先行シングル「We Are Love」が発表されたときは、心が震えるほど感動しました。 こんなにみずみずしく、洗練された音ながら、そしてCharlatansらしいグルーヴィーさを失わないメロディ。シャープなギターのカッティングにちょっと甘いTimの声。Charlatansの完全形がそこにありました。この後にリリースされるアルバムが傑作であることを確信させる、素晴らしい一曲でした。
「For The Girls」も眩しいほどのジャングリーなギター、それにふわりとかぶさるオルガンがなんだかもう青春時代に帰ったようなときめきを感じます。 そこからだんだんとCharlatansワールドが全開になっていく。このグルーヴ感、激しくはないのになんだかトリップしていくようなこの音。そうだ、マッドチェスターだ!と勝手に拳を握りしめてにやけました。「Deeper And Deeper」とか、ぜったいライヴで聴いたら最高です。 「Glad You Grabbed Me」も好き!どこか懐かしい響きが胸をくすぐるんです。と思って歌詞をちょっと読んでみたら、晴れやかでいるようで胸が詰まるような、昔を顧みるような歌詞で。Tim、詩人だね!
というわけで、終始やさしく穏やかなメロディなのに、グルーヴ感満載のとんでもなく素晴らしい一枚が、「We Are Love」でした。
「We Are Love」のPV貼っておきます。 このギターで心が揺さぶられない人、いますか?
そうそう、大事なことを忘れていました。 彼らのマネジメント、Suedeと同じみたい。マネージャーがDidz Hammondでした! The Cooper Temple Clause~Dirty Pretty Thingsと応援し続けてきたDidzが、いまや私の最愛・Suedeとそれに加えてCharlatansに関わっているとは、嬉しすぎる。