桃チョコ

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2006.03.08
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「で。結局、美紀は疲れたの?」



実際はあんまり感じなかったと思う。


あれから一年。

思ったよりも楽しかったのかもしれない。






「もう、お別れなんだな。」



「・・・そうだね。。」
















                      ー楽しかったよ。

                              今まで。




私は心の中でそう言った。


一年の感謝を込めて。。






ー心の声が聞こえたのだろうか。

感謝を伝えた後、彼が口を開いた。



「また会えると思うか?」



「・・・・・・。」



返す言葉が見つからなかった。



会えたら何だというのか。



もし見かけたとしても、きっと会話をすることはないだろうと思う。

街中で知らない人と会話をしないように。






 きっと。


「ーそうだな。かなりの確率で。」







夕陽が沈んでゆくのが見える。

もうすぐ夜の訪れだ。

門限が近づく。





スッと立った私に向かって、彼は「あぁ」とだけ言うと時計を見た。




今、ここを去れば私達の一年は終わりを告げる。


















「元気でな。」


歩き出した私に向かって言った。




「うん。そちらも。」



     卒業式の終わった学校の桜が 新しいつぼみをつけ、


         美紀の歩みを見守っていた。 


                          <終>





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最終更新日  2006.03.08 17:54:11
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