはるみたいです。
トイレも紙を流さないで、ごみ箱にっていうところもまだ多い。下水道の事情があまりよくなくって、そうしないと詰まっちゃうみたいです。タイなんかでもそうやね。
韓国は日本よりアジアの国っていう感じが強いです。地に足つけて質実に暮らしてはるなあ。
ソウルひとり旅7日目-仁王山ハイキングとルミナリエ
今日の予報は、最高気温2℃、最低気温-8℃。
イエイニネゲストハウス、ホスト金殷培(キム ウンベ)さんのお父さんとハイキングです。日本語の勉強を始めて1年のお父さんと、韓国語が全然わからない私の二人で10時ごろ出発しました。高さ338mでそれほど高くはないんやけど、急な石段を登っていくので足が疲れます。上のほうまで登ると、ソウルの街並みが一望できました。山頂のそばには警察の監視小屋のようなものもありました。
お父さんと、いろいろ話しました。韓国語を教えてもらったんやけど、すぐ忘れてしまう。冬は寒い、ギョウル チュウン。山はサン、雪はヌン。日本語(イルボノ)では何ていうのって言われて、日陰、日なた、虎などをひらがなで紙に書きました。3時間ぐらい話しながら歩いて楽しかった。
石窟庵のそばで湧き水をペットボトル5本に詰めてから帰ります。お父さん68歳やそうですが、月曜から金曜まで毎日山に登って水を汲んで、30分ぐらい体操するのを日課にしてはるそうです。ヒョイヒョイって登っていきはる。とってもお元気です。お水は、下半身が不自由なお母さんのためにって汲んではるんです。やさしいなあ。それと山に登ってる時だけが、自分だけの時間で、考えごとをしたり、日本語の勉強をしてはるんやて。お母さんのお世話せなあかんからなあ。
一緒に昼ごはんを食べようと、誘ってくれはって、おうちでお父さん、お母さん、金殷培さんと4人でいただきました。
じゃがいもいっぱいのカレーとキムチ、鯖の塩焼きです。キムチは安東にあるご主人のご実家から送ってきはったものやそうです。鯖は一匹焼いたんを、みんなでつつきます。どれもおいしかったよ。とっても素敵な体験ができました。
お父さんにお互いに日本語、韓国語を勉強して1年後にまた話しましょうって言われちゃったよ、勉強しなきゃ。
午後からは、市内のグリーンバス7022で市庁まで行って、まずは、ロダンギャラリーへ。
SHE’S LIKE A RAINBOWという企画展をやってて、色ごとにドレスを展示してました。日本人のデザイナーではコムデギャルソンや三宅一生、古いディオールやピエールカルダンもあっておもしろかった。
次に徳寿宮っていう王宮を見て、徳寿宮美術館(国立現代美術館別館)で「アジアのキュビズム」展を観ました。国ごとにキュビズムの表現が違って興味深かった。
そのあとソウル私立美術館で「マチスとフォービズム」展。ここは裁判所や大法院として使われていた建物を、内部を現代的に改装してあって、おしゃれな雰囲気。デートで来てるカップルだらけやった。寒いのに半そでワンピースやミニスカートの女性もいてびっくりしました。人気がある展覧会みたいで混雑してました。 美術館を出ると5時半ごろで、市庁舎の前のルミナリエが点灯されていてきれいでした。スケートリンクまでできてるんやて。
晩ごはんは南浦麺屋の冷麺6500W。 トンチミ(水キムチ)と牛肉スープキムチとお茶がでてきます。このトンチミがおいしかった。お店に入ったすぐのところに、壷が並んでて、日付が書いてあります。こうやって熟成させて食べごろのを出してくれてるみたい。冷麺はおばさんがはさみでカットしてくれました。トンチミと牛肉スープを合わせて冷麺のスープができてるみたい。ほんのり甘いあっさりスープに、コシはあるけど、それほど硬くない麺。スープに氷まで入ってて寒くなっちゃった。寒いときの食べ物だっていうけどどうしてやろう。歩いて清渓川に行くと、ここにもルミナリエが。
清渓川復元事業
が今年の10月1日に完成して、大人気の場所です。ここにもカップルや家族連れがいっぱいでした。
ケーキ屋さんをのぞいてみたら、ホールの大きいのしか売ってなくて、お宿に帰って、昨日のふな焼きの残りと、持参してたトラピストクッキーを食べて、ココアを飲みました。
明日は筋肉痛になりそうやわ。
ソウルひとり旅8日目-今日の朝ごはん、キャベツ焼きのサンドイッチ
今日の予報は、最高気温1℃、最低気温-4℃。雪がうっすら積もってます。
今朝の朝ごはんはサンドイッチとりんごジュース。このサンドイッチがおいしかった!
