my love story☆

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 私はすごく好きだった彼を、別れてから引きずったまま1年間過ごしてきた。いつも、もうこれでおしまいにしようって思いながらもお互いの馴れ合いで結局キルことできずにいた。その間に私にも彼氏ができてこれで終わりだと思ったのに、その人とダメになるとやっぱり私は弱くって彼のとこに戻ってしまってた。1年そんな関係を続けた彼にも別の誰かが現れてしまって、すごくつらかったけど私はもう必要とされなくなった。私にも彼氏ができてその人を好きだと思ってたから、もう彼を思い出さないでおこうって思った。何度こんな決意をしたか。

 やっと彼とは終わりを迎えて、もうすぐ出会ったときからすれば2年になる。順調に来てるはずだった。なのに、彼がちょっとしたことで今の彼女さんと別れることになって、それで私のとこにフラリ立ち寄った。ほんとに一瞬だけ。私は彼の存在をシカトするほど強くはなかったし、それ以前に自分が弱かった。頭だけは冴えてて現実を見てる。なのにココロだけは一瞬で引き戻されてしまう。そんなあの1年引きずったときの感覚がまたよみがえった感じ。

 それでもその一瞬だけしか私を必要としない彼のことは今までもそうだったからわかってた。だから頭は理解してる感覚だった思う。強くいたいと思ったし、あの未練だけでつなげた1年間をまた繰り返したくないって思ったから、その一瞬を私は忘れることにした。彼はやっぱり私じゃだめだし、私ももう彼とは無理だから。半分は事実を認める努力を、半分は思いこむマインドコントロールの努力をした。

 ずっとずっと忘れる努力をしてきたし、恋する努力もしてきたし、ただ前に進むことを目指して努力してきた。なのに、今、再度彼の存在を思い出してしまった。それだけじゃなくって私の存在だけは忘れてほしくないって思ってしまった。またあの時と一緒かもしれない。結局進んだふりして進めずにいたのかもしれない。ただ声聞きたいって思ってしまったし、会いたいって思ってしまった。ただそれだけ。それってやっぱり想ってるのかもしれない。すごく好きなだけかもしれない。でももう、それを言葉にはできないと思うし、想うこともしてはいけないところにいるって私は思う。それは私たちが繰り返してきたことをまた繰り返すことになるから。だからすごく苦しい。自分の気持ちを認識するのを自分自身が嫌がってるから。それでもココロは、ときに理性よりも強くて私は声を聞きたいって思ってしまった。電話してしまった。すごく聞きたかった声だし、ずーっと昔みたいにやさしい声だし、今もがんばってる彼の姿に私は自分の気持ちと、自分の弱さを実感してしまって泣けた。弱い自分がいて、そんな自分は嫌なのに、でもほんとに弱くて。その弱さを彼に見せれない自分も嫌で、わかってほしかったのに。

 これを未練といわずになんというって感じになってしまったけど…。これが私の今の思いだから記しておこうって思った。








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