トーストした食パンにはさんであるのは、キャベツのオムレツのようなもの。細かくきざんだキャベツのたっぷり入った厚さ1cmほどのオムレツ、卵よりキャベツがぎっしりで、キャベツ焼きって感じ。それをパンにはさんで片面にはケチャップとマヨネーズ、そしてもう片面にはお砂糖がふりかけてある。口に入れるとキャベツの食感と甘みがひろがって、マシッソヨ(おいしい)。あとをひくおいしさです。
朝7時半ごろ、5階のこの部屋まで持ってきて、そっと置いていってくれます。うれしいな。
昨日のハイキングで、脚が痛いです。
今日は、完全予約制の三星美術館「Leeum」に行きます。事前に入場料を振込むと2割引きになって、デジタル展示ガイドも無料で貸してくれるっていうので、韓国についた翌日銀行で振り込んでみました。手数料1500Wで係りの人の言うとおりに申込書に書くと簡単に振り込めたよ。
郵便局で切手も買ったよ。口で言っても通じないから、紙に切手の値段と枚数を書いて渡しました。エアメールの葉書だと350Wです。年賀状は韓国から出しました。
韓国語で道を聞かれたり、話されたりするのは、韓国になじんできたからかな。でも、韓国語が話せなくて残念です。
ソウルひとり旅8日目-三星美術館「Leeum」
今日は市内バスと地下鉄を乗り継いで「漢江津」まで行きました。バスと地下鉄を30分以内に乗り換えると、最終目的地までの距離で計算してくれます。
「漢江津」の駅から歩いて7、8分のところに三星美術館「Leeum」があります。
三星っていうのはSAMSUNGのことで、サムスンオーナーの名字Leeと美術館の語尾-umを組み合わせて、Leeum、リウムやそうです。
建物自体も、8年の年月をかけて過去・現在・未来の3つをテーマに、それぞれ別の世界的に有名な建築家が設計した建物が組み合わさってできている、ユニークなものです。受付で貸し出しているPDAには日本語のガイドもあるので、ようわかります。 古美術館(MUSEUM1)には、国宝36点をはじめ120あまりの作品が、4フロアに、高麗青磁器、白磁、書画、仏教美術・金属工芸とそれぞれ分けて展示されています。 これはすごかった。この美術館を観れば、韓国の最高水準の古美術を網羅して観ることができます。どれも選りすぐりの逸品。どうして個人がこんなのを集めることができたんやろ、すごいなあ。
逆円錐形の建物を4階かららせん階段で降りながら観られるようになってます。
現代美術の常設展(MUSEUM2)は3フロアーに分かれていて、韓国の近現代、海外の近現代、国際現代美術が展示されています。韓国のアーティストは充実してたな。世界のほうは有名な人のを1点ずつ寄せ集めてきたって感じかな。
それと企画展はマシュー・バーニーの「拘束のドローイング」。これは今年の7月、8月に金沢21世紀美術館でやってたので、観たいと思ってたからちょうどよかった。11時から1時半まで「拘束のドローイング9」の上映を観ました。日本が舞台になってて、阿波踊り、捕鯨、茶道、海女さんなどいろんなテーマが交錯する不思議でおどろおどろしい映像です。すごく衝撃的やった。それに、この映画作るんにどんなけお金かかったんやろう。捕鯨船借りたり、特殊な映像を撮ったり、空からも撮ってるしなあ。 展覧会では、「拘束のドローイング」シリーズの彫刻インスタレーション、写真などが展示されてました。
映画も観たので5時間ぐらい美術館にいました。疲れたので、カフェで念願のイチゴのショートケーキとエスプレッソを頼みました。2つで8500W、いいお値段ですが。日本のケーキのほうがおいしいよ。生クリームが植物性みたいでもひとつでした。
梨泰院まで歩いていって、地下鉄で明洞へ。
クリスマスの日曜日だからか若い人たちであふれ返っていました。途中でイカ焼き(のしイカをバターで焼いたの)2000Wを買って食べながら、韓国カトリックの総本山、明洞聖堂へ。ソウル中の信者さんが礼拝に訪れるそうで、人でいっぱいやった。なんとかもぐりこんで、10分ぐらい神父さんのお話と、賛美歌を聞いてました。
晩ごはんは、明洞餃子へ。韓国の人たちがようけ並んでいるなかに、一緒に並んで、でも10分ぐらいで入れました。韓国風おうどんカルクススを注文。鶏のスープに稲庭うどんの伸びたのと、ワンタンと、ひき肉、たまねぎ、ニラ、たっぷりのニンニクが入ってるようなもの。あっさりしててなかなかおいしいよ、これで6000W。キムチとご飯もついてきます。まわりの人はキムチを混ぜて食べてはったよ、それもキムチを何回もおかわりして。マンドウ(豚肉とニラのスープのないショウロンポウみたいなの)10個6000Wをテイクアウトしました。
ロッテデパートにも行ってみたよ。食料品売り場は思ったほど広くなかった。ケーキをみたけど、すごくおいしそうなのもなかったので、行列ができてたKrispy Kremeドーナツを買いました。
その場で作ってるのが見られておもしろいよ。自動的に揚げられてお砂糖がけになるの、それを試食ってひとり1個ずつくれたよ。ホストの金さんとこに6個、自分用に2個買って9200W。バスに乗ってお宿に帰ってきました。
金さんはまだ帰ってはらへんかったので、お父さんにドーナツとマンドウ8個(2個だけ自分用にお皿に取り分けさせてもろたん)をクリスマスプレゼントって渡しました。上のお姉ちゃんはドーナツ喜んでで、下の男の子はマンドウ大好きって踊り始めました。クリスマスって何かをしてもらうより、何かをさせてもらったほうが幸せになるような気がしました。
ソウルひとり旅9日目-今日の朝ごはん、キムパプ
今日の予報は、最高気温0℃、最低気温-7℃。雪がうっすら積もってます。
今朝のイエイヌネの朝ごはんは、キムパプ(海苔巻き)と豆もやしのスープ。具は卵焼き、ハム、きゅうり、にんじん・大根・ごぼうのお漬物、かにカマ、これを酢飯じゃない普通のご飯と一緒にぎゅっと細めに巻いてあります。もちろん海苔は韓国海苔。あっさりしてて、おいしい。おなかいっぱいになったよ。
今日は、またお宿を替わります。
ここ、 イエイニネ
はとってもよかったなあ。こんなに広くてなんでもついてて、手作り朝ごはんがおいしくて、1泊30000Wだよ。二人で泊まったら一人25000W。韓国ではちょっとしたビジネスホテルでも10万W、特1級という一流ホテルやと30万Wぐらいはします。
私が泊めてもらってたんは、屋上にあるRoom7です。大きな冷蔵庫、調理道具、電子レンジ、浄水器、日本語ができるPC、洗濯機、ベッド2台、TV、シャワー付き洗面台、ドライヤー、変圧器、シャンプー、コンディショナー、バスタオル、フェイスタオル、インスタントコーヒーやティーバックまで揃ってるよ。気になるのは、5階だから階段の上り下りがちょっと大変なことと、下水管からの臭いぐらいかな。でも、景色はええよ。こことは別に一軒まるごとのゲストハウスに8部屋あって、そっちがメインのゲストハウスです。
バス停から近いから、バスに乗って景福宮やソウル駅、南大門にも出られるし、景福宮の駅まで歩いても12、3分やし。
金さん一家はとってもあったかい人たちで、いろいろと相談にのってくれる。
ここならだんな様と泊まってもだいじょうぶそう。これからの、ソウルの定宿はイエイニネになりそうです。
ソウルひとり旅9日目-念願のホットク
お宿を替わりましたが、イエイヌネがとっても懐かしいです。
ここ南山ゲストハウスはバックパッカー向きのお宿みたいです。一応VIPルームに泊めてもらっていて、オンドル部屋でバスタブが付いているし、3部屋で共通のリビングと台所もついてるんやけどね。
バスタブがあるのがいいかな。でもPCは本館に来ないとないし、自分のPCつないでみたけど、使えなかった。
今日のお昼はトックカフェ「ジルシル」で餅弁当を食べました。お餅のサンドイッチはコールスローサラダがはさんであって不思議なお味。海苔巻き餅の具はキムチ。かぼちゃの餅ケーキもあったよ。一番おいしかったのは、左下の海苔巻きみたいなのの上にあるピンクのお餅の飴掛け。珍しいね、あごが疲れました。でも朝のイエイヌネお母さんにもらったトックがおいしかったよ。そうだ、お土産にって産地から送ってもらった韓国海苔ももらったよ。
お昼ごはんを頭の上に載せて運ぶおばちゃんあ、おもしろかったな。
えーっと、それから昌慶宮と世界遺産の宗廟に行って、念願の仁寺洞のホットクを食べました。3時過ぎに行ったら、まだ準備中で20分後じゃないとできないよって言われたので(たぶん)、しばらくブラブラして戻ってきました。丸いすき焼き鍋みたいなのに、油を溶かして揚げていきます。ねっとりしたパン生地みたいなのをちぎって、真ん中にお砂糖とシナモンとナッツを混ぜたものを入れて丸めます。それを5cmぐらいの油の中に落として、ひっくり返すと同時に、コテみたいなので丸く押しつぶします。表裏を3分ぐらい揚げ焼きにしてできあがり。熱々をほおばると、外はカリッ、中はお砂糖が溶けてトロリ、おいしい!
晩ごはんは明洞「オウガ」の牛の生カルビと豚のサムギョップサルの韓定食、14000W。竹筒栄養ご飯が付いてます。ナツメ、ギンナン、黒豆、小豆などが入ったおこわが栄養ご飯です。おかずもいっぱい。焼肉は韓国に来て初めて。タップリの菜っ葉に、お肉とにんにく、もろみみたいなお味噌をのせて食べるとおいしかったよ。
ソウルひとり旅10日目-水原華城とセマウル号とシロアム汗蒸幕サウナ
今日の予報は、最高気温-2℃、最低気温-9℃。
今日は世界遺産の水原華城に行きました。
行きは地下鉄で1時間1300Wやった。水原の駅について観光案内所で詳しい行きかたを教えてもろて(もちろん日本語で)、市バスに乗って八達門のそばまで行きます。 そこから城郭を5.7kmハイキングです。
まず、華城行宮へ。ここでも日本語の音声ガイドを2000Wで貸してくれはるので、わかりやすかった。ここは、「チャングムの誓い」の撮影場所でもあるみたいで、日本語のパンフレットも用意されてました。
ここを1時間ぐらいじっくり見てから、城郭に登ります。どうせやからと30か所ちょっとある建造物すべてを歩いて見てまわりました。
都を移すために1794年から築城工事をして2年後に完成したんやけど、その直後に国王が亡くなりはって、遷都は中止になって、城壁の中を町にしてはります。私が知ってるんでは、スリランカのゴールもこんな感じやったけど。日本でいうと、皇居のお堀の内側が町みたいなもんかなあ。
歩くのは3時間ぐらいかかって大変やったけど、なんとなく韓国がより深くわかったような気がします。戦や防衛に対する考え方とか、美意識とか。
途中、華虹門のそばの「ヨンポカルビ」でお昼を食べました。奮発してセンカルビ(味付けしてない生のカルビ)29000Wを注文。水原のカルビはスウォンカルビっていって骨付きのおおぶりカルビで有名です。それを炭火で焼いてはさみでカットしてくれて、お塩でいただきます。
わざわざ冷凍でないって書いてあったから、韓国でも冷凍の輸入肉が多いのかもしれません。 お肉は味があっておいしかったけど、やっぱり日本のお肉にはかなわないです。でも付け合せの小皿が12皿もついてきておいしかったよ。
海鮮チヂミ、ブロッコリーのコチュジャンソースかけ、水キムチ、白菜の浅漬け、冷や奴のコチュジャンソースかけ、ほうれん草のナムル、三つ葉のサラダ、チシャのサラダ、レタスのスイートコーンかけ、繊切りキャベツのサラダ、ゲェジャン(ワタリガニを唐辛子味噌に漬け込んだの)、りんごのサラダ、さつまいもの飴がけ、みかん、甘すっぱいお茶。
満腹になりました。
城壁をぐるっと全部歩き終わって、水原の町や市場をのぞくと活気があっておもしろそう。ここに泊まってもいいかもしれません。
帰りは、セマウル号に乗ってみました。日本のひかり号みたいなんやね。ソウルまで2駅、33分かかって6700Wやった。グレイの座席はゆったりして座り心地はええけど、よう揺れたなあ。
アナウンスは韓国語、英語、日本語でありました。
ソウル駅で写真を撮ろうとしてると、運転手さんがライトを点けてくれはりました。ソウル駅は2004年1月に新しくなったばかりです。
ソウル駅で、31日に乗る釜山までのKTX(「のぞみ」みたいなもんかな)の切符を買って、駅のそばにあるシロアム汗蒸幕サウナに行きました。ここは韓国の人たちの憩いの場みたい。若いカップルもいっぱいきてました。入場料は汗蒸幕付きで7000W、それにアカスリが15000W。1階から5階まであるんやけど、5階は睡眠室、二段ベッドがぎっしり並んでたよ。ここに泊まることもできます。ゲームや食堂のあって、サウナもいろんな種類があります。
地下の大浴場には、塩サウナ、黄土サウナ、ひすいのスチームサウナ。お風呂も5種類ぐらいあったよ。1週間前にアカスリしてもらったばっかりやのに、またいっぱい出たのはなんでやろ。ていねいにやってくれて、気持ちよかった。
汗蒸幕も玉石サウナ、砂利のサウナ、ひとりずつのドーム型黄土サウナ、塩のサウナなどいろいろ。サウナで汗をかいて、酸素室(通常の2倍の酸素やそうです)で寝っころがって、3時間ぐらい過ごしてました。2階でキウイジュースも飲みました。
地下鉄で明洞に戻ってきて、地下街でDeli Manjooっていうカスタード入りのとうもろこし人形焼みたいなのを買ってそれが晩ごはん。12個で2000Wやった。それとセブンイレブンで買ったツナキムチおにぎり。
今日も、盛りだくさんな一日やった。
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